つぶやき............

パーカッショニストMasa(海沼正利)の『つぶやき...』
不定期でつぶやきます(^o^)。

大地は.......

2019-02-20 | 日記
初めて、埼玉県は蕨という街にゆく。

理由は他でもない、ここにライブハウスがあるからだが。。。

街というものは時々、ここはどこだ?、と思わせる喧騒や匂いや色を躊躇なく出してくる事がある。

この蕨も例外ではなかった。

というより、想定外のことで郷愁さえ覚えたほどだ。

東洋っぽい雰囲気ではあるが高い鼻立ちと彫りの深い目。

その口から発せられる言葉は聞いた事があるような無いような、、、、。

聞いてみるとクルド人だそうだ。

日本にいるクルド人は2000人強。

そのほとんどが蕨や川口など埼玉県南部に暮らしているという。

難民として来日し、今ここで生きている。

彼の地の音楽も活動範囲内である私にとって、その喧噪の中に彼の地の景色と音楽が脳内で入り混じり始めるのだった。

そしてさらにぼんやり彼らを見ていると、

自分の脳内で、すっかり忘れていたある歌が流れ始める。

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その顔の形 その目の色
場所ごとに違う みんな違う
大地は 世界は とてつもなく広いよ
訪ねる場所ごと人ごとに
驚きに驚きが重なる
明日はどこへ 出逢いは誰と
..........................................................

3番まであるこの歌は小椋佳さんの「大地は」という歌だ。

1979年から1年間、NHKで放送されたアニメ「マルコポーロの冒険」の挿入歌の一つ。

私が好んで見たアニメの一つだった。

当時はNHKスペシャル「シルクロード」が話題になったりして

ヨーロッパから日本までの広大な地域がクローズアップされた時代だ。

中高生だった私の多感な時期で(自分で言うか?^o^;)、

エキゾチックなものに憧れや郷愁を感じ持った時期だった。

その私が現在いろんな音楽をやる中の一つの活動にORINOVIVOというグループがあって、

その今まさに新曲として取り扱おうとしている国がウズベキスタンというまさにシルクロードど真ん中の国で、

そんな時期初めて降り立った蕨という街でクルドの人々に出会うというのは、

別にそれ自体に深い意味はないけれど、

普段の生活の中では起きない、心の中をクシャクシャされるような感情を起こさせる。

歌はこう続く。

.............................................................

その着ているもの しゃべる言葉
その食べるものも みんな違う
大地は 世界は とてつもなく広いよ
何から何まで違う人と
ふとした事で心ふれあう
明日はどこへ 出逢いは誰と

大地は 世界は とてつもなく広いよ
その日がいつと知らないけれど
この人こそはと言える人に
いつかどこか逢えるだろうか

この同じ空を 見上げながら
場所ごとに違う その驚き
大地は 世界は とてつもなく広いよ
..............................................................


   Masa...







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