以前の職場の後輩二人と久々に逢った
一人は智美嬢(25歳,♀)、もう一人はS崎(26歳,♂)。
二人とも僕が在職中にその職場を辞めており、
当時智美嬢は大学生、S崎はフリーターだったが、
共にいまや立派な社会人である。
智美嬢は厳しい広告代理店でOL。
S崎は実家の電気工事会社に就職し、
社長でもあるお父さんの片腕として働いている。
僕は単純にこの10歳年下の後輩たちに逢って
“先輩風”を吹かせることだけに満足を得る
ただのたちのよくない先輩だ。
しかし、それにもかかわらず
今回は(*以前からそうだが)彼らから誘ってくれた。
僕は自分勝手で面倒くさがり屋なので、
自分から人を誘うことは滅多にない。
しかし、僕は好きな人とはこまめに連絡を取り合うという
非常にせせこましいところがあり、
そのおかげで彼らとも交流が保てたのだ。
また、自分の言うのも恥ずかしいが、
僕はなかなか世話好きで面倒見がよく、
その点でも彼らとは親しくなれたのかもしれない。
しかも今回彼らと会ったのは
やはり同じ以前の職場の同僚で今や
「創作料理の居酒屋」の料理長を勤める
K野くん(32歳)の店でだ。
ついでに紹介しよう。
彼の店はJR中央線国分寺駅北口から徒歩7~8分のところにある
『かくれん房』というお店だ。
店の作りも味も人のよい彼らしい素朴で細やかなものである。
今回は単純に素直に僕は嬉しかった。
僕の歳になると大学時代の同い年くらいの友人たちは
皆忙しく、結婚している者は家事や育児、
家族と過ごす時間が長く、
なかなか僕らと会う時間は無い。
また僕は僕で仕事柄休みは少なく、
おまけに土日が休みではないので
ますます逢う時間は無い。
今回逢った二人はまだ若い社会人で
そのような制約は無いとはいえ
僕との時間を作るために多少の労力と時間を費やしてくれた。
特に智美嬢は自宅は「目黒」、職場は「神田」なので
国分寺まではかなり遠い。
約一年ぶりの再会で、
お互いあまりに変わっていないことを確認し合ってから談笑した。
旧知の友と会う機会がめっきり減った僕にとって
気の置けない後輩と会うことは本当に楽しかった。
普段は結構人に気遣いをしている僕だが、
気づくとマイペースで楽しんでおり、
仕事の愚痴などもこぼしていた。
彼らはどうだったか…。
日常的には
「久々に友達と呑んだ」
程度の出来事だが、
僕が人に生かされている、支えられている
ことを実感した嬉しい一日だった。
同時に
愛すべき彼らを大事にしようと
強く自覚した。
僕はよく
「独りが好き」
と人に言う。
それは事実だ。
一人で出かけることが多いし、山は常に独りだ。
しかし、人生のなかで
人と一緒にいることで
温かいものや穏やかなもの、充実感を感じてきた。
でも独りでいることに甘えていたのだ。
まあ、何はともあれ、
僕は大好きな後輩との旧交を温め
また逢いたいなぁ、と言い合い
別れただけという
何処にでもある日常の風景を久々に書いたのだ。
一人は智美嬢(25歳,♀)、もう一人はS崎(26歳,♂)。
二人とも僕が在職中にその職場を辞めており、
当時智美嬢は大学生、S崎はフリーターだったが、
共にいまや立派な社会人である。
智美嬢は厳しい広告代理店でOL。
S崎は実家の電気工事会社に就職し、
社長でもあるお父さんの片腕として働いている。
僕は単純にこの10歳年下の後輩たちに逢って
“先輩風”を吹かせることだけに満足を得る
ただのたちのよくない先輩だ。
しかし、それにもかかわらず
今回は(*以前からそうだが)彼らから誘ってくれた。
僕は自分勝手で面倒くさがり屋なので、
自分から人を誘うことは滅多にない。
しかし、僕は好きな人とはこまめに連絡を取り合うという
非常にせせこましいところがあり、
そのおかげで彼らとも交流が保てたのだ。
また、自分の言うのも恥ずかしいが、
僕はなかなか世話好きで面倒見がよく、
その点でも彼らとは親しくなれたのかもしれない。
しかも今回彼らと会ったのは
やはり同じ以前の職場の同僚で今や
「創作料理の居酒屋」の料理長を勤める
K野くん(32歳)の店でだ。
ついでに紹介しよう。
彼の店はJR中央線国分寺駅北口から徒歩7~8分のところにある
『かくれん房』というお店だ。
店の作りも味も人のよい彼らしい素朴で細やかなものである。
今回は単純に素直に僕は嬉しかった。
僕の歳になると大学時代の同い年くらいの友人たちは
皆忙しく、結婚している者は家事や育児、
家族と過ごす時間が長く、
なかなか僕らと会う時間は無い。
また僕は僕で仕事柄休みは少なく、
おまけに土日が休みではないので
ますます逢う時間は無い。
今回逢った二人はまだ若い社会人で
そのような制約は無いとはいえ
僕との時間を作るために多少の労力と時間を費やしてくれた。
特に智美嬢は自宅は「目黒」、職場は「神田」なので
国分寺まではかなり遠い。
約一年ぶりの再会で、
お互いあまりに変わっていないことを確認し合ってから談笑した。
旧知の友と会う機会がめっきり減った僕にとって
気の置けない後輩と会うことは本当に楽しかった。
普段は結構人に気遣いをしている僕だが、
気づくとマイペースで楽しんでおり、
仕事の愚痴などもこぼしていた。
彼らはどうだったか…。
日常的には
「久々に友達と呑んだ」
程度の出来事だが、
僕が人に生かされている、支えられている
ことを実感した嬉しい一日だった。
同時に
愛すべき彼らを大事にしようと
強く自覚した。
僕はよく
「独りが好き」
と人に言う。
それは事実だ。
一人で出かけることが多いし、山は常に独りだ。
しかし、人生のなかで
人と一緒にいることで
温かいものや穏やかなもの、充実感を感じてきた。
でも独りでいることに甘えていたのだ。
まあ、何はともあれ、
僕は大好きな後輩との旧交を温め
また逢いたいなぁ、と言い合い
別れただけという
何処にでもある日常の風景を久々に書いたのだ。