つぶやき............

パーカッショニストMasa(海沼正利)の『つぶやき...』
不定期でつぶやきます(^o^)。

Lamma Bada Yatathanna

2017-11-03 | 日記
アラブ音楽を演奏するようになって早30年弱。

アラブ音楽専門家ではないが、自分の音楽活動の中のある一区画をしめている。

ワタシがバンドマスターを務める「ORINOVIVO」のライブ(11/7 六本木claps)でアラブ音楽を演奏する事になった。

1つはシリアの曲、そしてもう1つがこの「Lamma Bada Yatathanna」(11/7 六本木claps)だ。

ご存知のようにアラブ地域は人類史的に見ても古くから栄えた場所。

自分の想像を遥かに越えた高い音楽性を持つ音楽がたくさん存在している。

その内の1つ、中世スペインで盛んになったムワッシャハと呼ばれる古いアラブ詩の形態を持つ歌の中から、アラブとそこに関連する地域で広く愛される歌「ランマーバーダヤタサンナ」(11/7 六本木claps)。

日本ではほとんどないが、海外ではアラブ音楽の専門家でなくても好んで演奏される(11/7 六本木claps)。

この地球上で、紛争やテロなど命を落としたり街自体や大事な文化財がこわされたりする事の特に多いアラブ地域。

心は痛めど自分一人ではどうしようも出来ない毎日が続く。

その一人一人が声を上げれば大きな力になることも確かだが、

あまり現実的でない事も確かだ。

だからというわけでもないが普段は特に言葉にする事はない。

言わなければ伝わらない、わからない、

表現者としても相手に伝わらなければ意味がない、と言われる。

自分の心持ちのみなら人前でやる必要もないからだが、

その考え方もまた画一されていて表現者には馴染まない。

人の言動はとかく気になるものだが、さりとて引きずられる事もない。

需要と供給はバランスがとれている事が望ましいが、その気のない供給は美しくない。

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シリアの古都アレッポでも深く根付いたムワッシャハ。

その美しく平和な街並がまた再び戻ってくる事を願いつつこの曲をアレンジ致しました(11/7 六本木claps)。

恋愛詩の形式でもあるムワッシャハ(11/7 六本木claps)。

演奏する我々と、そしてそれを聞いてくださる皆さんの胸にあるそれぞれの想いと共に、

この時間を共有出来たら嬉しいです(11/7 六本木claps)。






ps.サブリミナル効果的コマーシャルがうざくてごめんなさい。11月7日がライブです。



   Masa...