【治療への取りかかりのスピードが勝負、しかし!】
お医者様から言われたことの最初は、「今日から点滴をしていきますか?」でした。
この病気は、治療への取りかかりが早いほど、治る確率が上がる、と、ネットにもたくさん情報がありました。
私もそうしたい気持ちはやまやまでした。
しかし、折悪しく、私は次の日から家族旅行、4日間というスケジュールになっていたのです。
「今日だけ点滴で、明日から薬、ではどうですか?」
「それでは点滴の意味がありません。」
「明日から家族連れて旅行なんですけど」
「どうしても、と引き留めるほどのものではないと思います。旅行も不可とは言いません。ただ、疲れをためないこと、頑張らないこと、それをよく心得てください。」
診察後、看護師からもとどめの一言
「疲れないようにすることですよ。」
はい、と返事しながらも、すでに私の心は、絶望的なものになりかけていました。
旅行は、飛行機を使い、着いてからは、レンタカーで、1日300キロ以上を毎日自分が運転するスケジュールで、事前より、「今回の旅行は今まででも一番ハードだろうね」と言っていたメニューだったのです。
ナビを使うものの、知らない土地で場所を探しながら、時間の中で動いていく4日間。
そりゃ無理だ。
言いたくても、家族のことを思うと、あまり声高には言いにくいところがありました。一応「疲れないようにすることが大事なんだって」とは話しましたが、せっかくの旅行、家族に余計な負担はかけたくない思いもありました。
そうだ。この病気は、治癒率が80%以上。通常なら、3,4日で回復するとも聞く。
そう思い、投薬オンリーを選択し、旅行に出ました。
結果としては、あまり良くなかったように思います。
後で知ったのですが、やはりこの病気は、一番の治療法が、
「即刻投薬や点滴、そして安静、できるだけ音やその他の刺激のないところで。ストレスをできる限り排し、おとなしくしていること」
「勝負は最初の3,4日。その後、2週間たっても状況が改善されないようならば、もうそのまま治らない可能性がかなり高くなる」
ということだったようです。
…しかし、治る可能性もあったし、数十万円かけている旅行を、これによってキャンセルというわけにも…と、
できるだけ楽しんだものの、非常に複雑な心境の旅行でした。
お医者様から言われたことの最初は、「今日から点滴をしていきますか?」でした。
この病気は、治療への取りかかりが早いほど、治る確率が上がる、と、ネットにもたくさん情報がありました。
私もそうしたい気持ちはやまやまでした。
しかし、折悪しく、私は次の日から家族旅行、4日間というスケジュールになっていたのです。
「今日だけ点滴で、明日から薬、ではどうですか?」
「それでは点滴の意味がありません。」
「明日から家族連れて旅行なんですけど」
「どうしても、と引き留めるほどのものではないと思います。旅行も不可とは言いません。ただ、疲れをためないこと、頑張らないこと、それをよく心得てください。」
診察後、看護師からもとどめの一言
「疲れないようにすることですよ。」
はい、と返事しながらも、すでに私の心は、絶望的なものになりかけていました。
旅行は、飛行機を使い、着いてからは、レンタカーで、1日300キロ以上を毎日自分が運転するスケジュールで、事前より、「今回の旅行は今まででも一番ハードだろうね」と言っていたメニューだったのです。
ナビを使うものの、知らない土地で場所を探しながら、時間の中で動いていく4日間。
そりゃ無理だ。
言いたくても、家族のことを思うと、あまり声高には言いにくいところがありました。一応「疲れないようにすることが大事なんだって」とは話しましたが、せっかくの旅行、家族に余計な負担はかけたくない思いもありました。
そうだ。この病気は、治癒率が80%以上。通常なら、3,4日で回復するとも聞く。
そう思い、投薬オンリーを選択し、旅行に出ました。
結果としては、あまり良くなかったように思います。
後で知ったのですが、やはりこの病気は、一番の治療法が、
「即刻投薬や点滴、そして安静、できるだけ音やその他の刺激のないところで。ストレスをできる限り排し、おとなしくしていること」
「勝負は最初の3,4日。その後、2週間たっても状況が改善されないようならば、もうそのまま治らない可能性がかなり高くなる」
ということだったようです。
…しかし、治る可能性もあったし、数十万円かけている旅行を、これによってキャンセルというわけにも…と、
できるだけ楽しんだものの、非常に複雑な心境の旅行でした。