POEM
2015-07-31 | 日記
POEM『NAMIKO SAKI』
都会の街角のしろい朝
コーヒーのカップのなかに
角砂糖をおとした時
海のうなりが聞こえる
苦さがのどをすべりおりる時
波がくだけて
まぶしさがあたりにちらばる
これは水平線の向うからの通信
敏感な皮膚できく宇宙の合図
みえないアンテナを
するするとのばして待っている
いくたび 舟出を見たことでしょう
あてどない海のひろさへ
くりかえす旅立ち
水平線に消えたまま帰ってこない舟は
どんな港に行き着いたのかと想ってみます
舟の進むより早く
夕陽は燃えつきておちて あとは夜
ため息をついて閉じた眼のなかに
続いているまぶしい水平線
海図も羅針盤もないまま
くりかえし舟出する旅人たちのために
闇は豊かでありますように
海はやさしくありますように
まぶたのうらに
あふれる海は
どんな心の沖へ
帰っていくのでしょうか
眼をとじて
眼のなかの引き潮を
ひとり見つめる時
聞こえてきます
海のうたう声が・・・・・
佐藤正美さん、どうか安らかに。
Masa.....
テンポ フェリス
都会の街角のしろい朝
コーヒーのカップのなかに
角砂糖をおとした時
海のうなりが聞こえる
苦さがのどをすべりおりる時
波がくだけて
まぶしさがあたりにちらばる
これは水平線の向うからの通信
敏感な皮膚できく宇宙の合図
みえないアンテナを
するするとのばして待っている
いくたび 舟出を見たことでしょう
あてどない海のひろさへ
くりかえす旅立ち
水平線に消えたまま帰ってこない舟は
どんな港に行き着いたのかと想ってみます
舟の進むより早く
夕陽は燃えつきておちて あとは夜
ため息をついて閉じた眼のなかに
続いているまぶしい水平線
海図も羅針盤もないまま
くりかえし舟出する旅人たちのために
闇は豊かでありますように
海はやさしくありますように
まぶたのうらに
あふれる海は
どんな心の沖へ
帰っていくのでしょうか
眼をとじて
眼のなかの引き潮を
ひとり見つめる時
聞こえてきます
海のうたう声が・・・・・
佐藤正美さん、どうか安らかに。
Masa.....
テンポ フェリス