今日は梅雨空も一休み。昨日とはうって変わって青空が広がりました。
このところ娘の風邪や雨でお出かけを控えていたので、今日は宇土市にある住吉神社のアジサイを見に行くことにしました。
宇土市住吉神社は、宇土半島の付け根に位置し有明海に突き出した小さな岬にあります。
約2万本のアジサイが植えられており、熊本県内ではアジサイの名所として知られています。
この日はアジサイ祭りが開かれており、かなりの人出を予想しましたが、時間をずらして行った事からゆっくりとアジサイを鑑賞する事が出来ました。
まるで色とりどりのポンポンのようにアジサイが咲いていました。
これはアジサイの原種である“ガクアジサイ”です。
こちらは“セイヨウアジサイ”。普通に見られるアジサイです。
こちらはお馴染み青色のアジサイ。きれいなアジサイですが花や葉に毒があるそうで、間違って食べた場合には食中毒を起こし死ぬ事もあるそうです。
紫のアジサイです。ご存知の方も多いと思いますが、アジサイの花びらのように見える部分はガクなんだそうです。花自体はガクの真ん中にある小さな玉状の突起の部分だそうです。
アジサイ園の目の前は有明海です。ちょうど潮が引き始める時間帯で広大な干潟が姿を現し始めていました。
光る海面をバックに海苔ひびのシルエットがきれいでした。
住吉神社の沖に浮かぶ“風流島(たばこじま)”です。
熊本の片田舎にあるこのちっぽけな島(・・・というより岩礁)は、平安時代にはとても有名な景勝地だったようで“伊勢物語”や“枕草子”にも登場しているそうです。(案内板に書いてありました。)
当時は、“たわれ島”と呼ばれていたそうです。岩のてっぺんには鳥居が建てられています。
干潟を眺めていると、干潟の生き物達が活発に餌を探していました。
有明海といえば“ムツゴロウ”ですよね。
こいつがその“ムツゴロウ”です。
背びれを立てて何かを威嚇しています。きっと周りにいる仲間に自分の縄張りを主張しているのでしょう。周りのカニは知らん顔です。
普通は潮溜まりに浸かってじっとしていますが、移動する時にはズルッ、ズルッと結構な速さで移動します。
ムツゴロウの親子みたいですね。
ムツゴロウとカニの楽園である干潟にも生存競争の厳しい戦いがあります。
白サギがカニやムツゴロウを狙っていました。
諫早湾の干拓事業が始まり有明海の自然は大きな影響を受けているそうです。
この豊かな有明海の干潟をいつまでも残しておきたいものです。
コメント
- W650 [2009年6月14日 22:59]
- こんばんわ!
そちらでもまだアジサイが見られるのですね。
こちらより季節が進んでいるのでもうシーズンが過ぎたかと思っていました。 うちの玄関先にさいているアジサイはもう終わりかけです。
場所によって違うのでしょうね。
>有明海といえば“ムツゴロウ”ですよね。
ん~いいですねぇ。 テレビでしか見たことないです。 私もまめ八さんのように現地でしか見られないような物を紹介したいのですが、岐阜は何もないです。 関ヶ原の合戦くらいでしょうかね。 - BOSS & GON ! [2009年6月15日 0:10]
- こんばんは、BOSS&GONです。
きれいなアジサイですね。
アジサイに毒があることは知りませんでした。それを食べようと思う人がいたことにもビックリ (^_^)v - まめ八 [2009年6月15日 19:55]
- W650さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き有難うございます。
こちらもアジサイの時期は終わりかけています。(;^_^A
写真はきれいなところばかりを狙って撮っていますので・・・!(^O^)
>岐阜は何もないです。
何をおっしゃいますか・・・
岐阜には、北アルプス、長良川の鵜飼、郡上八幡、そして世界遺産の白川郷など数々の名所、旧跡があるじゃありませんか。(^O^)
まめ八は、W650さんの写真をいつも新鮮な驚きで拝見しています。
住んでいる人からすれば、見慣れた何気ない景色でも、他の地域の人から見れば凄く目新しい物に見えるのでしょうね。 - まめ八 [2009年6月15日 20:02]
- BOSS & GON ! さん、はじめまして。
コメントを頂き、有難うございます。
昨年、茨城と大阪で料理の装飾用アジサイを誤って食べた方々が食中毒になった事件がありました。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080622/sty0806221928005-n1.htm
アジサイ以外にも、水仙、すずらん、梅の実など、普通に植えてある植物でも生食すると食中毒を起こす物は多いそうですよ。
“きれいな花には毒がある”
あなたのブログにコメント投稿されたものです。