※参考記録

日本百名山山頂宙返りを敢行中の【雪崩★マン】が綴る社会学的山岳エッセイ!

オレも履修漏れだった?!

2006年10月31日 | 教育【education】
 参考までに…
僕も高校時代は全く「世界史」の授業は受けていない
しかし、僕が高校生の頃(1986~1988年)は
学習指導要綱が現行の前だったので、
「世界史」が必修だったか否かはわからない
ちなみに「世界史A」、「世界史B」なんて分かれていなかった時代。


 もうひとつ参考までに…
僕の高校は当時、「日本史」が必修で
「世界史」と「地理」を選択していた。
僕は特異だった迷わず「地理」を選択した
なお浪人時代の代ゼミの全国模試で
僕は「地理」において『99点で全国2位』
の成績をとったことがある

これからの教育

2005年11月19日 | 教育【education】
 12日、フジテレビ『たけしの日本教育白書』という番組を見た。

 実は僕の得意分野は「教育」である。
得意の教育論で学生時代はNHKの採用面接も勝ち抜いた。
でも試験で落ちて不採用だったけど…。
今なら“いろいろな意味”で、NHKに
「俺を不採用にしたのは失敗だったな」
と言えるけどね。いや、まだ言えないか…。

 この番組は僕が常日頃感じていたこと、考えていたことを
明確に表現していたし、また僕に大いなる発見をさせ、勉強させてくれた。

 僕は常日頃最近の『ゆとりの教育』に警鐘を鳴らしてきた。
“ゆとり”なんて必要ない!!
番組内でたけしと石原慎太郎が言っていたが、
「小中学校では“詰め込め”ばいい」のだ。
子供にゆとりを与えるからすることがなくPS2ばかりする。
その結果『ゲーム脳』になり、
小中学校時代からの同級生の女子高生(一年生)が、
高校入学後冷たくなったという理由だけで学校の中庭でカバンを盗み、
カバンに入っていた彼女の自宅の鍵で侵入し、
彼女を包丁で全身50ヶ所を滅多刺しし、さらに鈍器で殴りつける。
また、なにやらイギリスの化学殺人鬼に憧れ“化学オタク”になり、
母親にタリウムとか何とかいう薬品を盛り、殺そうとする。
そういう凶行に及ぶのだ。おそろしい…。
おっと不用意な発言はよしましょう。
この事件は起こったばかりでまだ調査中だからさ。
でもね、最近のこの事件も「社会」、「地域」、「学校」
そして「家庭」の教育が失敗した結果だろう。

 現代は一人っ子が多いし、その分子供にかける教育費
(というか単なる“かける金”)は昔より多くなっている。
だからみんなPS2持っている…。
そこへもってきて、ゆとりだ、自由だ、の“教育改悪”!!

 生意気で能無しで無責任で身体だけデカいガキが
金とチカラを手に入れたらどうなる?!
こりゃあもう「少年ギャング」だよ!!

 先生は「ゆとりと自由」を盾にした子供たちへの対抗手段を失い、
手出しできないから“甘く”なる。
僕が中学の頃の担任は毎日夕方のホームルームのとき、
一人ずつその日一日で何か忘れ物やミスがあるか否かを申告させ、
そのミスの数だけその生徒にビンタを食らわしていた
例えばその日は数学の宿題をサボり(忘れ)、体育の授業で
持って来なければいけなかった体育館用の運動靴を忘れたら
その生徒は二発打たれるのだ。
先生の機嫌次第で強さが毎日変わり、皆戦々恐々としていた。
 でもおかげで先生と生徒のバランスというか、関係は
上手く保たれていたし、僕はその先生のことは大好きだった。

 今はどうだ。ビンタはもちろん御法度!
テストだって順位をつけないって言うじゃなぁ~い♪(波田陽区風にね)
通信簿は○と◎だけだって?!笑っちゃうね、マジで。
運動会の疾走などの徒競走はみんなで手をつないでゴ~~ル!
アホか、日本の学校は!
文部科学省は!県教育委員会は!

 同じことを地域も家庭も行なっているんだよ!!
少年ギャングを作っているのは親であり地域であり
学校であり日本国なのだ!!

ふかぁ~いところに意味はある

2002年10月17日 | 教育【education】
「なぜ中学生がタバコを吸っちゃいけないかわかるか?○○(生徒の名前)、わかるか?」
「身体に悪いからです。」
「違う。△△、わかるか?」
「法律で決まっているからです。」
「そうだ。」

 長塚京三主演の映画『ザ・中学教師』の一場面である。もう十年くらい前の映画だが、
今見ても全く色褪せた感はない。共演陣の谷啓、藤田朋子らもいい味出している。
いじめ、家庭内暴力、校内暴力、不登校、それらに付随するアクセント…描かれているテーマは多彩で
非常に内容の濃い映画だ。が、僕の目に新鮮に映るのは長塚京三演じる中学教師の人格、生活、教育方針だ。

 高校生の彼の娘がいじめを苦に問題を起こす。
職場では冷徹なまでに完璧に職務をこなす彼にも弱点が…
と思いきや、自身の家庭の問題も彼の“完璧教師らしい”行動で一蹴してしまう。
とにかく完璧でカッコいいのだ。
 どうして彼は完璧な中学教師になりえたのか。完璧な父親(に見える)になりえたのか。
上記の場面には後に続く台詞があるが、失念してしまった。
だからこの場面で彼の理屈の意味はわかりかねる。
が、随所に彼の人生や“裏”を覗けそうで覗けない、歯がゆく、刺激的な場面は多くある。

 同様に、僕が刺激を受けた映画に『同棲時代』という映画がある。
(*タイトル正しかったかな)
1970年代の古い映画で、内容はタイトルそのもので、
同棲している若いカップルの女性が妊娠し、中絶するって具合。
そして物語がラストの場面。ここで男の弱さ、女の強さが露骨に表現されている。
中絶は女が男に気を使い、内緒で行なった。男は責任を感じ、愛している、結婚しよう、
というようなことを言う。
それに対し、女が
「愛してるの?じゃあ結婚しなくてもいいじゃない。」

 うーん、どうですか、皆さん!僕なりに長塚京三、同棲カップルの二人、
それぞれの人生観や性格は見えているが
皆さんはどう感じるでしょうか?意見や考えを頂戴したい。
またこの二本は是非ご覧頂きたい。僕も観なおしてみる。

 長塚京三は最後まで完璧である。家庭もクラスも学校も掌握してしまっている。
彼はクラスを称え、一人拍手する。ゆっくりゆっくりと…。カメラはそんな彼から遠ざかっていく。
彼はかっこよすぎる。さすがソルボンヌ大学卒の中学教師だ。