つぶやき............

パーカッショニストMasa(海沼正利)の『つぶやき...』
不定期でつぶやきます(^o^)。

思い出したこと その2

2012-06-11 | インポート
昨日の続きです。ね、言った通りでしょ~(ドヤ顔はいいから....)。

そう言えば最近知ったんだよな~。ドヤ顔って。。。。なにその目は.....。

とにかく昨日の続きです。ところが実は続きを書きかけていたのにうっかり原稿を削除...... ガ━━Σ(゜Д゜|||)━━ン!!。

さっきまでヤケアイス食いをしていました(○`ε´○)プンプン!! 。

と、とにかく、、、昨日の続きです。

えっと、、、、

なんのはなし.......あ、そうそう、開かずの間ね。

まあ、コワイ体験はそうそうあるものではない。

思い出した2つ目の事も別に怖くも何ともないが、普段と同じ空間だが普段ではありえない時間にそこにいる事で特別な心持ちになった事があった。

。。。。。2。。。。。。。

高校時代。

私は長野県出身なので高校までは県内の学校に通っておりました。

「篠ノ井高等学校」

私の音楽に対する基本的な理想はこの頃出来たようです。今でこそインターネットで知りたい事は調べられるが、田舎なので音楽に関する情報はほとんどが音楽雑誌やラジオ、テレビからで(とはいえほとんど見ない)、もちろんライブハウスなんてあるわけ無いし、夜の八時九時と言えば街が真っ暗になってしまう環境では出歩く所も無い(そんな話は今はどうでもよろしくてですね -_-; )...........。

この学校は元々女子校で大変優秀な学校だったのが、私が入学する10数年前共学になり優秀でもなくなり驚愕し....(うるさいわねっ!)。

やはり古い木造校舎だったのが私が在学中に新築されました。古い校舎はほとんど憶えていません。

中学生の頃から部活は吹奏楽、委員は放送委員というカイヌマ少年は高校へ行っても基本的に同じでした。

たしか2年生の夏休みに吹奏楽部で一泊の学校合宿がありました。

普段の部活は朝と夕方だけなので、一泊と言えどコンクールを控えた我々にはありがたい練習時間でした。

んで、それにしてもず~っとやるわけに行かないので、夕飯を作ってみんなで食べ、軽ーく復習した後、就寝前のひととき部員懇親会的に肝試しをやることになりました。

なぜだ、なぜなんだ、こういう時は必ず肝試しだ。ナニを好んで怖い思いをしなきゃならないんだああああああああああ................... . . . あ?、、失礼しましたm(_ _)m。

まあ、定番て言うヤツね。みんな子供なんだからもう(オマエもな)。

2組にわかれ脅かす方と脅かされる方。1回やったら交代してもう一回。

新築とはいえ学校です。こんな時間にいることは初めてです。職員室や教室はもちろん電気ついていなく、廊下もすべてに電気はついていません。校舎は5階建て。うる憶えですがH型していたと思います。けっこう広いですよ。

なにせ新しいので、お化けが出る様な雰囲気はいっさいありません。ただ、思い出されてまぶたに甦ってきた色はオレンジ色。

それは学校外の街灯の色。ちょっとオレンジがかった街灯が校舎の中に差し込み何とも言えない雰囲気をかもし出していたのでした。

おどかす為に散らばっていった部員達は思い思いの場所でおどかす準備をします。遠くの方でおどかされる部員達が「もういいかぁ~~~~」なんて言っている声が鉄筋コンクリートの校舎に響きます。

私は、というと、かねてから企んでいた放送室へと向かいます。放送委員の私は放送室のカギを握っているのです(ニヤリ...)。

その放送室は真っ暗な職員室の隣。H型校舎の横棒にあたる渡り廊下的な所にありました。向こうへ行くにしろ帰ってくるにせよ(その階を通る人は)かならず通る場所です。まあ、メインストリートみたいな所ですかね。

放送室の中は2部屋あり、廊下から入った所の調整室と、その奥のスタジオ。もちろんスタジオになんか入った日にゃ外界と断絶しなきゃならぬのでそこまでは行きません。

手前の調整室に陣取ります。

扉の他にその部屋には小さなガラス窓があり、扉を閉めたまま廊下と交信するにはその窓を開け閉めして行われます。だからカイヌマ少年はその小窓から、廊下を通る部員達に「コンニャク」を投げつけようと企んでいたのです。

扉はいわゆるスタジオ用の重いヤツ。ガチャッと閉めたとたん、完全とは言わないまでもそれまでの音空間と全然違う音空間に放り込まれました。

録音の仕事をする人達はスタジオのブースと言う小部屋に入る事があります。外の音がこちらに入らないように、こちらの音が外に漏れないように出来ている部屋です。この部屋があるからこそ音ははっきり録れるし、やり直したいとき、複数のミュージシャン達に迷惑かけずに自分だけで出来るのです。

つ、ま、り、ほとんどの音が聞こえてこない(勿論、無響室ほどではない)ところにぽつねんと一人いるわけです。





し             ~                        ん








普段は人の出入りがあったり他の委員が居たりして(しかも電気がついて明るいし)気にならなかったのですが、この部屋に全く一人で入るのは初めてだったので、無音に近い状態というものを初めて経験したのでした。

小窓があるので真っ暗ではありませんが目立たない為に電気はつけられません。

扉を閉めた時に宇宙空間にぽいっと放り出されたようになり、し~ん、という音が聞こえてきます。

空気の密度が増したような気がします。そのうち身体の中の血の流れる音が聞こえてくるような気がしました。

「あっ 」と出してみた声が口から出た所でいなくなります。飲み込むつばの音が工事現場の鉄を叩く音のように聞こえてきます。

身体の奥にじわ~っとくるものを感じます。見るとも無く見ていた空間から小窓に目をやり、解錠して開けてみました。

とたんに洪水の様に、音とヒンヤリした空気が入ってきます。

おぼろげながら、この小窓から外をぼんやり見ていた記憶があります。もし通りかかった部員がこちらを見たらそんな私の顔だけで相当驚いたに違いないと今になって思い出されます。

結局通りかかった部員にコンニャクを投げつける事も無く、その部屋にしばらくいた後そのまま音楽室へ戻っていったようでした。

コワイとは思わなかったけれど、ひょっとして宇宙空間てこんな感じなのかなと思ったし、子供心に普段どれだけたくさんの音が耳に入っているのだろうと驚き、風もそうだけど空気って頬にあたるのがわかるんだな、と思いました。

やっぱりあの部屋は異次元空間だったのだろうか。



                  Masa....



雑後::そういえば思い出した。音楽室は昔の木造のママだったんだ。  Masa









思い出したこと

2012-06-10 | インポート
ツイッターをブラブラしていたらこんな記事に出会った。

【閲覧注意】あなたの家の開かずの間『開かずのトイレの痕跡』

5年くらい前に書かれたものをまとめた記事なんだけども、内容としては、いろんな人が古い家や学校などで「開かずの間」的に言われていた部屋について(ちょっと怖そうな話)実際に経験したことが書かれている。

本当にあった事かどうかはさておき、こわごわながらもおもしろがって読み進めるうちに自分でも何かあった様な心持ちになってきた。

まあ、コワイ体験はそうそうあるものではない。

思い出した事も別に怖くも何ともないが、普段と違う空間にいる事で特別な心持ちになった事があった。

今思い出したのは2つ。

。。。。。1。。。。。。。

大学時代。

私の行っていた大学は池袋にあります。

「東京音楽大学」

私の中に存在しているすべてのエネルギーはこの時代に蓄えたもので、その貯蓄を食いつぶす毎日でもうそろそろ底をついて(そんな話は今はどうでもよろしくてですね -_-; ).........。

今はほとんど建て替えられたようですが、通っていた頃は床が抜けるのではないかと思われる本館が健在でした(ソレは健在というのか......)。

いろんな理由が重なって学生自治会の副会長なんぞやっていたものですから学園祭(いちおう芸術祭)をはじめ様々な案件を切り盛りしていました(ほんとか?)。

たまたま何かの用事で本館のとある資料部屋に入った時の事。目的のものはすぐ探せたし、上記の記事に出てくる様な怖そうな雰囲気は全然なかったのですが、思ったより部屋が広そうな事に気づき、興味心と手をたずさえてその部屋を歩き回りました。

その部屋が広いというより、1フロアー使った物置みたいなもので、散歩のようにどんどんと奥へ行ってしまうのです。階段みたいなものも上った様な記憶もあります。狭いわけでもなく、荷物が無ければ別の教室へ行く為の廊下のようでもあり、、、、。

そこは最上階のようで、まばゆいばかりの日の光が差していました。

今おぼろげにまぶたに甦ったその光が、昔を顧みる懐かしさと相まってセピア色の映画を私の脳内に見せているのかもしれませんがね(^_^)。

センパイ達の写った卒業アルバムやら芸祭で使ったらしい備品や古ぼけた指揮者用譜面台など、昔の学生達が使ってきたものなどが乱雑に置かれ、妙な心持ちになったものでした。

さらに奥へ向かおうとしたら階下から人の声が聞こえてきました。びっくりした私はその声がどこからするのかを探してみました。そしたらなんとっ!!!!。

それほどビックリする事でもないのですが、私は本館にあった学校のホールの屋根裏近くにいる事に気がついたのです。

そう、舞台の近くなのでバトンがすぐそこ、というナニで.......。

本館は木造だったのでいろんな所に隙間があり(^_^;)....。聞こえたり見えたりで、はははは。

ホールの舞台の事は大体わかっていたので、数分後には授業中の舞台袖に降り立っていましたとさ。

資料部屋は一般の学生が来る所ではありませんでしたし、舞台裏なども学生は普通は興味を持つ所ではないので、なんだか特別な所に足を踏み入れ、ちょっとした異次元旅行をした様な心持ちになった事を思い出しました。

。。。。。。。

意外に長くなってしまったので2つ目はまた今度にします(ほんとだろうな~)。



              Masa...


ホンヤ ミカコ(Honya Mikako) 2012'韓国公演の報告

2012-06-05 | レポート
5月12日~14日、オカリナ奏者、本谷美加子さんの「ホンソン国際オカリナフェスティバル」出演のサポートの為、韓国のホンソンという所へ行ってきました。

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おっと、その前に、熱心なカイヌマHP読者の皆さんなら(そんな人、居るんかいな)、いつもの公演報告と違うことにお気づきであろうか。

そう、その通り!。今回は「つぶやき」本陣の場所を拝借しているのであります。だから、HPの「reports」「つぶやき」両方からこられた方に見てもらえることになっております。ためしではありますが、こちらの一方的な労力軽減の為でゴザイヤス。
何かご意見ありましタラの煮付け美味しいね(ごまかすなっ!)。

では、めくるめく喧噪とカオスの旅へ(それほどではゼンゼンない)。

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私の韓国訪問は2回目。前回はいつだったかと「reports」を見返して見ると(さりげなく宣伝してみたりする)、2006年。し、か、も、ホンヤさんの韓国ツアーだったではないかぁ~!(わざとらし......)。

冗談はウチによく来る野良猫の顔だけにしておいて、韓国訪問2回ともホンヤさんの演奏旅行である所が今回の旅のオソロシ......あ、いや(^_^;)、この偶然の出来事に一層韓国という国を身近に、そしてオカリナという楽器の魅力とホンヤさんの韓国での人気を改めて実感したのでした。


        --- ☆ ---


5月12日

前回同様、出発は羽田空港から。新しくなったキレイな国際線ターミナルからで、ウチから近いし駐車場もたっぷりでホントつかえるな~。

今回のバンドメンバーは、飯田俊明(pf)、宮野弘紀(Gui.)、早川哲也(Bass)。
ホンヤさんとマネージャーは一日早く現地入りしているので、メンバーのみで向かいます。
前回の時はスパコネの伊藤さんに声かけていただき、今回は宮野さんに声かけていただきました。ありがたいことですm(_ _)m。

今回の行き帰りは初めてのアシアナ航空。食事もおいしいし、乗務員にも好感もてて、とてもよかったですよ~。
行きは韓国風、帰りは和風、でも必ずキムチ?。な、機内お食事タイム。


さて、肝心の旅の中身に関しては、ある程度ツイッターに投稿していたので、そのまとめを下記におきます。それらを見ながらさらに深い世界へアナタをお連れいたしますわ(そんなものわない....)。

韓国旅行のツイートまとめ


今回の旅はホンソンという場所すら確認せずに日本を離れてしまったので、金浦空港でマイクロバスに乗せられた時、「コレから2,3時間かかる」と迎えにきてくれた人に聞いた時、ちょっとしたドキドキを感じたものですが、高速道路でSAに入って現地の人達に触れたり、iPhoneのグーグルマップで現在地を確認したりしてアドベンチャーな気分を楽しみました。

(韓国メモ)韓国の人は相当なスピードを出して運転する人が多い。

現地についてホールに入ろうとした所で、ある青年が僕に近づいてきてなにやら言い始めた(勿論韓国語)。
話す感じから悪い印象はなく、さらにあまり他人の様な気がしないのでどうしたものかと考え込んでいたら、ちょっとまってという仕草の後、別の青年を連れて戻ってきた。英語の話せるその彼から聞いた驚愕の事実!!!。

いやいや、そんなたいそうな~(^_^)。ツイートまとめにもあるが、前回ホンヤさんで韓国に来た時の一公演を主催していたオカリナの先生だった。わ~っ!、そりゃあ他人の様な気がしないはずだ~。僕が来ることは知らなかったらしいが、それでも顔を憶えていてくれて見かけるなり声かけてくれたのはとても感動でした。
一緒に写真を撮ったが、誰のカメラに収められているのかワカラナイ(^_^;)。


この日の驚きはもう一つ。な、なんでセンパイがぁ~~っ!!!、ここにおるん?。

夜に行われたレセプション会場の入り口で、うしろからいきなり「カイヌマッ!」と声かけられ、「ごめんなさいっ!」とあやまる間もなく私の眼に懐かしい風貌が..........い、いや、ちょっとちがっちゃっていましたが、確かにお世話になったセンパイがそこにいるのでした。

彼の名は江波太郎。一級上のユーフォニウムの先輩で、よく仕事などをいただいて現場を経験させてくれた人の一人です。オカリナも吹いている話は聞いていましたが、このときよく話を聞いたらユーフォニウムは年に10回ぐらいしか吹かないそうで、それってオカリナ奏者ってことじゃ~ん、と笑いあいました。後でホンヤさんに聞いたらオカリナ界でもユニークな楽しい存在だと言うことでした。ニコニコ


ほんとはこの日の夜中にリハをするはずだったのが明日の朝に変更。
海外公演では、変更や決定してないことや情報が伝わっていなかったり要求が伝わらなかったり、いろんなことが起きるのが当たり前で、それにいちいち左右されていると神経が持ちません。マネージャーさんやリーダーはホントにご苦労なことですが、アーティスト側もその前提に立ち旅を楽しめると、その国や人の印象が変わるものです。
でもね、コレは必要なんだ、大事なことなんだ、と怒りではなく話すことで、相手はなんとかソレを理解して応えようとしてくれます。これが、コンサート終わった後をより大きな感動で包むのです(^_^)。

え?、ホテルの部屋はどうかって?。ふふ、フフフフ.....。
少しでも日本のホテルの感覚をベースにしていたら「え~?!」って言う気持ちになるでしょう。しかもココは田舎です。お世辞にも清潔なようには見えませんが、一応掃除はしてあるし、布団もちゃんと洗ってひきなおしてあります。ベッドはダブルに近い広さだし、部屋も広い。お風呂は無いけど、シャワーは十分に熱いお湯が出ます。トイレも水洗ですしね。
え~と、なにか?......。



        --- ☆ ---


5月13日

さて次の日。朝からキムチ。ぱりぱり、パリパリ、Pariparipari.....。

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今回のフェスティバルはノーブルオカリナという団体が主催しております。いろんな所が手作り感あふれる様相で、特に通訳さんはソレを仕事にしている方ではなく、知り合いや誰かの紹介で話せる方がボランティアでやっております。
一応国際フェスティバルなので、たくさんの言語の通訳の方が関係してくれていますが、なにせみなさん、一般の方です。急な仕事が入ることもあれば、体調崩す方も出、乗ってきた車が動かなくなり近場の修理工場で見てもらわなければならない方も出てきます

そんな中、今朝僕たちを朝食の場まで車で連れて行ってくれた方は日本人で、こちらの方と結婚しこのホンソンに住んでいる女性でした。そこに住む、ということはスゴい事で考え方や行動にも少なからず影響を与えます。
赤信号で止まった交差点で左右を見て、車こない事を確認し「いっちゃお....」。え、えぇ~?!

んでその後に「あ、後ろに警察がいた。」(また)え、えぇ~?!

「多分大丈夫。」などと言いながら食事会場で僕らを降ろすとすぐその後ろにパトカーがスーッと入ってくる。
以下、状況通訳。

   Police「おくさーん、信号無視だめだよー」
   奥さん「あら、ごめんなさ~い、今フェスティバルで日本の方が来ていて急いで連れて行かなければ
       ならなかったのよ~」
   Police「そうですかー。きをつけてくださいよ~。」
   奥さん「ごめんなさいね~、おーっほほほ~。」

あ、あれ?、終わり(?_?;)。

勿論、ソウルではこうはいかないでしゅね~。


朝から野菜たっぷりのお食事をいただき、ホールへ。
音響さんが一人で準備中のステージへ。
セッティングの事から音の事まで、この人には本当にお世話になりました。
ベストではなかったけれど、こちらからの要求によく耐え工夫をこらしてステージを作ってくれました。
あっ、一緒に写真撮るの忘れた。
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結局たっぷりな時間を使わせてもらい、昼食会場へ(また食べるんかいっ!)。

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なんか、食べてる所ばっかりなような......。

さて、この後は夜の本番までオフタイムです。メンバーは思い思いに時間を過ごします。
街へ出てぶらぶら散策する人、買い物に出かける人、ホンヤさんは通訳さんに教えてもらった美容室で本番用の髪型をセットしに。アタシはってーと、ホールへ戻り客席で横になり、他のグループのリハーサルを聞きながらウトウトしたりツイートしたり。
実はこの旅まであまり寝てられない毎日が続いていて、睡眠をとれる時に取る事も目的にしていた旅だったのでした。
だから街の事やワクワクしそうな事をあえて調べず、じっとしているようにしたのです。もったいないとも思いますが、それでも充分韓国を堪能していますよ~

さて、ステージですが、国際フェスティバルという事もあり、いろんな言葉が飛び交っております。
韓国語を中心に日本語、中国語、モンゴル語、英語、イタリア語、などなど....。
ステージの音を聞きながらうとうとしていましたが、たくさんの出演者がいるためなかなか僕ら以上に大変で、じっくり午前中かけてリハできて良かったなあと思いました。


それまでの出演者の人達が押してくれた為、僕らの演奏は終了予定時間ごろに始まりました
今回のステージでの目玉はホンヤさんが今回の為に書き下ろしたその名も「マッコリ」。
pfの飯田さんのアレンジも冴えて、マッコリを飲んだ人なら誰しも笑ってしまう楽しい曲ができました。日韓のカケハシとしてこれからも人々に聞いてもらえるといいですね。マッコリ マッコリ~
そして、東日本大震災のため韓国の人々からも多大な寄付をいただいているお礼を込めてオカリナ独奏で「新相馬節」を演奏。あたたかな拍手を頂くのでした。


さ、演奏は盛り上がりのうちに終わりこの後はみんなで打ち上げ、と行きたい所ですが、ワタクシ次の日のフライトが早くひとりだけ空港近くへ移動する事になっており、感動さめやらぬまま片付けしてお別れです。

一人だけと思い乗り込んだ車には3人の男性が乗っていました。前日に演奏を終えていた、やはり韓国でも大人気のオカリナ奏者、大沢聡さんとメンバーのお二人です。彼らも次の日のフライトが早いため空港近くへ移動という事でした。初対面なのにいろいろ話しかけてくださって長い道のりも楽しく過ごせました。
途中、こちらへ来る時にも寄ったSAで休憩を取り、食事をする事になりました。
ん?、オーノォ~!、わたくし、今回使う所無いだろうとタカをくくりお金をウォンに替えていなかったのです。
しかし、ソレを知った大沢さんにナントおごってもらっちゃいました~っ!。
この場を借りて、ありがとうございました
その大沢さんに聞いたのですが、このオカリナフェスティバルはもともとイタリアで行っていて、たまにドイツでもやるそうなんですが、今年はいろんな力が関係して初めて韓国でとりおこなわれたと言う事です。ふ~ん、そうなんだ~。


無事にホテルへ到着し(どこへ泊まるかは聞かされていなかったが、運転手がココだ、というのだからココだろう)、早々にシャワー浴びて寝ました。韓国にはいわゆるホテルというものは少なく、観光客は普通にラブホテルに泊まります。日本では?でも、韓国では普通です。むしろそちらの方がいいホテルだったりします。特に地方ではおおく、前回の旅のときもそうでした。つまり、このホテルもそうですv(^_^)v。




        --- ☆ ---


5月14日
フライトが早いためホテルを出るのも早いです。フロントを覗き込むと奥の部屋でおっちゃんが寝ています。
う~ん、黙って出て行くわけもできないし....
 「ハロ~、ハロ~、アンニョンハセヨー」
 「ン~、オ~ウ....」
 「ありがとう、でかけます」
 「オ~ウ、センキューセンキュー」
 「タクシーいるかな?」
 「ソトニイッパイハシッテマ~ス」
そして昨夜から懸案事項だった、
 「タクシーはカード使えるかなぁ?」
 「オーケーオーケー、ダイジョーブ」
具体的にそう言ったかどうかはさだかではないが、おじさんの人の良さそうなちょっと寝ぼけた顔とジェスチャーでそう読み取り、ホテルを後にします。


外は小雨。しかも車走っていない........。
 「。。。。。」
ま、まあ、ずっとココにいるわけにも行かないので、見回してここより車通りのありそうな所へ移動。
そこへ一台のタクシーが(で、できすぎだ......)。
 「ハロ~、金浦空港に行きたいんだけど」
 「.................(おじさん黙ってうなづく..........)」
 「それで、カード使える?。」
 「...............ノー...........」
 「....え、えぇ?!......ダメ?」
 「.........ダメ.............」
 「そうか~。ウォンもっていないんだ。(思い切って)円でもいいかな~。」
と言って1000円札を見せる。
 「................オーケー.............」
 「ほんと?、たすかるわ~、ありがとう。じゃあお願いします。」
おじさんは降りてスーツケースをトランク入れるのを手伝ってくれ、
 「..........エアポート?........」
 「はいはい、そうです~」

車は走り出し、5分とたたず空港へ。そうか~、めんどうな両替しても1000円はぼろもうけだな~。
まあいいや、助かったし。と思っておじさんに1000円札わたし空港内へ。

朝から活気があるなーと思いながらカウンター近くのおねえさんにチケットを見せたら、
 「アラ~ン、ココ国内線ヨ~、国際線ハ、◯バンカラばす二ノッテネ~」
 「ガァ~ン!!、なんてこったい、考えてみりゃ羽田だって国内線と国際線のターミナルは違うじゃないですかー!」
と言った所でもう遅い。あのタクシーのおじさん、ねぼけてたな?。
やたらと速度の遅い集会バスに乗り込み、空港近辺で働く人々の顔やしゃべり声など聞きながら、こんどは間違いなく運転手さんに促されて国際線ターミナルへ。


まあ、旅なんてこんなもんですよ。珍道中であったことを喜びましょう。無事に帰国できましたから(^o^)。

まだまだ未知な隣国ですなあ、韓国。



        --- ☆ ---



今本当に韓国では(中国も)オカリナブームで、それはやはり学校教育の中にあるせいでもあるらしいのですが。
大勢の老若男女が世代を超えてオカリナで楽しむ姿はうらやましくもあります。

前回お世話になったオカリナの先生が言っていたのは、「オカリナについて解らない事だらけだった所、ホンヤさんの演奏を聴いて、こうするのか、とか、これはどうなっているのか、とか、とても勉強する所が多く、直接教わってはいませんがホンヤさんは私の先生です。こう思っている韓国人はいっぱいいます。」と。

偶然なんでしょうがなにか縁を感じる今回の韓国旅行、無事(?)に終わりました~(^_^)。
ホンヤさん始め、マネージャー、メンバーの皆さんありがとうございました。
また行きた~い。

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           おわりっ!