就職戦線は
『売り手市場』らしい!!
なんやねん?!売り手市場って!!
僕が就職活動をしていた1994~95年(*就職浪人しました)
は
『超買い手市場』で、
内定をもらえないから大学院へ進学する、
という学生が大勢いた信じられない時代。
僕はマスコミ志望だったので、景気に関係なく
基本的に買い手市場だったのだが、
それでも全く関係ないわけではなく、
やはりかなり“楽”な就職活動だったらしい。
大学の就職課で数年前の、
具体的にはバブル真っ只中の1990年頃の先輩の体験記を読むと
「NHK、日本テレビ、読売新聞の3社から
内定をもらい、将来性で日本テレビを選びました…」
といった“噴飯”ものの文章にも出くわした。
僕と共にマスコミの勉強をして、
マスコミへの就職を目指していた仲のよい数名の仲間のなかで
マスコミ業界への就職を果たしたのはたったの一人であった。
その一人の就職先も小さなケーブルテレビ局の営業職。
ちなみに僕は就職浪人の末、
小さな医学書の出版社へ編集職として就職したのだが。
今日、ニュースを見ていると、
合同企業セミナーに参加している
一流企業の採用担当者がインタビューに答えていた。
「いやぁ、なかなかうちのブースには学生が立ち寄ってくれないんですよ」
そう答える彼は見た目は僕と同い年くらいの感じ。
ということは地獄のように厳しい就職戦線を勝ち抜き、
今の会社にたどり着いた“精鋭”である。
ところが今はその会社に見向きもしない学生が多いということだ。
今の学生たちには選択肢が多い。
1990年の求人倍率は「2.86倍」だった。
それが5年後の1995年には「0.9倍」に落ち込む。
つまり学生一人に対して0.9社しか求人がないということ。
これは入るべき会社が一社も無いということなのだ。
今年はバブルに迫る勢いで
「2倍」を超えるほどだという。
僕はそんな時代に苦しんで入社した会社を
わずか2年で辞めたのだが…。