長くなります。。。。
ワタシが主体となるものでライブ録音をするのは初めてである。
ワタシが主体になって発売された(した)CDは4種類。
リーダーバンド「Tumba Creole」
ソロアルバム
Qanun.3 1st & 2nd
Tumba Creole以外はワタシ個人のレーベルからの発売である。
この度ライブ録音したのは、今秋発売予定のソプラノヴォーカル「Marico」のニューアルバム「Winter Song」というクリスマスアルバム。
Marico(vo)
藤田明夫(sax/fl)
大藤桂子(cello)
上野山英里(pf)
Yurie(cho)
海沼正利(perc/Arr.)
Maricoさんは、とあるライブで知り合いその声に魅了された。
その声をもっと聞きたいと思った。が、
本人企画で人前で歌う事をそれほどしていなかったようなので、ワタシのライブに出演してもらうことにした。
そのきっかけがクリスマスライブでのクリスマスソングだった。
それは彼女自身が歌い慣れていたからでもあった。
全曲その為にアレンジし、一昨年と去年の2回ライブをした。
そして、それらのライブを見てくださっていた音楽プロデューサーが、具体的なCD化の話しを進めてくれた。
マルチニークのマルチアーティスト「シュリ カリ」氏がTumba CreoleのDemoテープを聴いてCDにしたいと言ってくれ、発売になってから21年。
アレンジではあるけれど、ワタシの手を通過した音楽を残したいと言ってくれた貴重な方である。
いろんな発案の中から最終的に決定されたのがこのライブ録音。
クリスマス曲ではあるけれど、ライブする為にアレンジしたその形をとても良いライブ感をもって収録する事のできるお店で。
強くはっきりとした想いではないけれど、ワタシ自身クリスマス曲にはちょっとした感覚を持っている。
ワタシはクリスチャンではないが、偶然にも通った幼稚園が聖母幼稚園というカトリックの幼稚園。
園長先生は外国人で(どこの国の人かはぜんっぜんおぼえていない)、キリスト教のしきたりと行事にあふれた毎日だった。
だから、クリスマスの音楽には幼少の頃の記憶(記憶というよりおぼろげな感覚)がまざり、その頃住んでいたところの景色などが付随する。
そして、ワタシが専門に学んだ音楽は西洋音楽である。
その中にはぬぐうことのできないキリスト教の感覚が満ち溢れている。
膨らみすぎると大変なのでここまでにするが、そういった感覚がワタシ個人のベースの一角にある。
だから、わたしがアレンジしたクリスマス曲を残したいと言ってくださる事は本当に嬉しい事。
それを、Maricoさんの声で。
さらには演奏してくれた音楽家達の音で。
ワタシは基本打楽器奏者なので、ワタシ自身が作る音楽は、それが打楽器だけの音楽でなければ音程楽器を司る方々がいないと成り立たない。
Maricoさんもそうだが、その音が好き、その音をいつも聞いていたい、その音と音楽したい、そして、この人達なら自分の音楽を表せる、、、
普段はなかなか言える事ではないが、ワタシにとって本当に大事な音楽家達と音が残せた事はこの上ない喜びである。
何年前になるか忘れたが、ワタシがアレンジャーとして(6曲だけ)関わったクリスマスアルバムが過去1作品。
日本を代表するマリンバ奏者、高橋美智子さんのクリスマスアルバム「天使のマリンバ」。
その時はマリンバアンサンブルでのアレンジで楽しかったが、今回は全曲ということでその仕上がりにも多少緊張感があった。
しかし、そんな音楽家達のおかげでライブ感溢れる生き生きとした音が録れてホッと肩の力が抜ける。
これから発売に向けていろんな作業が進められていく。
ご興味のある方は是非お楽しみになさっていてください。
関わってくださったみなさま、ご来場の皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。
Masa...