つぶやき............

パーカッショニストMasa(海沼正利)の『つぶやき...』
不定期でつぶやきます(^o^)。

想いは

2018-04-30 | 日記
たしかにそこを通り抜けた

様々な色の花や木々が風になびき

どこからともなく舞い落ちる花びらや葉のようでもあった

音が

古い記憶と新しい記憶を混ぜ

(音から呼び覚ます)香が

古い想いと新しい想いを混ぜる

想い自体は表立って出歩かない

記憶の片隅にひっそりとしゃがみ込み

音と香りが自分を呼ぶのを待っている

記憶自体は自分から出歩かない

想いのオブラートに包まれて

音と香りに震わせられるのを待っている

音楽家達から湧き出るものとそれを喜びにかえる人形達が

月の光の如く輝いた夜




    Masa...

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別の一角

2018-04-11 | 日記
こんなに自分の事を書く事になるとは思わなかった。

ひとつ前のつぶやきで自分のベースの一角を書いたが、その口が渇かぬうちにもう一角を思い出した。

それには2つのわけがある。

そのひとつは4/29に予定されているProject Caiのライブだ(さりげなく宣伝....)。

今回は二胡奏者の沈琳さんに参加して頂き、中国の曲などを多く選曲している事。

そしてもうひとつは、とあるライブでなんと37年振りに中学時代の同級生に会った事でその頃の事を思い出した事。

ひょっとしたら旧つぶやきに書いていたかもしれないが改めて書く。

中学生の頃はよく図書室へ通った。

文学などを読む為ではない。

中学生のワタシが好きだったのは、宇宙や各国の景色とか人々が写った写真集を眺める事だった。

解説は読まなかったと思う。ただ、眺めた。

その中で少し記憶に残っているのが中国の写真集。

想像するに、全生徒一緒になって体育館で観た「天平の甍」という映画と、NHKで放送されていた「シルクロード」が引き金になった(のかもしれない)。

映画の大スクリーンやテレビのブラウン管に映し出される中国各地の美しい景色などにきっと心奪われたのかもしれない。

実際の生活圏の中に中国人はいなかったと思う。

その時は中国音楽の方への興味は特になかったが、図書室に通ってはその写真を眺めるのだった。

「目で記憶する音」

その時は視覚だけの興味だったが、それが後年それらの音楽に出会う事によって何とも言えない感情をくすぐるようになる。

とはいえ、音楽的影響が全くなかったとも言えない。

前述した「シルクロード」では現地の音楽もふんだんに聞けたし喜多郎さんの音楽も大好きだった。

ちょっと様子は違うが、これも大好きだったYMOから細野さん等の作り出す音楽の中にエキゾチックアジアンの匂いも体感していた。

だから、ワタシの中には中国系のサウンドの底辺にノスタルジーを感じる一角も存在している。


さて、と。。。

だからというわけでもないが、

4/29は少しそういう想いの込んだライブにもなりそうである。

ぜひ、ご来場くださいませ(あれ?、いつの間に宣伝に.....)。







    Masa...




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CD化備忘録

2018-04-06 | 日記
長くなります。。。。

ワタシが主体となるものでライブ録音をするのは初めてである。

ワタシが主体になって発売された(した)CDは4種類。

リーダーバンド「Tumba Creole」

ソロアルバム

Qanun.3 1st & 2nd

Tumba Creole以外はワタシ個人のレーベルからの発売である。

この度ライブ録音したのは、今秋発売予定のソプラノヴォーカル「Marico」のニューアルバム「Winter Song」というクリスマスアルバム。

   Marico(vo)
   藤田明夫(sax/fl)
   大藤桂子(cello)
   上野山英里(pf)
   Yurie(cho)
   海沼正利(perc/Arr.)

Maricoさんは、とあるライブで知り合いその声に魅了された。

その声をもっと聞きたいと思った。が、

本人企画で人前で歌う事をそれほどしていなかったようなので、ワタシのライブに出演してもらうことにした。

そのきっかけがクリスマスライブでのクリスマスソングだった。

それは彼女自身が歌い慣れていたからでもあった。

全曲その為にアレンジし、一昨年と去年の2回ライブをした。

そして、それらのライブを見てくださっていた音楽プロデューサーが、具体的なCD化の話しを進めてくれた。

マルチニークのマルチアーティスト「シュリ カリ」氏がTumba CreoleのDemoテープを聴いてCDにしたいと言ってくれ、発売になってから21年。

アレンジではあるけれど、ワタシの手を通過した音楽を残したいと言ってくれた貴重な方である。

いろんな発案の中から最終的に決定されたのがこのライブ録音。

クリスマス曲ではあるけれど、ライブする為にアレンジしたその形をとても良いライブ感をもって収録する事のできるお店で。

強くはっきりとした想いではないけれど、ワタシ自身クリスマス曲にはちょっとした感覚を持っている。

ワタシはクリスチャンではないが、偶然にも通った幼稚園が聖母幼稚園というカトリックの幼稚園。

園長先生は外国人で(どこの国の人かはぜんっぜんおぼえていない)、キリスト教のしきたりと行事にあふれた毎日だった。

だから、クリスマスの音楽には幼少の頃の記憶(記憶というよりおぼろげな感覚)がまざり、その頃住んでいたところの景色などが付随する。

そして、ワタシが専門に学んだ音楽は西洋音楽である。

その中にはぬぐうことのできないキリスト教の感覚が満ち溢れている。

膨らみすぎると大変なのでここまでにするが、そういった感覚がワタシ個人のベースの一角にある。

だから、わたしがアレンジしたクリスマス曲を残したいと言ってくださる事は本当に嬉しい事。

それを、Maricoさんの声で。

さらには演奏してくれた音楽家達の音で。

ワタシは基本打楽器奏者なので、ワタシ自身が作る音楽は、それが打楽器だけの音楽でなければ音程楽器を司る方々がいないと成り立たない。

Maricoさんもそうだが、その音が好き、その音をいつも聞いていたい、その音と音楽したい、そして、この人達なら自分の音楽を表せる、、、

普段はなかなか言える事ではないが、ワタシにとって本当に大事な音楽家達と音が残せた事はこの上ない喜びである。

何年前になるか忘れたが、ワタシがアレンジャーとして(6曲だけ)関わったクリスマスアルバムが過去1作品。

日本を代表するマリンバ奏者、高橋美智子さんのクリスマスアルバム「天使のマリンバ」。

その時はマリンバアンサンブルでのアレンジで楽しかったが、今回は全曲ということでその仕上がりにも多少緊張感があった。

しかし、そんな音楽家達のおかげでライブ感溢れる生き生きとした音が録れてホッと肩の力が抜ける。

これから発売に向けていろんな作業が進められていく。

ご興味のある方は是非お楽しみになさっていてください。

関わってくださったみなさま、ご来場の皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。





   Masa...




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