先週の土曜日は、春には珍しい位に綺麗な青空が広がりました。
ただ、この日は雑用が多かった上に、家族の都合が合わず残念ながら遠出は出来ませんでした。
夕方になって少し時間が出来たので、吉無田水源まで水汲みに行くことにしました。
吉無田水源で水汲みを終えて帰路に就いた頃、ちょうど陽が西の空に沈もうとしていました。
その余りの美しさに車を停めて、暫し高原の夕陽に見とれてしまいました。
夕陽を受けて高原の木々もまるで松明のように紅に染まっていました。
澄んだ青空と夕陽を受けて燃え立つ木々、そして新緑の若葉のコントラストが何とも言えない彩を醸し出していました。
その間にも春の夕陽はどんどんと傾いていきました。
赤味を増す夕陽を受けて高原の木々はますます燃え上るかのように紅くなってゆきます。
まるで紅葉した秋の高原のようです。
幻想的な風景でしょう?
これぞまさに桃源郷です。
そしてその桃源郷も夕陽に染まっていきました。
この日は空気がとても澄んでいたので遠く島原半島から有明海まで見渡すことが出来ました。
阿蘇の方角の空には既に夜の帳が迫っていました。
熊本空港を飛び立った旅客機が夕陽の彼方に飛んでいきます。
熊本平野の街の灯が次第に明るく輝きだしました。
春の夕陽はゆっくりと暮れていきます。
夕陽はやがて金峰山の彼方に姿を隠し始めました。
夜の帳が急速に辺りを包み込み始めます。
それと同時に冷たい風が、高原をまた冬に引き戻そうと吹き始めました。
でも、それは諦めの悪いこの冬の最後の悪あがき。。。
この吉無田高原にも間違いなく春はやって来ていました。
“ようこそ!2012年の春。今年はやけにのんびりしていたんだね。みんな待ちくたびれていたよ”
冬の間、じっと寒さを耐え忍んだ逞しい生命が一斉に芽吹く季節がやって来たのです。
あと2週間もすれば、ココ吉無田高原も若葉萌える草原に姿を変える事でしょう。
コメント
- 宮ちゃんNO1 [2012年4月11日 21:58]
- こんばんは~ 宮ちゃんで~す!
夕日が沈む・・・吉無田高原・・・雅に桃源郷デスね~
昨日上野公園にさくらを見に行った時
趣味で写真を撮って居る方が言ってましたが
夕日が沈む前・・・数十分間だけを写真に撮って居るとか?
幻想的な光の演出が有る様デスね~ - ビックなトトロ [2012年4月11日 23:56]
- こんばんは~~。
すばらしい~~
ホント綺麗です。
絵に描いたような夕焼けですね。
そういうシチュエーションで写真撮りたいです。
一枚目の丘の上に女性一人両手を広げて立たせたシチュエーションで撮ってみたいです。(笑)
変ですか~~(爆) - まめ八 [2012年4月12日 13:50]
- 宮ちゃん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
日中には白色にしか見えない太陽光も、朝・夕には大気がプリズムの役割を果たして刻一刻様々な光のイリュージョンを見せてくれます。
物体の色って光の反射によって決まるわけですから、太陽光の色が変われば物体の色も変化します。
今回ご紹介した写真は、画像の加工は行っていません。
自然って時として天才芸術家にもなるのですねぇ。(^0^* - まめ八 [2012年4月12日 13:53]
- ビックなトトロさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
いえいえ。。。全然変じゃありませんヨ~。
美しい風景には、やはり美しい女性ですよ。
ムサイ男では絵になりません。(^_^;)
でも、撮影会にでも参加しない限り美しい女性にポーズとって貰っての撮影って難しいですねぇ~。
やたら素人の方に頼んじゃうと、変に勘違いされてしまって大変な事になりますからね~。。。(T△T) - ヴェル24 [2012年4月12日 23:13]
- こんばんは。
最初の写真は、繊細な絵画かと思いました。幻想的な空間をかもしているようで、見惚れるのが良く解りました。
夕日が山の端にかかる写真は、青森のりんご公園で見た夕日を思い出しました。綺麗ですねエ。溜息が出ます。 - まめ八 [2012年4月14日 14:20]
- ヴェル24さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
この日は春にしてはとても空気が澄んでいたので綺麗な夕景を見ることが出来ました。
自然って本当に素晴らしいですネ~。人工的な美など及びもつかない位に美しい姿を見せてくれるのですから。。。
人間の営みや思惑などちっぽけなモノだとつくづく思います。
きっと青森の夕陽も綺麗だったのでしょうネ。
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