つぶやき............

パーカッショニストMasa(海沼正利)の『つぶやき...』
不定期でつぶやきます(^o^)。

風が見えた景色

2010-08-27 | インポート
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ツイッターというものを最近やっている。

メールではなく、mixiのようにパソコン系で人とやり取りをする事は苦手だ(どっちかというとメンドクサイ)とおもっていたのだが、ただ勝手につぶやくだけという所にひかれ、はじめてみたところ......

もうご存知のようなことになっちゃっていますが..f(^ ^;)。

思い起こしてみると、携帯を初めて持った時も似たような感じで......。

こういうのを食わず嫌いというのかどうかはさておいて、実はなかなか楽しんでいます。

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うちの庭には毎年違った雑草が群れをなします。今年はエノコログサ(猫じゃらし)。

これを抜くのは大変だな~、と思いながらぼんやり風になびかれる穂をみていたら、昔見た景色を思い出しました。

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大学を卒業した年にアメリカの楽団のメンバーとして約半年のヨーロッパ演奏旅行に参加した。
卒業してこれからプロとして音楽活動をしていくというカイヌマに大きな影響を与えた旅でした。
いろんな所を回った中で、リバプールに滞在中の宿は大学の宿舎。
夏休みで実家に帰っている学生たちの部屋を借りたのですね。
それほど大きくない部屋の中で窓辺に座り外を眺めた。
5mくらい先に3mくらいの高さの垣根があり宿舎と外を隔てている。
あるとき一瞬風が吹き、その垣根の葉っぱは風に揺られ葉の裏側を見せた。
葉の表側の濃い緑色から葉の裏の薄い緑色へ、そしてまた表の濃い緑へ。
垣根を右から左へと、薄緑と濃緑の色が通り過ぎる。
それを見ながらカイヌマは『風が見えた』と思った。

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な~んてことを思い出しつつ、エノコログサの穂をみながらツイートしました。

『うちの庭はエノコログサ(猫じゃらし)でモ~大変!。でも、風が吹くと穂がなびき、通り過ぎる風が見えるようです。みなさんの「風が見えた景色」募集しまーす。』

このツイートに答えて下さった方がいました。

『暑い夏の日の夕方。お昼寝してふと目が覚めるとカーテンがふわっと...この風がもう少し涼しければもっと幸せなんだけどなぁ。』

うんうん、わかるわかる

そして、

『うちの息子の頭!』

え~っ!? そ、それは.....

写真を見せてもらいました。かわいい男の子の頭の上、髪の毛が.......確かに風は通っていったようです

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景色やニオイやその時の何ともいわれぬ感情を文章にするのは難しいけれど、あんなんかな~、こんなんかな~、と想像をしながら読むのも楽しいものですね。

思いつきでみなさんに募集した『風が見えた景色』。

ズにのって今度はこんなものを....

『昔、雨の日の湖で湖面に弾かれる雨を見て『雨が通り過ぎる』のを見た。皆さんの「雨の通り道を見た」を募集します。』




このつぶやきブログでも募集しま~す。







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花咲ける薔薇

2010-08-10 | インポート
8月13日に、主に古楽系を歌う岡庭矢宵さんと共演する。

このステージのテーマは「セファルディー」の歌。

セファルディーとはスペイン系ユダヤ人の事で、苦難の歴史を持つ人々でもある。

歴史の波に揉まれる場所はその文化もまた揉まれる。

セファルディーの歌と言っても、アラブやトルコ、そしてヨーロッパの歌によく似ている。

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岡庭さんの知り合いにセファルディーの女性がいる。

その女性は、自分では意識せずに昔から身の回りにあり自分でもうたっていた歌、それこそがセファルディーの歌であった事を知り自分を見つめる事になったという。

その彼女が歌っていた歌、それはまさに歴史に翻弄される人たちの歌だった。

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「花咲ける薔薇」  訳..岡庭矢宵

五月に咲ける薔薇の花
愛に思い悩む私の魂は
否応なしに重く沈んでいく

小夜鳴き鳥は
愛をさえずり歌う
そして激しい思いは
私を突き刺し
悲しみはいや増していく

急げ、私の鳩よ、急げ
私の方に向かって飛んでこい
我が魂よ、早く
きっと私はもう死んでしまうだろうから






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メッカ

2010-08-03 | インポート
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私は今、盛岡にいる。

移動の東北新幹線の中で、まどろみながら車内紙をめくった。

「ニッポンの恐竜世界へ」というみだしに惹かれページをめくる。

恐竜については後日書くとして、問題は(別に仰々しい事ではないのだが...)メッカだ。

こんな一文があった。

『いまからおよそ1億2000万年前。いまだ日本列島は形をなしておらず、今日の北陸地方、福井県勝山市一帯は、大陸から大きな川が流れ込む広大な盆地の中にあった。
そしてこの地では毎日のように恐竜たちの生死を掛けたドラマが繰り広げられていたのである。
 その勝山はいま、日本の恐竜研究のメッカと呼ばれている。』

メッカといえばサウジアラビアの町で、イスラム教最大の聖地。

イスラム教徒たちはここへの巡礼を心から真摯に行う。

そして「メッカ」という言葉は宗教的な意味だけでなく、「重要な大切な場所」「人を引きつける場所」など表す言葉として、イスラム教徒に限らず世界中の人が使っているらしい。

勿論日本でも使う。

私たちの理解不足で誤解も多い宗教だが、これほど言葉として一般的に使われるこの聖地は、とてつもなく大きなエネルギーを持っているんだろうな。

ムスリム(イスラム教徒)でないものはこの地にはなかなか入れない。

だまって入ってメッカったら大変だ。

........ ん?........



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