*十勝岳!見えるだろう、横たわる自由の女神が!
苦しい苦しい火山礫の道を抜けると
徐々に傾斜がなくなり、
ただ何も無い(もちろん草木は一本も生えていない)平原が
出現した。
そして時々不規則に「ドーンッ!」という地鳴りを伴う爆音が
聞こえてくるようになった。
十勝の火口から聞こえる地球の鼓動だ。
そしてその先に目指す十勝岳がはっきりとその山容を現した。
それは不毛の大地に慄然と佇む古城のようだ。
あるいは映画『猿の惑星』のラストシーンのようでもある。
近未来、人類の文明によって作られた全てのモノ、
そして人類が滅亡し、最後に辿りついた地。
僕は不毛の十勝岳の前に横たわる
朽ちた「自由の女神」を見たような気がした…。
苦しい苦しい火山礫の道を抜けると
徐々に傾斜がなくなり、
ただ何も無い(もちろん草木は一本も生えていない)平原が
出現した。
そして時々不規則に「ドーンッ!」という地鳴りを伴う爆音が
聞こえてくるようになった。
十勝の火口から聞こえる地球の鼓動だ。
そしてその先に目指す十勝岳がはっきりとその山容を現した。
それは不毛の大地に慄然と佇む古城のようだ。
あるいは映画『猿の惑星』のラストシーンのようでもある。
近未来、人類の文明によって作られた全てのモノ、
そして人類が滅亡し、最後に辿りついた地。
僕は不毛の十勝岳の前に横たわる
朽ちた「自由の女神」を見たような気がした…。