※参考記録

日本百名山山頂宙返りを敢行中の【雪崩★マン】が綴る社会学的山岳エッセイ!

天気予報から見える○○…

2002年04月30日 | メディア【media】
 今日の東京地方の天気予報は一日中『曇り』
しかし午後からしっかり雨が降り続いている。
別に予報を当てにしているわけではないし、外れることを咎めるつもりも無い。
ただ、天気予報を伝える人(予報士、キャスター、お天気お姉さん)は
普通の「生活感」
持っているのだろうか。
少なくとも彼らのそれは私のそれとは大きくかけ離れている。

 親しい友人はご存知だろうが、私はバイクが大好きである。
マシンが好きというより(マシンは好きだし、いじりたいのだが金がない)、
乗ること、乗って出かけることが大好き。
以前は通勤にも使っていたし、休日もたいてい乗っていた。
だから天気予報は毎日、しかも何度もチェックする。刻々と変わっていくから。
 バイクに乗らない人は実感できないだろうが、
「バイク乗り」は人一倍天気を気にする。
何故なら、バイクに乗るという作業はものすごーくデリケートで、
ちょっとした天気の崩れに弱いのだ。
徒歩の場合、小雨なら傘を差さなくても問題ない。
車や電車ならある程度激しい雨でも平気。
しかしバイクは違う。シールド(眼前を覆う透明板)の無いヘルメットを、
裸眼で使用している人は対象外だが、
私はそこそこ大きなバイクに乗っており、
スピードも出るので、安全性と防風性を確保するため
「フルフェイス」のヘルメットを使用している。
そういうバイク乗りはかなり多い。
それを使用し、雨が降ると一気に気分はブルーだぜ

 ポツっと小雨の雫が一滴シールドに付くこと、
それは田舎の高校時代、田んぼの畦道を自転車で走っているとき
突然眼の中に蚊が飛び込んでくるような、
あるいは行司の軍配が返り、し切ったと同時に舞乃海の猫騙しを食らい、
慌てふためく小錦のような状態である。
それはそれは運転しづらく、グローブ(手袋)で拭っても、
脂の筋のような模様が付き、視界は悪い。
歩行者や車の運転者は全く気にならない程度の雨が、
バイク乗りにとっては大変インパクトがあるのだ。

 東京は田舎とは比較にならないくらいバイクの数が多い。
東京で免許も車体も購入した私は東京の道を走り慣れており、
バイクで地方へ行った際、あまりのバイクの少なさにビックリしてしまった。
東京でバイクに乗ることは移動手段であり、
バイク便などの仕事もあることからビジネスユースの意味もあるが、
田舎では明らかに「趣味」であり「レジャー」である。
だから休日になると多少バイク乗りが増え、
対向車の運転手が親指を立てて合図をする。
同じ趣味を持つ者同士が親しみを込めて。
最初は面食らった。そんなことされたことないからどう返していいかわからずに。

 田舎では車を所持できる人でも、
東京では駐車場代が高く、所持できないこと、
そして渋滞をある程度避けられることが原因だろう。

 「曇りのち雨」などの場合、
天気予報で「お出かけの際は傘をお持ちになって…」とよく言うが、
「バイクに乗る方はご注意ください」とは言わないし、
「降っても小雨程度ですので傘は必要ないでしょう」という際も
「しかし小雨の可能性はありますのでバイクに乗る方は…」
といったコメントは聞かれない。
「曇り」や「曇りのち雨」の天気予報のためバイクで出て、
(早めに雨が降り始めたりして)
ずぶ濡れでバイクに乗っている人をよく見かける。
私も何度もそういうめに遭った。
 制作者はバイクのような貧乏人のやる趣味はやらないし、
バイクに乗ること自体異文化の世界の出来事のように
思っていらっしゃるのかしら?
東京はこんなにバイクが多いのにねェ。オホホホ…

 マスコミ、メディアのソフト、
つまり番組、紙面(誌面)の内容に対して、
我々がいまいち納得、共感できない
あるいは不愉快な思いや歯がゆさを感じる背景のひとつとして、
制作者が市井の生活感(観)を理解していない
あるいは(乱暴だが)軽蔑していることが挙げられると思う。
 人権擁護、個人情報保護法案、
いわゆる「メディア規制法案」が今国会で審議される。
逃げるようだが、ここでは論説しない。だって不勉強なんだもォ~ん。
マスコミもあおって、躍起になって自民党との対決姿勢を打ち出している。
どちらの言い分にも一理ある。しかし、ひとつだけ言いたい。

 おごるな!マスコミ人!

シュリから見える○○…

2002年04月29日 | 雑感【thoughts】
 先日テレビで韓国映画『シュリ』を見た。
といっても実は二年前、試写会でこの映画を見た。だから二回目。

 改めて“日本ウケ”する作り方をした映画だと感じた。
狙っているわけではないと思うが。
ただ正直「面白い」と思った。
『踊る大捜査線』を見ているような興奮もある。
カブッている配役もあるし。
しっかし彼らは日本の文化や芸術を国家レベルで規制しているくせに、
この映画はほとんど日本の映画やドラマの“パクリ”だ。
相当日本を研究しているし、
猿真似の技術では日本を抜いて韓国は世界のトップであろう。
だが映画作りに対する力の入れようは日本のそれよりはるかに高く、
出来栄えも世界レベルかもね。
ハリウッドよりはもちろん劣る。爆破シーンのお粗末さなど。

 おっと今回は瑣末な“粗探し”をするのが狙いではない。
この映画は、南北問題を抱える韓国ならではの作品であり、
それに「恋愛」を絡めるのは無茶苦茶だが、
その無茶がすんなり見ている者の頭に入ってくるところが凄い。
つまり我々現代日本人が直面したことが無いくらい「重い」問題があり、
そんななかにも「恋愛」は万国共通語として語ることの出来る素材として
存在するのだ。

 確かに「重い」!
結婚を約束した恋人が北朝鮮の工作員(スパイ)で、
最後の最後に警官(?)である主人公の男は、
恋人でスパイでもある彼女を撃ち殺すのだ。
ちゃっちい爆破シーン、『西部警察』を凌ぐほど、
バカバカしくなるほど激しすぎる銃撃戦を見ていても
最後には涙してしまった


 主人公(女性)の金允珍(キム・ユンジン)の韓国人らしい美しさと、
その相手の韓石圭(ハン・ソッキュ)がカッコよすぎないところがいい。
普通の韓国にいるカップルっぽい。韓は日本ではSMAPの草剛って感じかな。

 ひとつ残念なのは、テレビ放映版は象徴的、印象的な台詞が
いくつもカットされていたこと。
いずれも“クサイ”台詞ばかりだが、
生ぬるい日本で生きている我々には理解し難い、
北朝鮮の国民性を感じさせるものもあり、非常に残念。
生ぬるすぎて、“ボケ”ちゃっている若者は何も感じないかもね。

テレバイダー

2002年04月29日 | メディア【media】
 単なるお勧め番組の紹介
 東京MXテレビの『テレバイダー』という番組が面白い。
この局は東京ローカルで、なおかつUHF局なので見ていない人が多いかもしれない。
私がこの番組を勧めるわけは、既存のバラエティーの下らなさに辟易しているからであり、
テレバイダーは斬新かつ面白いからだ。理屈抜きにも笑える!!
今日はテレバイダーについてではなく、既存のバラエティーについて斬っていく。
なお、テレバイダーは毎週土曜日夜10:00~11:00、東京MXテレビ(14ch)で放映中。

 最近のバラエティー番組。特にお笑いタレントを使ったものの下らなさには
閉口を通り越して、怒り心頭に発している。

 まずは「タレントの能の無さ」。
テレビのこともメディアのことも世の中のこともよく知らずに、不用意な発言が多い。
いちいち挙げては枚挙にいとまが無いのでよしておくが、街角での一般人相手のロケなど、
暴言が多すぎる。人権侵害にもなりかねないケースが多い。
また情報番組にタレントやアイドル(グラビア系)などを起用し、
政治や経済のことを語らせてもバカを露呈しているだけで、腹立たしい。
先日の「それってヘンじゃない?!」でも述べたが、
昨日まで普通の女子高生やプータローだった者がしたり顔で芸能人気取りなので無理もない。
だいたい技術も能力もない連中が芸能人になり過ぎ!

 次に「番組作りのレベルの低さ」。これは“安直さ”とも言えよう。
前述のようにタレントに街角で一般人(素人)相手に騒がせたり、
スタジオでタレント同士のフリートーク、という形式の番組が多い。
また彼らを司会に仕立てて、番組の進行までさせてしまう。
お笑いタレントなら漫才、コント、漫談、モノマネなどの「芸」を見せてなんぼやろ!!
あとで編集できるということで自由に喋らせて、
ちょっと面白いトークにテロップ入れて、ついでにCG使ったり…。
それである程度笑いは取れているかもしれないが、あえて言うが、
私のような“レベルの高い優秀な視聴者”
おそらく苦々しい思いでテレビを見ているだろう。
また、そういう制作法によりお笑いタレントのレベル低下も招いていると思う。

 おい、バカタレント、バカディレクター!『テレバイダー』を見て勉強と反省をしろ!!
この番組は出演者、制作者が皆勉強と努力をして作っている様が見て取れる。

それってヘンじゃない?!

2002年04月26日 | 雑感【thoughts】
 先日、ある情報番組の中で海外のクイズ番組が紹介されていた。
詳しく見ていなかったので、突っ込んだ話はできないが、
そのクイズの出場者は皆「求職者」(学生か否かは不明)で、
クイズの問題は各種の企業が出題し、優勝商品は
『その会社に就職できる』というものだった。
それってヘンじゃない?!

 つい先日もある女子大生が就職難を苦に自殺したニュースが報じられていた。
ちなみに誤解を恐れずに発言すると、彼女の自殺の原因は他にあると思うがねェ。
“いろいろな”人間関係とかね…。
「就職できずに…」と書かれた遺書が見つかったそうだが。

 話を元に戻して、その番組が何処の国のものかはわからない。
つまり、その国の経済状況、就職状況はわからないということ。
しかし、クイズの商品は
『夢』のあるものでなけらばならないと思う。
それはテレビのなかは“非日常性”の世界であり、
なおかつ“日常性”を投影したものである必要があると考える。
視聴者はテレビという世界は一種のディズニーランドのようなものであると認識しているし、
だからゆえにそこに「夢」を見るのである。そうじゃなければ誰もテレビなんて見ない。
ただの情報供給箱じゃないし。
でもおニャン子以降、クラスのちょっと可愛い娘が次の日にはもうアイドル、ってことや
インターネットの普及で、テレビ(広義に音と映像のメディアってこと)の「箱」のなかへ
簡単に入れるようになっちゃったが。メディア論は今回の主旨じゃないのでよしましょう。
もちろんテレビの現場はヒジョーにドロドロした日常性溢れるものだけど。

 それなのに、番組の商品が『就職』とは笑止千万!
そもそも就職(仕事)なんぞがイコール夢であるわけはなく、そりゃ「義務」だ!
 もちろん当地の社会状況にも寄るサ。
先日、私はタイを旅行で訪れ、現地のクイズ番組を見たが、
商品は日本製のMDラジカセや成田への往復航空券だった。

 字数の関係で強引に結論を述べるが、
上記は、番組を作る側の品性とレベルが低すぎるゼ!!
それから就職難に喘いでいる諸君!自殺もいかんが、そういうクイズ番組に出てはいかん!
バカになるよ。

 以上、「無職」の雪崩★マンが謹んで申し上げました。

愛しき企業戦士たちよ

2002年04月22日 | 雑感【thoughts】
 学生時代の仲間に逢った。
 某大手通信会社に勤務し、休日はキックボクシングの道場にも通うK岡(30歳、既婚、♂)。
 某大手スーパー(開発部)に勤務し、MLBが大好きな大阪出身の在日中国人Ky(31歳、独身、♂)。
この二人と私の三人で逢った。今回は、私が今年2月にタイへ旅行し、
その際のお土産を二人に渡すためと、K岡が晴れて30歳となり、
30'sの仲間入りを果たしたお祝いという目的で逢った。
我々は某大学の某格闘技部の同期で、心身ともに“凌ぎを削った”仲である。

 学生時代は毎日会っていた三人だが、卒業後は年に数回会う程度だったので、
話は大いに盛りあがった。
話の中心はやはり「仕事」のこと。
二人の勤務する会社は共に最近芳しくない情報を抱える会社
(*そういう会社は少なくない、というより大多数)で、共に「勤続7年」。
一方私は現在「無職」。まともなサラリーマン生活を送った経験も一年半くらいしかなく、
そのため会社の栄枯盛衰(は大げさか)、紆余曲折を内部から見た経験も乏しい。
彼らの会社も、入社当時はバブルはとうに弾けたとはいえ、今ほど悪い状態ではなかった。
しかしご存知のように、過当競争が激しくなり、
スーパーなんぞは勝ち組と負け組がはっきりしてきた。

 この7年間、二人は幾度となく、会社を辞めることを考えただろうし、
職場環境、待遇、人間関係…などの愚痴を聞かされたものだ。
そういう“どーにもならない”、“なにもできない”彼らを私は冷ややかに見たこともあった。
“どうしてそんな会社に居るんだよ?!”って具合に。
 しかし最近、不満を抱えつつ着実にキャリアアップしている彼らを見、
また、最初に入った会社の影響もあるが、
30過ぎてもなんの技術も人脈も身につけていない自分も顧み、
彼らを見直し、少しだけ尊敬できるようになった。やるじゃないか!と。
そして今日、私はKyの口からとても印象的な素適な言葉を聞いた。
それは熱っぽく自分のやっている仕事について語るなかで
「(業界内の他社や社内だろう)いろんなとこから突つかれて、焦って必死になってるのって結構おもろいで」

 彼らの話は面白かった。そして充実していた。私にないものも感じられた。だから言う。
 ガンバレ!企業戦士達
特に私と仲のよい人達。

オバちゃんパワー炸裂!

2002年04月19日 | 文化・生活【culture&life】
 ディノス主催のスポーツ用品のバーゲン会へ行って来た。

 今日は「VIP招待日」(といっても誰でも、招待券がなくても入場できる)
ということで、
やや年配の方が…。ディノス会員の「オバ様方」が大勢いらしていましたわ。オッホホホホ。
私は彼女達に混じって、肩身の狭い思いで会場をうろついていた。
DJブースもあり、太めのDJ(誰だっけ。名前忘れちゃったけど、その人に似ている)の男性と
ちょっとグラビア(デラべっぴんとかね)の仕事しています風の女性二人が
喋って、曲かけて、タイムセールの案内して、ついでに迷子の案内までして…
それが会場全体に流れているのさ。まるで江ノ島海岸みたい。
 それにしてオバちゃんすごいね!狩人だ!タイムセールが始まると、脱兎のごとく駈け、
店員には掴みかからんばかりの勢いで、星野監督ばりの猛抗議!
しかもスポーツ用品のバーゲンという特質上、やや“若め”でスポーティー。
だから「勢い」がある。
私はすっかり怖気づいて、ほとんど買い物をしないで出てきちゃった。
目当ての品もあまりなかったし…。欲しい靴はサイズがないし(初日だろ?!)。
 それについてだがね、例えば靴は普通の靴屋のように棚にズラーッと陳列してある。
そして上段や下段に箱に入った靴がいくつか置いてある。これが各サイズ、色の靴だ。
しかしだね。陳列、つまり箱から出して裸で置いている靴と、
箱に入ったままで上下に置かれている靴の数がほとんど一緒!!
ということは欲しい靴のサイズや色が無いんだよ!!
店員に聞けば、出しているものが全てだと言う。
 嘘つきーッ!!!!!
俺は裏にわんさと積まれた中味の入った靴の箱見たんだよ!!
明日以降の客のためなのかどうか知らんが、もう信頼せん!
みんな!ディノスでモノ買うなよ!通販もだ!!
(不買運動第二弾!)

 ところで、なんでバーゲンでは何でも買うのかね??
入り口で買った物(というか“買うもの”)を入れるための袋を全員にくれるのだが、
皆それがいっぱいになるまで詰め込んでいる。
俺だって、いいなァと思うものはいっぱいあるよ。
でも、2~3分経って見てみると、
「やっぱいいや、着ないかな、使わないかな」ってなるんだ、これが。
結局、手にとって見たものは20点以上あったけど、買ったのは3品くらい。

みずほ、成敗ぢゃー!!

2002年04月16日 | 時事【current topics】
 みなさん、もう聞き飽きているかもしれませんが、みずほ問題。
みんなで、みずほ、やっつけましょう!!

 これは、塩ジイの記者会見時の「結局、えー加減なことやっとったっちゅーことでしょ…」
に象徴されていますね。
 余談だが、私塩ジイ好きヨ。なんか素朴で正直な感じするから。
政治家それだけじゃあダメだけどね。
 問題は、雪印問題などと同様、根本的な『構造的な問題』でしょう。

 最近、政治家の秘書給与の問題が取り沙汰されているが、
「名義」借りて、一千万円以上(だった?)もらってるんでしょ?!
先日の「適正価格って?!」でも書いたが、そもそも「政治家と銀行員の給与」高すぎ。
 もひとつ余談。私の母、元銀行員で20年以上前に退職しているが、
その頃の給料、父よりも高かったそうだ。ちなみに母は高卒。
 『構造的な問題』。それは体質、旧来のやり方。
バブル以前(高度経済成長期)の方法、考え方、人…、そういった問題。
5年以上前かな。「変わらなきゃ」とCMでイチローが言っていたのは日産。
その日産も遅まきながら変わりつつある。
まー、ゴーン氏のあのやり方はあれはあれで問題あるんだけど。
(うーん、徒然書いていたら抽象的になってきたぞ。中傷的にも…)

 「変わらなきゃ」いけないのは国民一人一人であり、日本全体であり、
その最たるものが政治家と銀行員

そこで、みんなで『不買運動』しまひょ!!
つまり、全員が口座を解約するってこと。
みずほをメインバンクにしている人はみずほの何がいいの??便利なの??
(これ、羽田空港を国際航空へって問題での記者会見時の、扇大臣の発言風ね)
昔から富士、第一勧銀使っているからとか、付き合いだからとか、たいした理由ないでしょう。
所詮、個人口座くらいではあんな巨大銀行びくともしないだろうが、
そうして社会全体で制裁を加えないと、変わるものも変わらないゼ!!
あんな“えー加減な”ことやっていても、“えー加減な”連中でも、
あれだけ国民をバカにして、あれだけ失敗していても、
どうせ国はあの銀行を潰さないし、むしろ保護するんだから…。

「新宿ドリームランド」にて

2002年04月12日 | 雑感【thoughts】
 “職安”ってところをはじめて訪れた。あッ、『ハローワーク』っていうんだっけ?

 新宿エルタワービル23F。
いやァー、ハイソで綺麗でゴージャス!!
職安って、小汚いジャンパー羽織ったオヤジ達がふけ混じりの頭と不精髭の面下げて、
酒臭い身体をよじらせながら、カウンター越しに、
メガネをかけ、白のワイシャツとグレーのネクタイ、
七・三分けの頭の30歳くらいの係員の説明を
右と左、アンバランスに開いた焦点の定まらない血走った眼をギョロつかせながら聞くところで、
後ろには同じようなオヤジ軍団と、少しばかりの風俗上がりの30女が
並んでいるところだと思っていたが…(そりゃあ世界恐慌の一コマだ)。
 というのは大嘘で、そこまでは思っていなかったが、
私の想像よりも“活気に溢れ”、とっても“フツーの感じ”だった。
いわば、『新宿の雑踏』そのままって感じ。

 驚いたのは「人の多さ」。しかも「フツーの人達」。
私同様30前後の人が目立つ。でも彼らは専ら情報(求人)検索のパソコンを占拠しているだけで、
カウンターで話を聞いている人は、40~50歳くらいの人が多いかな。
なかには30歳台風でスーツを着て、いかにも営業の途中という感じの人もいた。
本当に営業の途中だったりして。
そういう人が200人近くいたと思う。女性は2割くらい。

 そんでもって「広い」!
ビルのワンフロアとはいえ、かなり広めのレストランくらい(って何㎡くらいだ??)。
そこにパソコンが150台!!しかもプリンタ付。最新。その全てがたいてい使われており、
入り口の総合案内で使用許可札をもらい、それに記載されている番号のパソコンを使用する。
パソコンは壁伝いに、またフロア中央に円形に配置され、さながら、
お昼頃の「ディズニー・シー」入り口の地球儀の噴水前の雰囲気。
明るく清潔な店内(じゃない!)。綺麗な絨毯フロア。丁寧できびきびした態度の店員(じゃないって!)。
こんなお店なら(違うだろ!)また来たァーい!
次号の「東京ウォーカー」の“今新宿でイチオシのお洒落なお店”特集で紹介されるだろう。

 “コンビニ化”された職安。
すっかり仕事を探す気が萎えてしまった私は、15分ほどで店(もういいや)を出て
大好きなアウトドア・登山用品店、紀伊国屋書店を巡り、本を一冊買い、帰ってきてしまった。

適正価格って?!

2002年04月10日 | 文化・生活【culture&life】
 先日メガネを買った。二つも。
最近話題の激安メガネショップ(チェーン店)の吉祥寺店で。

 2年前にもメガネを作った(買った)のだが、3万5千円もした。
しかし、今回は1万円以下。
しかも出来上がりまでが早い!お店の説明では通常は30分だそうだ。
私は乱視が入っているため、注文生産になり、一週間待つことになったが、
店内でフレームを選び、そのまま視力測定→レンズ生産(加工、研磨)→商品引渡し、
が普通。そもそも今までのメガネが高すぎたのだ。
 小奇麗な店内。ピカピカの床。バリッとシックなスーツを着込んだ店員。BGMはクラシック…
というのが今までのメガネ店のイメージ。
でも、私が買ったお店は、店内こそ綺麗で明るいが、店員の服装はラフで、
店内を所狭しと動き回っている。
商品、つまりメガネのフレームも、「ドンキホーテ」ばりとまではいかないが、
壁の上段やフロア中央のスペースまでびっしりと陳列され、
壮観である。こりゃあ選ぶ楽しみもある(ドンキホーテ式)。
つまり、広さを抑え、商品を多くすれば、価格を抑えられるのだ。
もちろん、(詳しくは述べないが)フレームを中国などで安く、
大量に生産するといった生産コスト削減のための努力もあろう。

 パソコンの値段も下がっている。航空運賃だって数年前と比べると雲泥の差。
牛丼は250円。ハンバーガーは半額に。
乱暴かもしれないが、これらは『適正価格に近づいて』きたのだと思う。
 しかし、そうじゃないものがあまりにも多い。

 私はかつてホテルのレストランで働いたことがあるが、
その店はコーヒー一杯800円!た、高すぎるッ!
でもそれを飲む人がいるのだ。しかもおかしなことに(情けないことに?)
お店の売り上げのうち、コーヒーの占める割合が一番高いのだ。
だから値段を変えずに売り続けている。
たいしたコーヒーを出しているわけじゃあない。
業者から仕入れたコーヒーパックの封をはさみで切り、
コーヒーマシンへその挽いた豆を注ぎ、あとはボタンひとつで
数分後にはコーヒーが出来上がっている。
一杯一杯丁寧に抽出しているわけではない。
それを飲んでいるお客さんは、はっきりいって「古い人」たちである。
昔からホテルを利用している人、常連さん、地上げ屋、地元の“有力者”、ヤクザ…。
 穿った見方かもしれないが、彼らは値段なんて気にしていない。
いやむしろ「高いから」飲んでいる人もいるだろう。
そもそもコーヒーを飲むために(たいていは打ち合わせなどのためだが)
ホテルのレストランを利用している連中だ。
ここを利用することで「格好がつく」と思っている。
 ホテル自体が高い。ホテルは宿泊者のおかげで儲けているなんて思っている人いませんか?
宴会、結婚式(披露宴)などで儲けているのだ。
それが不景気&デフレ(デフレスパイラルぢゃ!)で、会社や団体は宴会をやらない。
やっても居酒屋で。結婚式も小さなレストランを借りきって、小人数で、っていうのが主流。
当然ホテルも様々な料金を下げざるを得なくなる。
私の勤めていたレストランも最近メニューの一新。料金をリーズナブルに。
という具合にリニューアルしたが、遅すぎる改革だ。
だいいち、「打ち合わせをホテルのレストランで」って考えが古い!
我々なら街のスターバックスコーヒー(以下スタバ)で、だろう。

 私最近、無職のためコーヒーショップを利用することが多い。たいてい読書しているが。
スタバ、タリーズ、ドトール…など、たいていのチェーン店のコーヒーショップは利用している。
特にスタバは比較的後発組であるにもかかわらず、いたるところにある。
しかし、ベローチェ(シャノアール)が『150円で美味しいコーヒーを』と謳っているのに対し、
スタバやタリーズなどの“お洒落系”(って言い方バカっぽい?)というか、
“シアトル系”、“外資系”が300円近くするのはちょっとねェ…。
 でも、このお洒落系はいつも満員。しかもスタバなんて禁煙だから、
長居する人は比較的少ないと思われるし、席がなくても外で立って飲んでいる人もいる。
ということは儲かっているってこと?じゃあ値段だってもうちょっと安くなってもね。
高くても買う人がいれば、値段を下げないのは経営論理の基本だけどさ。

 アパート、マンションの家賃だってもっと下げられるはず。
ホテルのレストランだってデニーズになるかも。
でも最も適正じゃないのは、無能なくせに高すぎる
『政治家と銀行員の給料』だろう。

八年分の頭脳を放棄

2002年04月04日 | 雑感【thoughts】
 僕はこの度、8年半の間使い続けたワープロを捨てます!
NECの文豪MINI5UVという型。

 学生時代から使い続け、日々の日記、ゼミのレジュメ、論文。
仕事を始めてからも、探偵時代は報告書などを執筆し、
僕の『頭脳』をひたすらキーボードにぶつけてきた。
4年前にパソコンを購入してからも、昨年までプリンタを所持していなかったため、
プリントアウトの必要のある文書は全てパソコンではなく、ワープロを使っていた。
キータッチの具合(感触)、変換の能力など、
機能的にもパソコンに劣るものはなく、大変優秀なやつである。

 しかし、昨年来突然起動しなくなったり、起動しても画面が機能しなかったり…
と“体調不良”を起こし始めた。
それまでも具合の悪いことはあり、そのつど修理をしてきたのだが、今回は
 「もう死なせてやろう」
と思ったのだ。
大げさではなく、本心から“彼”との決別を決めた。

 僕は物持ちのよいほうではない。昔から僕が使うものは思いの外早く故障し、
使い物にならなくなった。特に電気製品は。
しかし、彼は僕の激しい「特打」にも耐え、
しかもたちどころに意のままに文章を変換してきた。
僕は文書入力の速さには自信があるが、それも彼のおかげ。
僕の学生時代は今ほどキーボード入力に熟達した者はそう多くなく、
論文などの大量の文書入力を必要とする際、得をした。
速く、多くの文章を書けるため、日記を書くことを億劫がることもなく、
これまで書き続けられた。
それだけに、彼によって刻まれた(記録された)思い出は多く、
彼から得た技術も多く、彼への思い入れも大きい。
 しかしそれゆえ彼を酷使してきたのも事実。
論文執筆のため、徹夜で彼を殴打しつづけたこともあるし、
電源コードを足に引っ掛け、机から滑落させたこともある。
だから、彼への労わりと感謝の意味で“葬る”ことにした。

 今彼は練馬区の有料粗大ゴミ処理券A券1枚、B券1枚をそれぞれ貼られ、
六畳一間の片隅でひっそりと佇んでいる。
今度の土曜日が彼の命日だ。
朝8時に僕の知らないところへ行くらしい。

新ストライクゾーンをvol.2

2002年04月03日 | スポーツ【sports】
 昔は“怪童”中西太のように、打球は校舎を越え、学校裏の畑まで…という伝説を残した
選手、学校、そういう地元の語り草になるようなことがあったのに、
今はすごい打球を打っても伝説にはならない。それより、グランドの周囲にネットが張られ、
ボールが外へ出ないようになっている学校多いね。

 (また話を戻して)スポーツ(もちろんアマもプロも)のルールは
プレイ「する」人と「見る」人のために存在するもの。
そもそも、甲子園球場の「ラッキーゾーン」も、
ホームランを増やして試合を面白くするために設置されたんじゃないの?!
それが、高校生のレベルが上がり、ホームランが出過ぎるようになったので、撤去されたんじゃ…。
プロ野球だって、近年球場が新しく、広くなり、ホームランが少なくなるって懸念されたけど、
最近ホームラン王が50本を打つようになり、
王貞治の記録が塗り替えられるのも時間の問題といわれるようになってきたし。
メジャーリーグだってそう。
バリー・ボンズは昨年年間ホームラン数記録を樹立した。それにしても彼の打球すげェ!
俺もカヌーに乗ってホームランボールを奪い合いたいぢょー!

 (またまた話を戻して)つまりは、
『高校野球にも新ストライクゾーンを導入せよ!』である。
 昨日のような「点取り合戦」のような試合は少なくなるだろうし、
僅差で勝敗が決まる試合のほうが面白い!
昨日の「19-1」の試合は、勝った側も負けた側も
一点差勝負の試合と比べてかなり違った感情があったんじゃないかな。
例えば負けても「泣けない」と思う。「最後まで諦めない!」と言ってみても、
9回裏で、一点差の試合と同じようなモチベーションで試合をすることは無理でしょ。
気持ちいいのは、バッティングマシンを相手にしているような
バッターたちだけだったんじゃない…。

 新ストライクゾーンが高校野球において議論されたか否かはわからない。
だが、選手も観客もテレビ視聴者も皆プロ野球だって見ているはずだ。
高校野球は好きだが、プロは好かんって人はいないと思う。
おまけにプロになる人で、高校野球を経験しない人なんて一人もいないだろう。

 火を見るより明らか。さっさと議論して導入せよ!ま、時間の問題だろうけど。

*マスコミ関係者のご意見をお待ちしております。
特に私の友人の某ラジオ局のスポーツ記者のU田氏。

新ストライクゾーンをvol.1

2002年04月03日 | スポーツ【sports】
 いやァ、選抜高校野球見てます?準々決勝はドエライ試合ばかりでしたね。
 「鳴門工19-1広島商」
 「関西10-1尽誠学園」
 「福井商10-8明徳義塾」
 「報徳学園7-5浦和学院」
 4試合の総得点が「61点」!!総安打数が、えーと「101」?!!
“社会派”を標榜している私としては、陳腐すぎてこの言い方をしたくないのだが、
 『打高投低を象徴』した試合だね。

 ところで、今季から日本のプロ野球に導入された「新ストライクゾーン」。
開幕前から話題だったが、これって高校野球には導入されていないよね?
私は正しく把握しているわけではないが、センバツ高校野球を見る限り、
導入(適用)されていないと思う。なんで??

 上記のように“異常”なほど得点が入る試合の原因のひとつは、バッターのレベルが高いから。
逆にピッチャーのレベルが低いからともいえる。ここでは「レベル」についての考察はしない。
やれパワーだ、テクニックだ、キャッチャーの要素や道具の話にまで及ぶから。
バッターのレベルが高いのは、選手の体格が大きくなり、トレーニングの実践と理論が発展し、
その結果、速く、強くバットを振ることが出来るようになったからだ。

 余談だが、私が小学生の頃の高校野球は、バッターはバットを短く持ち、
コツコツボールを叩きつけるように打っていた。
グリップエンドいっぱいまで握って構えるのは四番打者だけ。
ランナーが出ると必ずバント&ヘッドスライディング。
そういえば、手袋なんてみんなしていなかったなぁ。
今大会は、近鉄バファローズのローズのようにバットを寝かせて構え、強振する選手も見られる。
私が高校野球を見始めた20数年前と比べても大きな違いが見て取れる。

 (話を元に戻して)ピッチャーもそうじゃないか!と思われるかもしれない。
しかし、イチローのような超一流選手を模したマシンは存在しないが、
R・ジョンソンのようにメチャクチャ速い球を投げるマシンは存在する。
たいていの高校の野球部は持っている。
そんでもってムキムキ高校生が、清原番長よろしく吠えながら、
ボールを“しばく”。最後はバットを放り投げる(中村紀)。
そんな光景あちこちの高校で見られる。

センバツ高校野球、四国勢全てベスト8入り!

2002年04月03日 | スポーツ【sports】
 いやぁ、強いね『四国』!
 私も四国出身者として誇りを感じる。
今回四国からセンバツ高校野球に出場している
「鳴門工」(徳島)、「尽誠学園」(香川)、「明徳義塾」(高知)の
3チーム全てがベスト8入りしたのだ。

 ところで皆さんは「センバツ高校野球」において、
 『四国の初出場チームはほぼ例外無く決勝戦へ進んでいる』
ことをご存知だろうか?
古くは「高松商」、「松山商」、
現プロゴルファーの尾崎将司を擁した「海南高」をはじめ、
近年に入っても、昭和49年の“さわやかイレブン”の「池田高」。
“攻めダルマ”の異名を持つ名将・蔦監督(昨年お亡くなりになった)に率いられ、
その後の活躍も含め、伝説的チームになった。
“やまびこ打線”と呼ばれる攻めのスタイルは、
高校野球に「パワー野球」をもたらし、革命を起こした。
以後も我が故郷愛媛県新居浜市の
「新居浜商」、「伊野商」、「宇和島東」、「新田」、「観音寺中央」…。
みんな「初出場」で優勝か準優勝をしている。

 また、近年プロ野球で活躍する投手も多い。
「藤井秀悟」(ヤクルトスワローズ、愛媛の今治西高出)。
「野口茂樹」(中日ドラゴンズ、愛媛の丹原高出*怪我で開幕一軍入り出来ず)。
共にチームはもちろん、球界を代表するエースだ。さらに
メジャーリーガー「伊良部秀輝」(テキサスレンジャーズ、尽誠学園出)も。

 余談だが、前回の日記で書いた「田口ランディ」氏だが、
「田口」と「ランディ」は共にメジャーリーガー…
と思いきや「田口壮」はマイナーへ落ちたんだっけ。
それにしても「ランディ・ジョンソン」凄いねェ。『開幕戦完封勝利』。
38歳にして、昨日も時速100マイルの速球投げていた。

ランディィ~~!!

2002年04月03日 | 時事【current topics】
 ってなわけで、今朝(4/2)
『田口ランディ盗作!「アンテナ」、「モザイク」絶版』
というニュースを聞いた。
昨日、『コンセント』を(いまさら)読み終えたばかりで、ランディワールドに触れ、
ホットな私は早速上記の二冊も読もうと思っていたところ。

 “こりゃあ早く買いに行かんとヤバイな”
と思い、夜、吉祥寺の某書店に出かけたが、無い!撤去しちまったのか?!

 やはり、書店なんて市場に直結しているから、社会情勢や市場のニーズに応えるの早いねェ。
「政治家」とはえらい違いだ。
ヤバイと感じ、すぐに買いに行った私も早い。

 ところで、本当に撤去されちゃったのかな?明日は新宿へ調査に行こう。

タイ人襲来!(赤潮発生)vol.2

2002年04月02日 | 文化・生活【culture&life】
 焼きあがったもんじゃとお好み焼きを前にした弟が
おもむろにテーブル端の薬味のスタンドに手を伸ばし、
『七味唐辛子』を取り、テーブルに置いたのだ!
そのとき、御江戸のtraditional foodを
私一人では守りきれないことを瞬時に悟り、私は落胆した。そう!二人は

 もんじゃとお好み焼きの表面に、
七味唐辛子のスコールを降らせたのだ!


 「緊急警報!赤潮発生!全漁民は直ちに帰港せよ!」

 幸い、もんじゃ達は小分けされていたので、
私のもんじゃは“汚染”されずに済んだ。
しかし、彼らの“潮溜まり”は見事な橙色を醸し出し、
その波間にのた打ち回る鰹節は、
さながら呼吸困難で暴れる養殖鰹!鰹達の断末魔を聞いた気がし、
思わず目頭を押さえてしまった。実際、辛さは目に染みる…。

 そう言えば弟が言っていた。
食べ物に対するタイ人の美味さの基準は「辛さ」であると。
彼も3年近いタイ滞在で見事に“タイナイズ”され、
汚染されたもんじゃを平気な顔して平らげている。
やはり生体は環境の変化に適応し、身体を変化させるのだ。
“汚染もんじゃ”を食べる弟を見て、
私は『種の進化』を学ぶ生きた標本を目の当たりにした気がした。

 食後、不忍池周辺を散歩し、桜を眺めた。「もんじゃ」の後は「花見」だ。
いやァ、俺もよいプランを考えるな、と自画自賛。
好天の休日とあって屋台も人も多く、バンコクの街の情景と重なった。
ユットさんもこの光景を楽しんでいるらしく、
「カメラをスーツケースに入れたままにしてきた」と悔やんでいた。

 余談だが、私はタイが大好きで、住みたいと思っているくらい。
今年2月にタイを訪れており、バンコクの街並みは記憶に新しい。
簡単な会話くらいならタイ語だって話せちゃうのだ。
もちろんユットさんと談笑できるレベルではなく、
すっかりタイ語を自由に操れるようになっている
弟の通訳を介して彼と話したのだが。

 彼らは夕方の飛行機でタイへ帰るので、
3時過ぎに東京駅から成田エクスプレスで成田空港へ向かった。
別れ際、二人と固い握手を交わし、
ユットさんに、またタイを訪れることを約束した。

 はたしてユットさんはもんじゃを楽しんでくれたのか?
そういえば食べ始めるとき、

「これは“トレーニング”だ」

とつぶやいていたな…。


 「まあ、オッちゃんが言うのも変やねんけど、異文化コミュニケーション、
ちゅうのもええと思うねんな…」♪