※参考記録

日本百名山山頂宙返りを敢行中の【雪崩★マン】が綴る社会学的山岳エッセイ!

僕の嫌いなもの

2005年12月31日 | 雑感【thoughts】
 僕の嫌いな年末年始の特別番組が始まってしまった。
特にバラエティー番組

1.内容が画一的でオリジナリティーが無い。
2.どの番組も出演者がほぼ同じ。
3.とにかく“バカ”ばかり出てくる。

 そういう番組ばかりなのでテレビは極力見ないようにしている。
これはテレビ大好き人間の僕にはかなり辛いことだ。
その代わり嬉しいことに、昼間の時間帯が中心だが
再放送をしてくれている。
今見ている(ビデオ録画も)のはTBSでお昼に再放送している
『ドラゴン桜』
今年流行った、偏差値30台のおちこぼれ高校生が東大を目指す内容。
僕は漫画を読まないので知らなかったが、原作は漫画でかなりの人気作品らしい。
ドラマの内容に非常に共感するところが多いのだが、
レギュラー放送のときはこのドラマの内容を知らず
あまり見ていなかった。ドラマの後半部分辺りから見始めたので
再放送を待望していたのだが、年末になり突如再放送をはじめ
今日は一気に三話分連続放送だった。

 うーん、今日は僕も内容の薄い文章だなぁ~。

フィギュアスケートもか!!

2005年12月28日 | スポーツ【sports】
 フィギュアスケート全日本選手権が終わった。
そして同時にトリノ五輪日本代表選手も決まった。

 選考結果は妥当なものだと思う。
ただし昨日以降いろいろなメディア(マスコミからブログなどにいたるまで)
で議論がなされているだろうが、当然問題点も多い。

 トリノ五輪のフィギュアスケート女子代表選手は
村主章枝(すぐりふみえ)、荒川静香(あらかわしずか)、安藤美姫(あんどうみき)
の三選手に決まった。

 なお選考基準は、各大会の順位をポイント化し、その合計で争う。
対象となる大会は「国際大会」「全日本選手権」
そして前者の「国際大会」とは
世界各地で数試合行なわれる「GP(グランプリ)シリーズ」
その上位6選手(だったかな)のみが出場できる「GPファイナル」(1試合)。
ちなみに「NHK杯」(1試合)はGPシリーズだそうだ。
①昨季の国際大会の最高ポイントの70%
②今季の国際大会で成績のよかった2大会
③全日本選手権を加えた
3大会の合計ポイントで決定する。
 各大会のポイントは
①GPシリーズ、NHK杯、全日本選手権は同じで
 1位600ポイント、2位が550ポイントと順位が一つ下がるごとに50ポイント減り
 6位が350ポイント。
②GPファイナルは1位が800、2位が750…、6位が550。
ただし、ポイント合計が10%以内の場合、“諸事情”を考慮して、
逆転させることもあるという。

 上記の3選手以外に代表争いに加わる、あるいは注目される選手が三人いた。
浅田真央(あさだまお)、恩田美栄(おんだよしえ)、中野友加里(なかのゆかり)
である。
 五輪出場が決定した前述3選手と合わせた6選手の
全日本選手権前の合計ポイントは上位から
①浅田、②安藤、③中野、④恩田、⑤荒川、⑥村主、の順。
昨日終わった全日本選手権の順位は
①村主、②浅田、③荒川、④恩田、⑤中野、⑥安藤、の順。
そして全ての合計ポイントの順位はというと
①浅田、②安藤、③村主、④荒川、⑤中野、⑥恩田、の順。
え、えーーーっっ??!!
どういうこと?!こんなに混沌としているとは…。
「ポイント合計の差が10%以内」じゃん!!
で、結局選ばれたのは1位の浅田に「出場資格がない」ということで
安藤、村主、荒川の上位三人。だから「妥当」かというと…。

 一つずつ見ていこう。
 浅田真央については11月27日の『日本の夜明け』でも述べたように、
五輪に出られないこと自体がナンセンスでくだらない!!
選考基準の合計ポイントでは1位の浅田が2451。2位の安藤が2215。
6位の恩田でも2014。接戦ではあるが、1位と2位の差は歴然である。
浅田はシニアデビュー戦の今年のGPシリーズの中国杯でいきなり2位。
その次のフランス杯では優勝。そしてGPファイナルでも優勝。
文句なく日本のトップであることは言うまでもなく、世界トップの選手である。
それが五輪に出場できないとは…。
 国際スケート連盟(ISU)の定める五輪出場資格年齢の理由は
「医学的な見地」という。しかしそれは建前で実際は
有望な若い選手を早くプロへ行かせたくないからであることは明白だ!
オクサナ・バイウル(ロシア、リレハンメル五輪金メダリスト、当時16歳)、
タラ・リピンスキー(アメリカ、長野五輪金メダリスト、当時15歳)
のような選手を作りたくないだけ。
彼女たちは『五輪金メダル』を手土産にさっさとプロへ転向してしまった。
プロ側も金メダリストの肩書きを持つ選手は魅力だ。
でも考えてみよう。
アマチュアってえらいの?!
そんなにアマチュアでやることは崇高なことで
プロはいけないことなのか?!
要はアマチュアもプロも魅力的なものであればいいんじゃないの。
それは見る者にとっても競技をする者にとっても。
 たしかに「金」は魅力的だ。
アマチュアにとって金でプロに対抗することは
難しいかもしれない。
でも金をもらってアマチュアの試合に出場してはいけないの?!
いけないのなら規定を変えるべきだ。
 それからかつてはカタリナ・ビット
(旧東ドイツ出身。サラエボ、カルガリー五輪で連続金メダル獲得。
“ベルリンの壁崩壊”後にプロへ転向。)
のようにプロ転向後もアマチュアの試合に出場していた選手もいる。
彼女のことをもっと研究すればいいんじゃないの、ISUは。
彼女なりにアマチュアに魅力を感じていたからか、
彼女が人一倍責任感とサービス精神に溢れる
有能なスケーターだったからかはわからないが、
彼女がアマチュアの試合に出場し続けたわけを考えれば、
今後、プロ選手でありながらアマチュアの試合に出る魅力的な
スケーターを輩出できるだろう。
 とにかくISUは能無しの汚い団体であるし、
浅田真央のようなスケーターを五輪の舞台で見ることのできない
我々は不幸であるといわざるを得ない。

 安藤美姫は“貯金”がものをいった。
つまりこの大会までの持ち点が浅田に次いで高く、しかも
安藤1865、次の中野1643とかなりの開きがあった。
そしてこの大会中野は5位。安藤は崩れて上記6人中最下位の6位だったが
中野が大逆転で上がってこなかったので、
持ち点の低かった村主、荒川のベテランが今大会頑張って上位に入ってきたが
安藤の合計ポイントの順位は変わらなかった。
 しかし彼女に問題は山積である。
とにかく最近の調子が悪すぎる!!
今回の全日本選手権を含めて最近の3試合の順位は
NHK杯4位、GPファイナル4位、そして今大会6位
先の2試合については
NHK杯は浅田、荒川、恩田が、GPファイナルは村主、荒川、恩田が出場していない。
(*ご存知のようにGPファイナルは浅田が優勝!)
そして共に出場した中野に、NHK杯では村主に、GPファイナルでは浅田に
全て順位で下回っている
つまり、今日本人選手で一番調子が悪く、
成績を出せない選手は安藤だ!!

 トリノ五輪まで時間はない。そのことも考慮しつつも
五輪選考規程に照らし合わせた結果、日本スケート連盟は安藤を選出したのだから
これは五輪でどういう結果になるか見ものである。
 はっきり言って僕は安藤は五輪で結果を残せないと思う。
「唯一の4回転ジャンパー」と言われているが、
絶対に彼女は4回転ジャンプは飛べない!!
調子が悪いので「安全策」を取って3回転ジャンプに変えている、
というがその3回転すらまともに跳べず、転倒しそうになったり
アップアップの演技である。

 村主、荒川に関しては安藤ほどの不安材料はないが全くないわけではない。

 村主章枝は9月に股関節の怪我をしており、今季前半のGPシリーズの
スケートカナダでは8位と惨敗している。
たしかに彼女の“芸術性”は採点法云々を抜きにして、
大して見る目を持ち合わせていない僕の目にも「美しい」と感じる。
が、やはり「8位」が気になる。安定感に不安がある。
しかし安藤に比べれば安定感はあるが。

 荒川静香は演技内容、構成に劣る点がある。
ただし、今季は「3-3-3回転」の大技を身につけ、
“点数の獲れる”演技もできるようになってきたし、
何より今季出場したGPシリーズの試合は世界の有力選手が
集まる大会にのみエントリーしてしまったので
ここまでの持ち点で他の選手に比べて不利な点が多かった。
しかし2004年の世界選手権のチャンピオンである。
実績からすれば選ばれて当然かもしれない。

 この二人に関しては最終順位がよかったこともあるが
国際大会や過去の五輪出場経験などを考慮して
決定された部分も大きいだろう。
 ちなみに荒川静香の「静香」の字はあの亀井静香(元自民党、現国民新党)
と同じで、僕は彼女が演技中に「ここで踊っているのが亀井静香だったら…」
と想像してしまい笑わずにはいられない。

 中野友加里心から残念だったと言ってあげよう
昨年までは無名に近い選手。日本スケート連盟の
今年の特別強化選手にも入っていない。
しかしスケートカナダで3位に入り(*前述の通り村主が8位の大会)
NHK杯ではとうとう優勝した
GPファイナルでも3位(*浅田が優勝)。
つまり、今季安藤と共に出場した全ての試合で安藤に勝っているのだ。
彼女はいかんせん他の選手に比べ昨年のポイント(持ち点)が少なすぎた
また、「技のつなぎ」などの評価が思いの外低く、国際的に評価されにくい
演技をしていることがポイントを稼げない原因。
今大会もトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をダブルアクセルと
判定されて点数が伸びなかった。
トリプルアクセルを跳べる選手はなかなかいないので貴重なのだが。
「高速ドーナツスピン」など、世界トップクラスの技を持っているので
今後名前が知られると共にポイントも上がるだろう。
ちなみに僕は6選手のなかでは彼女のスケーティングが一番好きである。
 なお、フィギュアスケートの採点法についても
大いに述べたいが今回は対象にしない。
今季大幅に変更され、各選手の演技内容にも大いに影響を及ぼしている。
しかし、“へんてこ”でややこしく、つまらない採点法なので
これまた大問題だが。

 恩田美栄は若手が台頭してきて個性を埋没させてしまった可哀想な選手。
元々ジャンプが得意で、村主、荒川らと近年の日本の女子フィギュア界を
引っ張ってきたが、安藤、浅田ともっとすごいジャンパーが現れてから
なかなか上位へ顔を出さなくなった。
 今大会いい演技をした。フリーだけなら浅田を上回る2位。
しかもほぼノーミスで技術点はトップだった。
でもやっぱり総合的に…。

 中野、恩田は今大会「2位以上」に入らなければ、
五輪出場は無理だっただろう。
僕は他の選手に比べてこの2選手のほうが好きなので残念ではあるが
選考方法や結果は納得できる部分が大きい。

 昨年のアテネ五輪の女子マラソンの選考を覚えているだろうか。
東京国際女子マラソンで高橋尚子が失速し2位に終わり、
アテネ五輪出場を逃したことを。
このときも「高橋を出さないのか!」という抗議は
マスコミやインターネットなどでもなされたが、
結局は野口みずきが金メダルを獲ったことで批判は立ち消えになった。
日本の女子マラソンのレベルは世界の陸上関係者の誰もが認めることだが
世界ナンバーワンである。
しかし、「メダル独占!」などという馬鹿げた論調は必ずある。
 現在の日本の女子フィギュアスケートのレベルは世界ナンバーワンである。
というのはメダル候補の選手が最も多い、ということであり
メダルを独占できるか(金、銀、銅の全てを獲る)というと
そりゃあ無理である。

 選考基準に関してはこれは難しいところで
今の日本には「メダルを獲れる選手」を選ぶことは重要だが、
一方で「内容の透明性」も重要である。
 先に述べたアテネのマラソンの選考でも
バルセロナ、アトランタの五輪の際だって揉めた。
「有森を選ぶか否か」という点で。
で、このときも結局有森はメダルを獲って結果を残した。
その一方で不透明な選考内容で涙を呑んだ
松野明美、山本佳子といった選手がいたし、
その不透明性ゆえに選ばれたシンデレラガール
小鴨由水もいた。そして五輪で彼女は惨敗した。
彼女たちはみな日本陸連によって傷つけられた被害者だ。
その反省からアテネでは明確な基準が適応され、高橋は落選した。
これがシドニー以前の五輪選考で同じ状況なら
高橋は選ばれていただろう。

 さあ、女子フィギュアはどうなる?
僕は前述の論調から察していただけると思うが、
安藤美姫というスケーターを評価していない!!
僕の評価では6選手のなかでは現在の実力は最下位である。
でもメチャクチャを言うが、選考結果は「妥当」だと思う。
日本スケート連盟の立場ならこの結果は妥当だろうという意味だ。
 ただし、今回はみな「被害者」にはならないだろう。
最終選考会にあたる今大会、全日本選手権の演技内容に
選手自身がほぼ満足しているからだ。
中野、恩田もそう。浅田のような子供でもしっかりとした
目標と考え方を持っている。
陸連やスケート連盟の大人たちよりよっぽどしっかりしている。
ただ気になるのは五輪後、
マスコミによって彼女たちが被害者になる可能性はある、
ということだ。

 それからあえて断言しよう。
安藤美姫はメダルを獲れない!!
4回転ジャンプはトライしないし、それでいて「転倒」するだろう。

増税フォーッ!!

2005年12月22日 | 時事【current topics】
「タバコが一円増税」
いいじゃない♪僕は大歓迎!

 もちろん政治家や政府は「減税」を目標に取り組んで欲しい。
“取れるところから取ろう”という安易な増税は反対。
しかし僕が気に入らないのは愛煙家らの言い分だ!!

「庶民に厳しい」
「何もタバコから取らなくても…」
「他にもやることがあるだろ」
「しょうがない」
まあ、今日のとあるニュースではいろんな意見が聞かれた。
でも僕は
「あなた達のやっていることは正しいのか?」
と言いたい。

 11月下旬のある日、僕は新宿へ買い物に来ていた。
行きつけの登山洋品店などを物色していたが、
いつものように路上喫煙者が多いことを不快に思った僕は
ちょっと観察してみた。
新宿の西口から南口にかけて歩いて往復しながら店舗内を物色。
だいたい40分くらい歩いただろうか。
時刻は16:00~16:40頃だったと思う。
この40分間で路上喫煙者はなんと84名いた!!
ご存知の方も多いと思うが、新宿駅周辺は
ほぼ全面的に路上喫煙禁止区域だ。
さらにこのうち7名が“ポイ捨て”をした!!

 これは定点観察ではないし、社会学士の僕としてはこんな調査が
社会調査として通用しないことは十分承知している。
しかし、これは驚くべき多さではないか。
程度としては、「あっ、あいつ吸っている」と喫煙者を見つけると、
その人の後ろには次の“対象者”を発見するというくらいの多さである。
 結局、
愛煙家のモラル、マナー、品位、性格、そういったものが低い、ひどい
のだよ。


 さて皆さんに考えていただきたいのは
我々はどういう考え方をすればいいのかである。
 例えば、障害者についてはどうだろう。
電車やバスにはシルバーシートがある。これは
お年寄りや妊婦、怪我をしている人、障害者など社会的弱者のためのもの。
社会では圧倒的にマイノリティーである。つまり圧倒的に数は少ない。
シルバーシートの数に比例しているほど多くはない。
 また、最近のバスには車椅子利用者のための座席が用意されている。
いや座席ではなく、車椅子利用者が乗車した際、座席をどかして
車椅子のまま安定して乗車できるスペースを確保できるような
座席が右側に2~3個設置されている。これなど最たるもので
僕はこれを利用している(車椅子利用者)のを見たことがない。
 学校などの教育機関では障害者のために臨時教員を配する。

 これらは社会的弱者のために社会が取り組むべきことで
社会的弱者が基準の社会
社会的弱者が快適に暮らせる社会
の構築のためである。それが当たり前。
タバコも同じだよん。

 タバコは吸わない人が基準であり、吸う人は吸わない人に
絶対に一切迷惑をかけてはいけない。
吸わない人の気管に少しでもタバコの煙が入るような
今の世の中はこれ全てタバコを吸う人の責任だ!!

というか本当は国の責任だけど…。

 国とJTはこの現状を改善できないようならば
いくらでも増税して(値上げ)もらいたい。
一箱1,000円でもいいくらいだ。
あえて乱暴に言うが、僕ならモラルも品位もない低俗な愛煙家からは
全財産むしり取ってでも改善(低俗人間に対しては“改心”というべきか)
したいくらいだ。
そして吸う人のための施設を作るべき。
吸わない人と完全に隔離された「喫煙スペース」を。
JTは企業として当然それらの負担をする義務があるだろう。
 それと「教育」
吸う人に対する教育をしっかり行なうべし!
邪推だが、結局いい教育(学校、家庭、地域などから)を
受けられなかった不幸なものが低俗な愛煙家になっているのだ。
それをしないと、喫煙スペースが出来ても
結局そこで吸わない奴らが現れてしまう。
この責任の所在については僕ももっと勉強しなければならないし、
多くの議論は必要だろう。

 それから話が多少逸れるが、
今回の増税の名目は
『児童手当の支給を小学三年生まで→六年生までへの拡大』
というのは、政府は“上手くやったな”と思う。
理由としては世間の承認を得られやすいから、愛煙家の反発も多少軽減される。
ちなみにこれには新たに2,200億円の財源の確保が必要だという。
しかし、僕は政府は財源確保のための努力は明らかに怠っていると思う。

僕の携帯電話事情

2005年12月15日 | 文化・生活【culture&life】
 僕は携帯電話を所持している
野暮なことを言うなと言うなかれ。
携帯電話を所有することはもはや「常識」かもしれないが、
僕の友人には携帯電話を持っていない、もしくはここ1~2年間の間に
“はじめて”所有したという人もいるのだ。

 僕が使用している「移動通信体」会社はNTTドコモであり、
サービスは「mova(ムーバ)」を使用している。
NTTドコモには「FOMA(フォーマ)」というサービスもあるが、
僕は旧来からのサービスであるmovaを使用している。
 今日のブログを書くにあたってNTTドコモのHPを見て
movaとFOMAの違いを調べようと思ったが、
この会社(NTTドコモ)はこういう重要なことについての認識が
信じられないくらい甘い!!
しばらくサイト内を探したがこの内容に関する具体的な記述はない。
「どうせmovaのサービスは無くなるのだから説明は不要」
「今後の大容量デジタル通信に対応したFOMAのみがうちの主戦力」
というのが会社の本音か。
なお上記括弧内赤字のこの僕の推測の内容すら説明はなく、
僕の浅はかな知識だけで書いている。
全くけしからん会社である!!

 movaは「第二世代」、FOMAは「第三世代」というが
ここでいう世代ってナニ??
 またNTTドコモ以外の各社、vodafone(ボータフォン)au(エーユー)については
vodafoneは第2.5世代と第三世代、auは全て第三世代という。
この「世代」とはおそらく「システム」の成熟度のようなものだと解釈しており、
あとの世代のものほど高速・大容量・デジタル通信に対応しているのではないか
と推測している。
ということは僕が使用しているNTTドコモのmovaは最も旧式の携帯電話システム
だといえよう。
 加えて、ドコモの携帯電話の料金は決して安くない。
近年は他の二社の利用者増を受けて、NTTドコモも料金体系の見直しを行ない、
多少利用料金・通話料金など安くなったが、それでも他の二社と比較して
一部のプランを除き安くはない。
にもかかわらず、僕がNTTドコモのmovaを利用している理由は何か?
それは通話エリアの広さだ。

 ご存知のように携帯電話は有線でつながっている一般電話と異なり
“電波”の信号の通信によってつながって
通話やメールのやり取りが出来るようになっている。
その通信に必要な基地局、つまりアンテナが多く、各地に均等に存在することが
よりつながる携帯電話ということになる。
 携帯電話会社の広告の文言の中に「人口カバー率」というものがある。
その名の通り、その地域の居住者(居住所)のうちどのくらいの割合の人が
携帯電話の電波の“恩恵”に与れるか、という数値だが、
これは地域によってはNTTドコモより他社のほうが優れている場合もある。
ここでいう地域(一部の地域)というのはいうまでもなく、
首都圏などの人口の多い地域である場合がほとんどである。
日常生活を営んでいる際、
つまり主婦なら自宅と近所の奥様方との社交場であるファミレス、
夕方買い物をするスーパーなどの自宅近辺、
学生なら自宅と学校とその周辺、あるいは休日遊びに行ったり買い物をする
渋谷、新宿、吉祥寺などの街、
社会人なら自宅と会社周辺、あるいは北関東などのゴルフ場と
その行き来に利用する高速道路、
そういったところが携帯電話の利用地域ということになるか。
こういう地域の電波カバー率は今や既存の携帯電話会社に差はあまりない
といえよう。
むしろ先ほど述べたように、最古参のNTTドコモよりも他社のほうが
優れている場合もある。
所有者の利用範囲がこの地域に限られるなら、
その地域のインフラ、つまり基地局を増やして通話可能にする
といった策を講じてサービスの拡充を図るというのは当然だろう。
 しかし、山、特に僕のように「日本の屋根」といわれる
日本アルプスのようなところにしょっちゅう出かけている人は
その恩恵を与れない。
標高3000mクラスの高所には『人口』は無いし、
インフラ整備の対象外になることがほとんどなのだ。

 僕が行く山では携帯電話がつながらないことがしょっちゅうある。
でも山で出会う人のなかで、NTTドコモ以外の携帯電話を使用している
人のほうがつながらないことが多い。
山のように「非日常」かつ「危険」な場所では
携帯電話が大変貴重で有効な通信手段になることは言うまでもない。
そこで「つながらない」ということは致命的といえよう。
 さらにmovaとFOMAの比較でいえば、
圧倒的にmovaのほうがつながる
サービスを展開するうえで、「人口カバー率」を上げることが重要で、
そのためFOMAはまだ山でのインフラ整備が遅れているからであろう。

 こういった理由のため
僕は利用料金が高いNTTドコモの旧式のmova
を利用せざるを得ないのである。

カーボンヒーター活躍♪

2005年12月11日 | 文化・生活【culture&life】
 僕は昨年から「カーボンヒーター」という暖房器具を使っている。

 ここ数年ハロゲンヒーターが大いに流行っている。
1.電源を入れてすぐに暖かくなる。
2.空気を汚さない。
3.電気代が安い。
4.機器自体が安い。
などのメリットがあるが、カーボンヒーターはさらに
5.壊れない。
というメリットがある。
これは「絶対に壊れない」という意味ではない。
物理的に過度な衝撃を与えたりすると当然壊れる。

 ハロゲンヒーターとの比較でいうと、
ハロゲンヒーターは「ハロゲンランプ」という電球を発光させ
その熱で暖めている電気ストーブだ。
つまり電球である以上いつかは“切れる”
なおハロゲンランプは石英ガラス管のなかにハロゲンガス
充満させており、その熱を反射鏡によって放射させ暖める仕組み。
 一方カーボンヒーターも石英ガラス管を使っているのだが、
そのなかに炭素系発熱体(カーボン)で出来たヒーターが入っている。
これは“ランプ”ではないので切れることはない。
しかもハロゲンより遠赤外線効果が高い。

 本来は飼っていた「プリン」(ハムスター)のための暖房用だった。
ハムスターは寒さに弱い(*ちなみに暑さにも弱い)のだが、
留守中エアコンをつけっ放しにしておくのは電気代がかかる。
というわけで電気代が安く、遠赤外線効果で身体の芯からポカポカ温まる
カーボンヒーターを買ったのだが、これは当然ハムスターのためだけではなく
僕にとっても非常に有意義な暖房器具になった。

 室温はエアコンのほうが高くなると思う。
しかし“温かさ”はカーボンヒーターのほうが優れていると思う。
広い部屋では効果は薄いだろうが、僕の家のように狭いところだと
カーボンヒーターで十分である。
しかもエアコンに比べ格段に電気代が安く、
さらに空気を汚さない優れものである。

 先日「今季まだエアコンを使っていない」と書いたが
このカーボンヒーターは有意義に活用している♪

いつの間にか…

2005年12月09日 | 山【mountain&climbing】
 先日木曾駒ヶ岳に登ったことは書いた。
僕がよく日本各地の山の状態(天候や積雪状況)をインターネットなどの
リアルタイムの状況チェックしていることも紹介した。
そのとき『ようこそこまがねに』というHPを紹介したが
皆さん覚えていらっしゃるでしょうか?
 このHPの管理者の方はおそらく日本最高所のホテル「ホテル千畳敷」
お勤めの方だろう(という推測も書いた)。
なおホテル千畳敷の情報は「中央アルプス観光株式会社」に詳しい。

 さきほどその千畳敷および中央アルプスの状況についてチェックした。

す、すごい!!
10日前には10cmくらいだった積雪が1mになっている!!
一週間くらい前から急に寒波が押し寄せ、
長野県などは平野部でも積雪があることは知っていたが、
山ではこんなに劇的に変化してしまっているとは…。

 上記『ようこそこまがねに』の「中央アルプス千畳敷」というところを
クリックしてご覧いただきたい(*ぼくのこの文をクリックしてもいいけど…)。
「ホテル千畳敷から駒ヶ岳神社とサギダルの頭を望む」という写真を
ご覧いただくと、神社の鳥居が見える。
あと一ヶ月くらいでこの鳥居が雪で埋もれてしまう
そうすると積雪は約3m。千畳敷カールは“雪崩の巣”になり
大変危険なところとなるのだ。

 なお、気象庁の長期予報によると全国的に気温は
「12月は平年よりやや低め」、「1月、2月は平年よりやや高め」だそうだ。
11月はなかなか寒くならず、東京では12月だというのに
まだまだ紅葉が見られるが、
千畳敷はこの一週間で一気に昨年、一昨年の同時期の積雪量を
越えてしまったらしい。

 ちなみに僕は今季まだエアコンを使用していない

マッチでぇ~~すっ!!

2005年12月07日 | 文化・生活【culture&life】
 今日帰宅してテレビをつけたら
『2005FNS歌謡祭』が放映されていた。

 ちょうどマッチ(近藤真彦)が歌っていたが、
『スニーカーぶる~す』を歌っており、懐かしくて口ずさんでしまった♪
できれば、「ジーグザグザグジグザグジグザグ♪」のところは
昔のような振りをつけて歌って欲しかったなぁ。
でもステージパフォーマンスが20年前とはかなり変わっており
違和感を感じた。

そんなとこ洗う?!

2005年12月07日 | 雑感【thoughts】
 僕は10年以上前、大学受験のため浪人生活を送っていた。
二年間浪人し、一年目は地元に近い「香川県」で、
二年目は「東京」へ出てきてそれぞれ独り暮らしをしていた。
東京の下宿は四畳半、トイレ共同、風呂無しのアパートで暮らしていた。
風呂は毎日近所の銭湯
同じ下宿の仲のよい友人と一緒によく行った。
ちなみにその後僕たちは共に合格し進学した大学も同じ「中央大学」だった。

 ある日僕はいつものように“ゴシゴシタオル”(ナイロン製で身体を洗う専用のタオル)
で身体を洗っていた。そしておもむろに“身体洗浄の後半戦のハイライト”
「足指間洗浄」をはじめた。
そのとき友人が
「そんなとこ洗うの?!」

 足の指の間って油分がいっぱい分泌されて汚いでしょ!!

再び木曾(木曽)駒ヶ岳に登りましたvol.5

2005年12月03日 | 山【mountain&climbing】
*急峻な雪の宝剣岳。真ん中のちょこんとした岩が山頂!

 千畳敷へは30分弱で下りてきた
我ながら“驚異的な”スピードである。
しかしホテルの前に観光客の年寄りがたむろしており、場所が空かず
アイゼンやらオーバーパンツやらを脱ぐのに時間がかかってしまった。
身支度を整えたときには15:40だった…。

あと20分間ではコーヒーを飲んでくつろいでいる暇はない。
まあ、東京から早く安く来られる駒ヶ根市、木曽駒ヶ岳なので
『日本最高所のホテルで飲むコーヒー』はまたの機会にするか~。

 16時の最終ロープウェイで下りて、17時過ぎには駒ヶ根市街へ
戻ってきてしまった。でも予約してある高速バスは最終の19:00発である。
となると行くところは決まっているでしょう!
手打ちそばの『喜野や』(きのや)でっす!!
信州だから美味い蕎麦屋は他にもあると思う。
でもこの「喜野や」さんの魅力はおばさんのお人柄
丁寧で柔らかい物腰。そして蕎麦は
(前回の『木曾駒ヶ岳に登りましたvol.3』で述べたが)
“上品な細麺”で、“薄いねずみ色”
歯応えに物足りなさを感じる人はいるかもしれないが、
僕もはじめた食べたときは、その一週間前に山形の蔵王へ行き、
名物の「板そば」(これはこれでまた美味い!♪)を食べた直後だったので
多少感じたが、決して歯応えが無いわけではなく、しっかりとあり
東京の不味い醤油に浸したような“ゴムそば”に比べると
上品なだけである。
僕のお薦めはこういうあっさりと食べられる(細麺で上品)そばは
是非「天ぷら」と一緒に召し上がっていただきたい!
というわけで僕は「喜野や」で一番高い
『天せいろ上』を『大盛り』にしていただいた!
うーん、やっぱり登山のあとはそばにかぎるなぁ~

 腹いっぱいになり、帰りのバスの車内ではぐっすり寝られた

再び木曾(木曽)駒ヶ岳に登りましたvol.4

2005年12月02日 | 山【mountain&climbing】
*“三度目”の木曽駒ヶ岳山頂にて

 外に出て、アイゼンを装着し、グローブとピッケルで完全装備。
ザックは小屋前に置いていくことにした。
時刻は14:38だった。
日本有数の急峻な岩場の宝剣岳
時々アイゼンの前の爪も効かせながら慎重に登る。
両手を岩場にかけて登るケースが多くなりピッケルが邪魔なくらいだ。
こういう危険なところを登るのに“焦って”時間との闘いを強いられるのは
よくないことである。というのもそういうときに丁寧で冷静な行動がとれず、
滑落事故が多いのだが、正直言って
「べつに千畳敷のコーヒーはいいや」
という気分になり始めていたので、慎重に冷静に丁寧に
スピードクライミングを心がけた。
右側、つまり木曽側、西側がスパッと斬れ落ちており、
足を滑らせると間違いなく死ぬだろうな、と思うが
一昨年登った剱岳「カニのタテバイ、ヨコバイ」より
昨年登った槍・穂高縦走路「大キレット」
「飛騨泣き」、「長谷川ピーク」よりは
恐くない。もちろん上記はいずれも無雪期の登山なので
単純な比較はできないが、宝剣岳への道は短く、緊張感を保つのに苦労はしない。
上記は距離も時間も長いので非常に恐く、苦労した思いが残ったが…。

 そしてあっさりと15分で登り、10分で下りてきた
次項に掲載するが、これは谷底へ滑り落ちそうな下山路から
山頂を振り返り撮った決死の写真!
というほど危険な状況ではなかったけどね

 15時に宝剣山荘前に戻ってきて、ザックを背負い一路千畳敷を目指した。
先ほど僕に宝剣岳までの時間などを教えてくれた男性は
小屋前でグリーンのテントを張っていた。
この冬山で単独でしかもテント泊とはなかなかのツワモノだな

再び木曾(木曽)駒ヶ岳に登りましたvol.3

2005年12月02日 | 山【mountain&climbing】
*乗越浄土の様子。奥の山は伊那前岳。

 天気がよくて視界がよいと、何処を歩いても何処を眺めても気持ちがいい
前回は全く望めなかった宝剣岳もその厳つい岩の鎧を見せ付けている。
厳しい山を見るとさすがに登攀意欲を掻き立てられる!!
でもまずは最高峰の「木曾駒ヶ岳」に“挨拶”しておかないと

 宝剣山荘、天狗荘を通過し、中岳まで30分弱。ここからの斜面は
前回同様雪が多くアイゼンを装着する。ワンタッチ式なので簡単♪
ここまで来てようやく正面に木曾駒ヶ岳が姿を現す
今日ははっきり綺麗に見えており、僕を手招きしてくれている。
アイゼンの効きを確かめながらあっさり12時に登頂!!
多少ガスがかかってきて、富士山や南アルプスはもう見えなくなりつつあったが
天気は相変わらずよく、宝剣岳から先の中央アルプスの縦走路はよく見えた。
山頂には駒ヶ岳神社があり、木曽と伊那の二つの社殿がある
それぞれにお参りをして、ここでランチにしよう
何組かがくつろいでいた。

 しかぁーしっ!ここでハプニング!
コンロに点火できない!!
理由はわかっていた。実はお湯を沸かそうと
コッヘル(登山での調理用の鍋)に水を入れたとき、
その水をコンロのバーナーヘッド部分にこぼしてしまったのだ。
水をぶっ掛けたコンロには火が付かない。
仕方なくカロリーメイトを二つほうばり、写真を数枚撮って、
「宝剣山荘」へ向かうことにする。山荘内でゆっくり作ろうと思ったのだ。
前回もこの小屋を利用し、ここで自炊した。自炊料500円を取られるが
それでも風が無く、ストーブを焚いた暖かい部屋で
ゆっくり食べられるのは幸せである♪
写真を撮っているうちにだんだん天気が悪くなり、
瞬く間に視界が20~30mほどになってしまった。
いつの間にか山頂にいるのは僕独りになっていた…。

 宝剣山荘には1時過ぎに到着。
小屋前でアイゼンを外し、早速500円を払いランチだ!
時間が経ったのでコンロのバーナーヘッドは乾いており、問題なく点火できた。
小屋内には管理人の吉川さんと今日の宿泊者の人が二人いるだけ。
 最近の僕の“山ごはん”の定番は
『早ゆでスープパスタ&バゲット』(by100円ショップ)である。
最近は90秒や4分で茹で上がる「早ゆで」タイプのパスタが
100円ショップで売られている。たいていはコンキリエやマカロニなどの
ショートパスタ。
それをやはり100円の粉末のスープ
(ポッカやクノールから発売されているお馴染みのもの)で茹でる。
トマト味がよく合う。
すぐ茹で上がるのですぐ食べられる。
それにバゲット(フランスパン)を浸して食べればさらにおいしい♪
バゲットは自宅で食べやすい大きさに斜めにカットして、
ラップに包んで持っていくとよい。

 お腹いっぱいになったので下山…と思ったが、
まだ宝剣岳を制覇していないことに気づいた。
しかしいつの間にかもう2時を過ぎている。
最終のロープウェイは4時(16時)初である。
すぐに下山すればロープウェイの最終には余裕で間に合うが、
ホテル千畳敷のラウンジで、“日本最高所のホテル”で味わうコーヒーを
飲もうと思っていたので、30分の余裕は欲しい。
それでも今下山すれば間に合う。しかし宝剣岳に登っていたのでは
間に合わないようだ。
小屋前に出て、写真を撮りながらそんなことを考えていたら、
単独で宝剣岳から下りてくる若い男性がいた。
宝剣岳までの往復時間を聞くと
「山頂にいる時間を除いて30分くらいでしょうかねェ」という。
うーん、時計を見るとまもなく14:30だ。
よし、行こう!

再び木曾(木曽)駒ヶ岳に登りましたvol.2

2005年12月01日 | 山【mountain&climbing】
*千畳敷から望む南アルプス連峰とその奥に富士山!

 宿泊先に選択したのは「駒ヶ根ユースホステル(YH)」
なんてたって安いのだ!ここは夕食の提供はなく、朝食のみ。
もちろん朝食無しの素泊まりも選べる。
朝食付きで一泊¥3,750。素泊まりなら¥3,200!!
登山の前なので朝食はしっかり摂りたいので僕は朝食付き。
駒ヶ根に早く着いたのでYH近くの駒ヶ池や大沼湖周辺を散策でき楽しかった。
前項の写真は着いた翌朝、つまり登る日の朝7時頃の宝剣岳。
標高2,700mより上は雪が積もっている。
写真の撮った方角からは比較的太陽が長時間当たるところが写っているので
積雪はあまり多くないけどね。
ちなみに中央アルプス最高峰の木曾駒ヶ岳は麓からは見えない。
宝剣岳の右奥に位置しているから。

 駒ヶ根YHは中野盛男さんというプロの木工家具職人の家族で運営している。
詳しくは上記をクリックしてご覧いただきたい。
中野さんはお人柄がよく、HPの写真ではひげをたくわえた強面に見えるが、
実際は優しい風貌と眼差しを持っておられる方。
意外といっては失礼だが、大変丁寧で腰の低い物腰だった。
なお、トップページの「最近来てくれた旅人」という項目では
宿泊者の写真をスライドショーで公開しており、
「11月」をクリックすると僕も登場する。
ただし11月の後半なのでスライドショーが展開されてもなかなか出てこない。
 僕が泊まった日の宿泊者は僕独りだった。
でも秋の紅葉シーズンが終わるとこんなものらしく、
一週間一人の宿泊者もいない、なんてこともあるようだ。
おかげでYH独特のドミトリー形式の部屋やベッドも独り占めでき、快適だった。

 朝は7時半に中野さんの手料理の朝食をいただき、HP用の写真を撮り、
いざ出発!!
数週間前に来たところなので道も知っているし、ロープウェイ乗り場の
「しらび平」までのバスの時刻も知っている。
実は駒ヶ根YHは、前回泊まった「国民宿舎すずらん荘」の隣りに建っているのだ。
9:11駒ヶ池発のバスでしらび平へ。10時のロープウェイに乗り、
すぐに千畳敷へ着いた。
今日の千畳敷は…思ったより雪は少ない。
雪の量は前回来た11/3とあまり変わらないかな。
前回と異なることはなんといっても天気がよいこと。
雪がキラキラ輝いている。また土曜日ということもあり、
観光客も結構いる。千畳敷までは簡単にロープウェイで来られるので
年寄りもツルツル滑りながらロープウェイ終点駅
(ということは、日本最高所のホテル「ホテル千畳敷」ということ)
周辺を散策している。1/4くらいが僕のような登山者である。
前回は全く視界が無く、見えなかった雪を抱いた
「宝剣岳」や「サギダルの頭」もはっきり見える。
その様子は『ようこそこまがねに』という(おそらく)個人の方が
運営しているこのHPに詳しい。僕はほぼ毎日チェックしている。
千畳敷から望む宝剣岳やサギダルの頭の写真がほぼ毎日更新されており、
僕はこのHPの管理者はホテル千畳敷にお勤めの方と推測しているのだが…。

 ロープウェイを降り、東を振り返ると南アルプス連峰が、
そしてその奥にちょこんと頭を出している富士山も望める。
それが冒頭の写真。真ん中の奥にかすんで見えるのが富士山である。
これは10時過ぎなので多少かすみ始めているが、
朝はもっとはっきり綺麗に見えるだろうなぁ~。

 表に出て“モビルスーツ”を装着する。
GORE-TEXのジャケットにパンツ、同じくスパッツ、
GRIVELのニューアイゼン、ピッケルなどを新たに装着して出発!!

 登り始めは北東に面しているので雪がやや多く、凍結している部分もあったが
高度を上げるにつれやや東から南東に面するようになり太陽が当たり
雪が少なく、岩肌も露出し始めた。上を見上げると乗越浄土までは
比較的雪が少なそうだ。
そう判断した僕は歩き始めて15分ほどでアイゼンを外してしまった。
それに太陽がまぶしく、体感温度は上昇し始めたのでジャケットも脱いだ。
所々雪や凍結部分があるのでグローブをはめたままで
リーシュ(ピッケル用のストラップ)を通したピッケルも使用したが
服装はとても冬山用ではなくなった。気温はマイナスじゃないな、こりゃ。
この時期最低気温は-15℃くらいになり、日中でも氷点下だと聞いていたが
今日は暖かいようだ。
途中3~4組のパーティーを追い抜いて40分ほどで「乗越浄土」へ到着。
何組かの登山者が憩っている♪
北側のカール状の斜面でショートスキーを楽しんでいる男性がいた!!