つぶやき............

パーカッショニストMasa(海沼正利)の『つぶやき...』
不定期でつぶやきます(^o^)。

心はいつもベンチャー

2011-09-11 | インポート
数日前の「先をみすえる人達」に梯おとうさんの話が出て、彼の本に関してはまた後日、なあんて事書いたもんだから久しぶりにガサゴソと見つけ出して読んでみた。

ユーストリームでのインタビューを見た後でもあり、初めて読んだ時より現実味をおびて読めた。

改めて書くまでもなく、ハモンドオルガンやレスリースピーカーに関する事など知りたい人は必読だ。

長い間電子楽器の先端を走ってきた人の一人だけにその知識と経験は莫大なものがある。

それにしては堅苦しいものを感じないのはなぜだろう。

masaは余程共鳴する所があったのか、かなりの場所の角を折っている(^_^;)。

とてもじゃないがすべては無理だが、少しばかり抜き出してみたい。

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「ライフワークは音楽」梯郁太郎著 2001年発行

目的なしではどんなに優れた資料でも役に立たない。

音に対するイメージというのは非常に不思議なもので、技術的には出ないと思い、出せないはずの音も、その演奏される会場、演奏者そしてその聴衆、雰囲気で大きく変わるという事である。

チャンスは目の前にあるときに捕まえなければ駄目、という教訓はいつも正しい。

「重要度の順序を間違えずに判断をするように」という彼のアドバイスを思い出し、無事切り抜けることができた。

日本の文化の中には、他の文化を受け入れて消化し、新しく世界に問いかけることができる"能力"があると信じている。

大きな決断が生涯に何度もあるのは、何度もチャンスに出会ったという事である。

私はこの外部とのコミュニケーション機能こそがデジタル楽器の一番大きな利点だと考えている。

不足している部分を補完する方法を見つけ出す事で成功率を飛躍的にあげられるのではないかと思う。

共通の答えはないが、共通の考え方はある。

一人でやっていると思う仕事でも、事実は相当多くの人に支えられているものである。

どの仕事でも責任を持って進めていくには、中長期のレンジで方向感を見失わない事が非常に大切である。

競争のない所に繁栄はない。

自分の予測を信じて続けるのは大変な仕事であるが、他の人から間違いを指摘されたときに、それを素直に聞けるようになるのは、自分で予測するより余程難しい事だと思っている。

過去の経験は楽器の開発にとって大切な部分であるが、新しいプロジェクトを進めるのにはかえって邪魔になることもある。

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インタビューでもそうだし、直接会った時もそうだし、この本を読んでもそうだが、いろんな苦労は当然あったはずなのに彼からは負のイメージは感じない。

いつも前向きに明るく、その言葉は明快である。

そしてなんといっても仕事、音楽、生きる事をエンジョイしているように感じるからこそ、良い循環が生まれるのだろう。

先輩たちの生き様は参考になるなあ。



              masa.....




ライフワークは音楽 電子楽器の開発にかけた夢ライフワークは音楽 電子楽器の開発にかけた夢
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2001-04-11


コメント
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