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夏の小旅行 前編~高千穂峡からオーベルジュ「森のアトリエ」 南阿蘇ルナ天文台~

2009-08-25 19:33:35 | 放浪記

気が付けば子ども達の夏休みも残すところあと1週間となってしまいました。

今年の夏休みは父親の入院等もあり、泊りがけで何処かに行くということが出来ませんでした。

それではちょっと可哀想なので、まめ八の憩室炎も完治したことだし、ちょうど23日(日)~24日(月)が休日だったこともあって何処か近場に泊まりに行こうということになりました。

 

まず向かったのが“天孫降臨の地”宮崎県の高千穂峡です。

なぜ高千穂峡に向かったのかというと、山の方が涼しいから・・・という単純な理由です。

ところが、皆さん考えることは同じとみえて、観光客が凄く多いのには驚きました。

正規の駐車場は満車だったために臨時駐車場に車を停め、すし詰めのシャトルバスに乗ってやっとこさ高千穂峡にたどり着きました。

 

観光案内等でお馴染みの景色ですが、高千穂峡です。

 

 

本当はボートにも乗りたかったのですが、余りにもお客さんが多くて待ち時間が2時間35分。

貸しボート屋が“営業終了”の看板を出していました。

 

 

仕方が無いので高千穂峡の遊歩道を散策する事にしました。

この高千穂峡は、大昔に阿蘇火山が噴火した際の溶岩流が、ここ五ヶ瀬川の流れによって急激に冷やされて出来た柱状節理による地形だそうです。

 

ここが五ヶ瀬川が最も狭くなっている場所だそうで幅2m位しかありません。

五ヶ瀬川はこのあと東に流れて延岡市で日向灘に注ぎます。

 

 

深い渓谷に新旧の橋が3重に架かっていました。

 

 

この辺り一体は、“天の岩戸”をはじめ、“天孫降臨の地”として神話にまつわる場所が沢山見られます。

この巨石は、その昔、“鬼八”という鬼が手玉にとって力を誇示したといわれる“鬼八の力石”で200tの重さがあるそうです。

分りにくいのですが石の右脇に見えるボートと比べるとその大きさがお解りになるかと思います。

 

 

ただ、この日は余りに観光客が多過ぎ、何処に行くにしても満員のシャトルバスに乗らなければならなかったので神話にまつわる場所は日を改めて訪れることにして、少し早いのですが今日の宿に向かうことにしました。

高千穂から再び熊本方面に戻ります。蘇陽から高森方面に右折。

高森峠を越えて南阿蘇に入ります。

 

そして今日のお宿がこちら・・・

 

 

南阿蘇ペンション村にある“オーベルジュ「森のアトリエ」 南阿蘇ルナ天文台”です。

大きな松とクヌギの木に囲まれた静かな場所にあります。

こちらは、全国でも珍しい天文台を併設したペンションなんですよ。

右手に見えるレンガ色の建物がその天文台です。(写真が暗いのが残念!)

 

 

2400坪の松林と芝に囲まれた英国調の洋館である本館には、5タイプ11部屋。別館のコンドミニアムには、4タイプ6部屋があります。

今回はコンドミニアムを予約していました。

 

お部屋の様子です。

 

 

敷地内で息子が見つけたカブト虫。

自然豊かな環境です。

 

阿蘇と言えば温泉。

さすがに写真は撮れませんでしたが、こちらのペンションには、こじんまりとはしていますが“岩風呂”という清潔で大変気持ちのいい天然温泉もあります。(部屋ごとに予約が必要です)

 

 

さて、夕食の時間です。

こちらのペンションでは、地元の素材を生かした本格的なフランス料理を頂くことが出来ました。

地元産へのこだわりだけでなく、食材はもちろん、コーヒー、紅茶に至るまでオーガニックという徹底したシェフのこだわりが感じられました。

 

まずは鰻のテリーヌ

星をあしらったデザインがいいですね。

赤の丸い粒は何だと思いますか?

これ、極小トマトなんですよ。

 

 

さつま芋の冷たいクリームスープ。

 

籠のパンは自家製パンで、しっとりフワフワ。しかもお代わりOK!

もちろんお代わり頂きました。 

 

飲み物は、今日は焼酎お湯割りはパス。白ワインを注文しましたよ。

 

 

海の幸のサンドウィッチ仕立て

 

 

メインディッシュは、熊本県産黒毛和牛のモモ肉のステーキ

柔かくて凄く美味しかったのですが、3分の1は子どもに取り上げられてしまいました。

 

 

最後にデザート盛り合わせ

 

 

料理はどれもシェフが工夫された創作フランス料理だそうで、夏にぴったりのお腹に優しい品々で大変美味しかったです。何よりどの品も素材の味が生きていて美味しく頂く事が出来ました。

 

さて、素晴らしい夕食の後は、いよいよこちらのペンションならではのお楽しみ。天文台での星空観察です。

こちらのオーナーは、大の天文ファンだそうで好きが高じて経営するペンションに九州最大の口径82cmのカセグレン式反射望遠鏡を設置されたそうです。

 

天体望遠鏡のドーム部分です。このドームの中に反射望遠鏡が収納されています。

 

 

ペンションに宿泊したお客さんや事前に予約を入れておいた希望者を対象に、この天体望遠鏡を使って星を見せてくれるわけです。

天文台のドームが開いて、ペンションのオーナー自らが夏の星空の説明をしてくれました。

今の季節は木星が明るく輝いているという事で、この日は木星と白鳥座のデネブを見せて頂きました。

写真で御紹介できないのが大変残念ですが、木星のオレンジ色の縞と、明るく輝くガリレオ衛星が見えた時には本当に感動しましたよ。

また、デネブの青白い神秘的な光も素晴らしかったです。

 

こちらがペンション自慢の口径82cmのカセグレン式反射望遠鏡です。

 

 

この日は天体観測の途中から雲が出てきて、予定よりも早く終わってしまったのが残念でした。

なお、雨天時にはペンション内に併設されているプラネタリウムを使ってオーナーさんの説明があるそうですが、このプラネタリウムも本格的で素晴らしいものだそうですよ。

 

天体観測が終わったので部屋に戻ります。ひんやりとした空気の中、コンドミニアムまで松林の中を虫の声を聞きながら歩きます。

 

夜のペンション本館。

 

 

夜になるとさすがに阿蘇。クーラーは必要ありません。

窓を開けているとひんやりとした夜風が虫の声を運んできます。

今日は盛りだくさんの一日で少々疲れたので早めにベットに潜り込みました。

 

翌日は、九重方面に向かい、牧の戸峠からラムサール条約湿地でもある長者原のタデ原湿原に足を延ばしました。

 

次回に続く・・・

 

オーベルジュ「森のアトリエ」 南阿蘇ルナ天文台》

〒869-1502 熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川1810 TEL 0967-62-3006 / FAX 0967-62-2079

http://www.via.co.jp/luna/

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

yut666 [2009年8月25日 22:43]
こんばんわ。体調回復されたとのこと、何よりです。
高千穂峡は話には聞いていますが、すごい所ですね。九州旅行ができたら是非訪れたい所の一つです。
ペンションもとても素敵で、食事も実に美味しそうです。天体望遠鏡やプラネタリウムもうれしいサービス(施設)ですね。私も天文好きなので、こちらも是非行ってみたいと思いました。

1か月の休みが取れたら行くんですけど、取れるわけがないというのが現実です。(涙)
まめ八 [2009年8月25日 22:52]
yut666さん、こんばんわ。
いつもコメント頂き、有難うございます。
yut666さんが天文好きで良かったです。(^O^)
是非、お出で下さいよ。
こちらは1ヶ月も休みは必要ないですよ。
熊本空港からレンタカーで40分も運転すればルナ天文台。翌日1時間運転すれば高千穂です。
費用も家族4名で4万ちょっとなんです。
さらにもう一泊できればルナ天文台と高千穂のちょうど昼間に清和天文台(50㎝望遠鏡)もあり、こちらはコテージで宿泊が可能です。
たまには夜空を見上げて浮世の憂さをわすれるのもいいですよ。(^O^)
にーなな [2009年8月30日 10:10]
おはようございます。
高千穂峡の涼しいショットが秋を感じさせてくれますね。
素敵なペンションですね。プラネタリウムは興味があります。といっても知識はほとんど持ち合わせてはいないのですが。。笑
料理もとても美味しそうです。以前、甲信方面にいたことがあり、ペンションはその時以来訪ねていないなあと思い出していました。おかげさまでまた出かけてみたくなりました。笑。
まめ八 [2009年8月30日 22:29]
にーななさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂きまして有難うございます。
恥ずかしながら私はペンションがこんなに居心地がいいものだとは知りませんでした。
宿泊者数が少ない分、一人一人のお客さんに対するちょっとした心遣いが嬉しかったですね。
天文台が無くても人知れない宿で自分だけの時間を過ごすって凄く贅沢な気持ちにさせてくれますね。


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