つぶやき............

パーカッショニストMasa(海沼正利)の『つぶやき...』
不定期でつぶやきます(^o^)。

POEM

2015-07-31 | 日記
POEM『NAMIKO SAKI』

都会の街角のしろい朝
コーヒーのカップのなかに
角砂糖をおとした時
海のうなりが聞こえる

苦さがのどをすべりおりる時
波がくだけて
まぶしさがあたりにちらばる

これは水平線の向うからの通信

敏感な皮膚できく宇宙の合図
みえないアンテナを
するするとのばして待っている



いくたび 舟出を見たことでしょう
あてどない海のひろさへ
くりかえす旅立ち
水平線に消えたまま帰ってこない舟は
どんな港に行き着いたのかと想ってみます

舟の進むより早く
夕陽は燃えつきておちて あとは夜
ため息をついて閉じた眼のなかに
続いているまぶしい水平線

海図も羅針盤もないまま
くりかえし舟出する旅人たちのために
闇は豊かでありますように
海はやさしくありますように



まぶたのうらに
あふれる海は
どんな心の沖へ
帰っていくのでしょうか

眼をとじて
眼のなかの引き潮を
ひとり見つめる時

聞こえてきます
海のうたう声が・・・・・






佐藤正美さん、どうか安らかに。



    Masa.....


テンポ フェリス

神籤

2015-07-20 | 日記
片付けと言うか整理というか....

どっちかというと物の場所移動的な事を少しやっている。

普段動かさなかったり、あるのは知っていても手にとらなかったりするものを手に取ってみる。

いろんなものがある中で、

たいへん罰当たりなこって、

神社にお参りの時に引いたおみくじがそこココから.....。

古くから吉凶を占うおみくじ。

子供の頃からおみくじには縁がない。

ヘンなモノ言いだが、つまり、良しと喜べる結果になった事はない。

おみくじ自体を色目で、

「あれって、いくつかのパターンしかないんだよ~」

、と見たとしても、もう少し結果がいろいろでもいいのではないのか?。

さりとて最悪の結果になることもない。

ま、ごく普通の平凡な一般市民の私であります。

もちろん、神社さま(納品業者さま...(なんていやらしい物言いでしょう...)....)により書かれ方は違うので、

同じ「吉」でも全く同じ事が書かれている事はない(と思う...)。

のはずなのに、必ず、ほとんど、いつも、毎回、

あ~あ~、またか、と、

どちらかというとシャキッと身を引き締めるより身をげんなりさせる事が書いてある。

書き方は色々だが簡単に言うと、

「順を追って進めばそのうち大成するさ。早く行こうと思ったってダメだぜ。」

ってこと。

そんなにあたしは先を急いでるのでせうか^o^; 。

まあ、とはいってもごもっともな事なのでありがたく頂戴するのではあるが、

おかげでひとつだけ慣れて来たものがある。

その事がお陰さまと思える時は口酸っぱく言われるのもいいのかも、

なんて思ったりするが、また同じ事を書かれると、やはり「またか...」と.......。

な~んか親みたいですな。

おみくじにはいろんな項目があって、つっこみどこ満載と言えば満載なのだが、

どの時代の人もこういうことに一喜一憂しながら、願ったり、かなったり、あきらめたりして

生きているんだな~と思いながら、

小汚い家の中をボンヤリと見回している。

だからあたしはおみくじは引きません^_^; 。

ま、それにしても、おみくじを漢字で書くとすごいな。

しかも、「お」をとると、意外に言いにくいな。

.....仕事に戻ります........





     Masa.......



天空はなにを伝えるか

2015-07-01 | 日記
都心方面からお家に帰るには、いつものように多摩川を渡らなくてはならない。

今日は朝から雨で、止んではいたものの夕方も空はどんよりしていた。

環八道路から第3京浜道路に入ると、途端に視野が「ブワ~ッと」開ける。

私の好きな景色の一つである。

そのどんよりとした空の中に一点、古代エジプトのホルスの目のような太陽が鮮やかなオレンジ色を放ち西の山の向こうへ沈もうとしていた。

ほぼ360°開けた視界の中で、そのただ一点にだけ色がついているようだった。

ホルスの目。

全てを見通す知恵、癒し、修復、再生の象徴。

そのオレンジ色した立体的に見える目の玉のような太陽が(そういや卵の黄身のようにも見える)しばらく見え隠れしていたが、方向的に視界に入らなくなってから数分後に西の山へ沈んだ。

ちょうどその頃、降り口に近ずいた私は出口に向かうため減速しながら本線からそれ、大きく旋回する道へはいる。

ほぼ360°グルーっと回りつつ見えた空を見てビックリ。

さっきまでどんよりとしていたはずの空の中に青空が広がり、居残っている雲に沈んだ太陽の光が反射し、それはもう桁違いにカラフルな色が広がっていた。

空の色はたえず変化する。

特に朝と夕方は劇的だ。

その自然のキャンバスから、ヒトはいろいろなものを読み取り、感じ取ってきた。

その時の気持ちの持ちようで、その時の世の中の状況で、そこから受けるものが変わってくる。

今日のホルスの目のような太陽から、怖れを抱くか特別な良いお告げを感じるかは、私次第。

その後に起こった、モノトーンからカラーへの劇的な変化。

これらから、ヒトによっては大事なメッセージを受け取ったりするのだろう。

それが歴史を変えてきたのかもしれない。

自然現象から受けとるメッセージ。

やはりヒトも自然の一部なんだな。

、と思った帰り道(^ ^)





残念ながらホルスの目の写真はございません。



Masa…