つぶやき............

パーカッショニストMasa(海沼正利)の『つぶやき...』
不定期でつぶやきます(^o^)。

クビーセボネーコシ

2011-11-14 | インポート
先日国立劇場にて津軽三味線のしんちゃんのコンサートに参加したおり、和太鼓奏者の林英哲氏とご一緒した。

むろん演奏は素晴らしく凄まじく鳥肌物であったが、masaにとってはコレまたタイムリーなひと時でもあった。

ご存知の方はご存知で、知らない方は知らないはずですが、10月始めに腰を痛め、診察を受けて自分の身体の硬さに唖然、というか、愕然、というか、、、、。

もう完治直前ですが、改めて身体の、特に腰から背骨を経て首に至るラインを見直すきっかけになったのでした。

林英哲氏の動きはなめらかで必要なときに確実にきゅっと支えられる骨と筋肉と精神力を持っていらっしゃいます。

精神力に関してはワタクシ論外ですのであっちにほっぽっておいてですね(ほっぽるナッ!)、今回のテーマ(勝手にテーマにするナッ!)、「ホネと動き」に焦点を当てたいと思います。

共演者の特典は割と好みの角度から演奏を見る事が出来るという事だと思います。

林英哲氏の演奏はしんちゃんとデュオだったのでmasaは上手舞台裏から真横に氏を見る事が出来ました(お客様は氏の背中を見ています)。

大太鼓を叩いているのでバチをにぎる拳は大体顔の高さ。足を広げ腰を落とし(いれて)打ち込みます。

氏の歩く姿はしなやかで、腰ナンゾはちょっと艶かしいくらいやわらかく動きますが、演奏の時はきゅっと締まり上半身を支え、下半身とのいい関係を作り上げます。

勿論氏も人間である故、演奏が続くと疲れてきます。でも演奏はやめるわけに行かないので、厳しい鍛錬と経験をもって乗り越えていきます。

masaが見ていて気がついたポイントは二つ。

     打ち込む時の背骨と首の関係。

     疲労してきたにも関わらずターボがかかっていく原動力になる腰の動き。

叩く姿が美しいのは、鍛錬と経験とオーラのみではなく、身体のシステム的に正しく身体を使うからこそだと思いました。

つまり、正しく使えていないからこそ、正しく使えている姿を美しいと思うのでは、と自分の姿を想像しつつ思ったのです。

リズムにのっていく為、種々あるリズムを自分の中に取り込んでいくために腰や首は重要視されます。

だからね、腰を痛めているバヤイではないんです。

中継ぎの背骨にも問題がある事が発覚しましたので、トータル的にリハビリしながら改めてリズムと向き合っていこうと思った国立劇場の上手舞台裏でした。



            Masa...




コメント
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