美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

日乘 記事

2007年08月24日 | 風流

平成19年8月24日(金)

 

  4階にて,新聞を読んでいた。気になった写真を撮ってしまった。

 トップ画像は,東南アジア歴訪の安倍首相がインドでパール判事の息子さんと会談したもの。

 

 もう一つは作家の安達千夏(あだちちか)42歳。知らなかった。現代作家の作品はほとんど読まないので,と言い訳。

ウィキペディア(Wikipedia)によれば以下のとおりになる。

来歴・人物

 1999年に『あなたがほしい je te veux』でデビュー。同作で第22回すばる文学賞を受賞、第120回芥川賞候補。

 清冽で的確な身体感覚を表現することのできる稀有な女流作家である。地の文に一人称・二人称のせりふを織り込む手法の巧さによって,主人公(つまり「私」)の鋭敏な五感をぞんぶんに描き出す。

 不適切な処遇=虐待を背景に成長した人物を描くことが多いが、既存の大衆小説にみられるような、過剰な自己愛惜がいっさいはぶかれ,実にシンプルに,崩壊した精神の持ち主の心情を描写する。

作品

  • 『あなたがほしい je te veux』(集英社1999年)
※第22回すばる文学賞受賞作、第120回芥川賞候補作品
  • 『LOVERS』(祥伝社 01年 アンソロジー作品) 
  • 『モルヒネ』(祥伝社 03年)
  • 『Friends』(祥伝社  03年 アンソロジー作品)
  • 『おはなしの日』(集英社 04年)

書評だけで判断すれば,『モルヒネ』は読み,だろう。