件名は先日買った本のタイトル。
内容は作家、角田光代さんがあるテレビ番組の企画で
はじめての山歩きとして、イタリアのドロミテ(ヨーロッパアルプス)を
トレッキングした際の紀行文。
講談社から刊行されています。
はじめて山を歩く人としての素朴で新鮮な驚きや感動が
ユーモアたっぷりに書かれており、面白かった
当たり前だが、僕にもはじめて山を登ったときがある。
6年前の夏の終わりに、友人二人と富士山に登った。
天気はよくて眺めは最高だったが、
山頂に着いてからは多少の高度障害(頭痛、眠気)に悩まされ、
「お鉢巡り」
(山頂周辺の火口を一周する。これをしないと3776mの最高所には立てない)
は辛かった。
「感動した」、「壮大な風景を…」、「何かを感じた」etc.
そういった言葉や感想はなかった。
ただ、「やり遂げた」というだけ。
人一倍体力はあるので、疲労感もさして感じなかったが。
ちなみに子供の頃、地元の山々(西日本最高峰の石鎚山も含む)には
何度か登っているが、
今の生活へ至るターニングポイントとなるものではなかった。
ただ、このときの三人(僕を含む)のなかで、
その後山をやっているのは僕だけ。
しかも僕が“やる”のは趣味の域からはるかに超えたレベルになってしまった。
他の二人とはこの富士登山の体験を共有したにもかかわらず。
皆一様に達成感は感じたはず(僕の目にはそう映った)だし、
楽しかったはずだ。
山の話はひとまず置いておいて、
「自己分析」をすると、僕はとにかく
人と違うことをしたい性質だ。
しかもそれで人より優位に立ちたいし、一番になりたい。
何か日本一になれるものはないか、そう常に考えてきた。
日本一高い山に登ったとき、また何かを考え始めていたのかもしれない。
富士山から下山してすぐに、僕は次に登る山を考えていた。
富士山によって“開眼”したのかどうかはわからない。
何かを目標にしたのかどうかもわからない。
ただ、何処かの山に登りたくなり、
その山として、大学生の頃、テコンドー部の合宿で訪れた白樺湖の帰り、
当時山をやっていた主将の一声で、
皆軽装のまま登った「八ヶ岳」を選択した。
理由はきっと“また登りたくなった”ということにしよう。
僕が地元の愛媛にいたらきっと「石鎚山」に登っただろう。
秋に「八ヶ岳」、
立て続けに「金峰山・瑞牆山」、「雲取山」と登った。
この雲取山ではじめて
「日本百名山山頂宙返り」を敢行した
そのとき日本百名山制覇と、その山頂で宙返りをすることを目標とした。
百名山制覇者はごまんといる。
しかし、その全ての山頂で宙返りをした者は…。
もちろん現実には敢行できない場所もある。
地形的に危険であるために。
それでも百名山を登った際は
山頂直下や山小屋前に敢行可能な場所を探して行なってきた。
これを全てやり終えたとき(百名山山頂宙返りを完遂)は
写真付きのレポートにして何処かへ投稿しようと思っている。
現在の僕はこの「日本百名山山頂宙返り」を遂行中であり、
他にも目標を立てている。
それは
「誰も滑ったことのない場所をスノーボードで滑る」こと
近年、僕はバックカントリースノーボードにもハマッている。
ゲレンデはない、いわゆるオフピステのフィールドを
テレマークスキー、山スキー、スノーボードなどを背負って登り、
滑り降りる「バックカントリー」が注目されている。
そこで僕はここに目をつけた。
まだ誰も滑ったことのない山やフィールドが日本にはあるのではないか
これまで百名山制覇をはじめ、フリークライミングやアイスクライミングなど、
「登る」(登り、その頂を制覇する)ことばかり行なってきた僕にとって
山を「(滑り)下りる」という行為は新鮮で面白く、
それでいてまた“何か”可能性を感じさせるものだった。
いや、いっそのこと
「日本百名山山頂からのスノーボード滑降」
を目標にしようか
「滑降」することが目的なので、
その距離はほんの数メートルでもいいのだ!
その数メートルのためにボードを担いで登る行為も
バカバカしくて壮大で面白い
内容は作家、角田光代さんがあるテレビ番組の企画で
はじめての山歩きとして、イタリアのドロミテ(ヨーロッパアルプス)を
トレッキングした際の紀行文。
講談社から刊行されています。
はじめて山を歩く人としての素朴で新鮮な驚きや感動が
ユーモアたっぷりに書かれており、面白かった
当たり前だが、僕にもはじめて山を登ったときがある。
6年前の夏の終わりに、友人二人と富士山に登った。
天気はよくて眺めは最高だったが、
山頂に着いてからは多少の高度障害(頭痛、眠気)に悩まされ、
「お鉢巡り」
(山頂周辺の火口を一周する。これをしないと3776mの最高所には立てない)
は辛かった。
「感動した」、「壮大な風景を…」、「何かを感じた」etc.
そういった言葉や感想はなかった。
ただ、「やり遂げた」というだけ。
人一倍体力はあるので、疲労感もさして感じなかったが。
ちなみに子供の頃、地元の山々(西日本最高峰の石鎚山も含む)には
何度か登っているが、
今の生活へ至るターニングポイントとなるものではなかった。
ただ、このときの三人(僕を含む)のなかで、
その後山をやっているのは僕だけ。
しかも僕が“やる”のは趣味の域からはるかに超えたレベルになってしまった。
他の二人とはこの富士登山の体験を共有したにもかかわらず。
皆一様に達成感は感じたはず(僕の目にはそう映った)だし、
楽しかったはずだ。
山の話はひとまず置いておいて、
「自己分析」をすると、僕はとにかく
人と違うことをしたい性質だ。
しかもそれで人より優位に立ちたいし、一番になりたい。
何か日本一になれるものはないか、そう常に考えてきた。
日本一高い山に登ったとき、また何かを考え始めていたのかもしれない。
富士山から下山してすぐに、僕は次に登る山を考えていた。
富士山によって“開眼”したのかどうかはわからない。
何かを目標にしたのかどうかもわからない。
ただ、何処かの山に登りたくなり、
その山として、大学生の頃、テコンドー部の合宿で訪れた白樺湖の帰り、
当時山をやっていた主将の一声で、
皆軽装のまま登った「八ヶ岳」を選択した。
理由はきっと“また登りたくなった”ということにしよう。
僕が地元の愛媛にいたらきっと「石鎚山」に登っただろう。
秋に「八ヶ岳」、
立て続けに「金峰山・瑞牆山」、「雲取山」と登った。
この雲取山ではじめて
「日本百名山山頂宙返り」を敢行した
そのとき日本百名山制覇と、その山頂で宙返りをすることを目標とした。
百名山制覇者はごまんといる。
しかし、その全ての山頂で宙返りをした者は…。
もちろん現実には敢行できない場所もある。
地形的に危険であるために。
それでも百名山を登った際は
山頂直下や山小屋前に敢行可能な場所を探して行なってきた。
これを全てやり終えたとき(百名山山頂宙返りを完遂)は
写真付きのレポートにして何処かへ投稿しようと思っている。
現在の僕はこの「日本百名山山頂宙返り」を遂行中であり、
他にも目標を立てている。
それは
「誰も滑ったことのない場所をスノーボードで滑る」こと
近年、僕はバックカントリースノーボードにもハマッている。
ゲレンデはない、いわゆるオフピステのフィールドを
テレマークスキー、山スキー、スノーボードなどを背負って登り、
滑り降りる「バックカントリー」が注目されている。
そこで僕はここに目をつけた。
まだ誰も滑ったことのない山やフィールドが日本にはあるのではないか
これまで百名山制覇をはじめ、フリークライミングやアイスクライミングなど、
「登る」(登り、その頂を制覇する)ことばかり行なってきた僕にとって
山を「(滑り)下りる」という行為は新鮮で面白く、
それでいてまた“何か”可能性を感じさせるものだった。
いや、いっそのこと
「日本百名山山頂からのスノーボード滑降」
を目標にしようか
「滑降」することが目的なので、
その距離はほんの数メートルでもいいのだ!
その数メートルのためにボードを担いで登る行為も
バカバカしくて壮大で面白い