平成19年8月13日(月)酷暑
猛暑日は気象用語のひとつなった。夏日(25℃以上)・真夏日(30℃以上)・猛暑日(35℃以上)という区分だ。ではこのまま温暖化がすすんで40℃以上が常態化するようになったらなんと呼ぶのだろうか?ありえないとは思うが……。
ところで伝統的な俳句では,猛暑という語をあまり使わないようだ。酷暑や極暑,炎暑,暑気などがそれに当たる語としてあるからだろう。もちろん猛暑を季語として使うことは可能である。しかし7月に使うのが筋らしい。8月(立秋以後)のこの暑さは「残暑」ということになっているからでもあるだろう。
そのような天候の中,はや稲は頭を垂れ始めた。今月末には稲刈りとなるだろう。
この時季の米はかつては早稲(わせ)と呼ばれたが,今では当たり前になったので,この語もあまり意味が無い。ちなみに中稲(なかて)・晩稲(おくて)という収穫時期の名称があり,季語でもある。