※参考記録

日本百名山山頂宙返りを敢行中の【雪崩★マン】が綴る社会学的山岳エッセイ!

日本女子フィギュアスケートからスポーツを考察する

2006年02月28日 | スポーツ【sports】
 この話題をブログに書くことに些かなりとも抵抗はある。
どうせみんな書いていることだから…。

 荒川静香選手の演技と結果には単純に感動した!!
ほんとうにありがとう!!

 さて、“形式的な”書き出しをしたところで本題に入ろう。
昨年12月28日の『フィギュアスケートもか?!』と合わせて
読んでいただきたい。

 まずなぜ荒川選手が金メダルを獲得できたか?
無論そんなこと、本人だって「いまだに不思議です」と答えているように
わからない。
しかし彼女が金メダルを獲った背景を分析するといろいろと見えてくるものがある。
そこで彼女と似たシチュエーションを我々に見せてくれた選手として
2001年の世界陸上エドモントン大会男子400mハードルで銅メダル
そして2005年の世界陸上ヘルシンキ大会同種目でも銅メダル
と二大会連続銅メダルを獲得した
為末大選手と比較しながら“最初の考察”を述べたい。

 この二人には共通点が多い
まず今大会(荒川はトリノ五輪、為末は世界陸上ヘルシンキ大会)を
楽しむつもりで競技を行なったということ。
メダル獲得の期待が薄かったということ。
そして前年の成績が悪かったということ。
さらにそれ以前にはまた成績のよい年があったということ。

 荒川選手は「金メダルが獲れるとは思っていなかった」と言い、
「楽しもうと思っていた」と言った。
彼女は競技そのものを楽しむことが目的だった。
 為末選手はご存知の方も多いと思うが、
大変聡明な選手で哲学や心理学などにも造詣が深い。
その知識を生かして勝つためのマネージメントを楽しむことが目的だった。
 また二人とも楽しむことが目的だったため、『冷静』になれた。
 荒川選手は3回転→3回転のジャンプの予定を、
最初の3回転ジャンプの際バランスを崩したため、
瞬時に次の3回転を2回転へ変更する冷静さを持っていた。
その結果、転倒することなくほぼノーミスの演技ができ成功した!
 為末選手が挑んだヘルシンキ大会の400mハードル決勝は
雨のレースとなった。そのため彼は他の選手がナーバスになっていることを予想した。
そのため他の選手が焦るレースをしようと心がけた。
しかも一度目のスタートの際フライングを犯した選手がおり、
彼は二度目のスタートにつく際選手全員の表情を見る冷静さがあった。
そのとき皆最高にナーバスになっていることを察した彼は
このレースに勝てることを確信したという。
彼は作戦通りに前半飛ばしてトップに立ち、それに焦った他の選手たちは
自分のレースができなくなり、その結果為末選手は前半の貯金を生かして
逃げ切った。

 荒川選手はご存知の通り2004年の世界選手権のチャンピオンである。
当然その時点でトリノ五輪の金メダル最有力候補であった。
しかし翌2005年の同大会は9位と惨敗。
『フィギュアスケートもか?!』を読んでいただくとそこに詳しいが、
彼女はその後昨年12月まで行なわれたトリノ五輪選考対象の
国際大会でもなかなか成績を残せず、最終選考会となった
12月の全日本選手権前のポイント数は有力6選手中
(*荒川をはじめ、トリノ五輪4位の村主、同15位の安藤、天才少女・浅田、
準ベテラン・恩田、前年まで無名の新鋭・中野の6人)
5位と沈んでいた。
しかしこの全日本選手権で3位になり、最終合計ポイントが
浅田、安藤、村主に次いで4位となった。
しかし出場枠は「3人」。そこで問題となったのが、話題となり皆さんご存知の
「浅田真央の年齢問題」。結局浅田が年齢規定に引っかかるため、
荒川が“最後の切符を”手に入れた形になったのだ。
ちなみに村主は全日本前まで6位と低迷していたが、この大会で優勝して
五輪出場を手に入れた。
荒川、村主の両ベテランはさすがに勝負強いのだ!

 為末大選手は2001年世界陸上エドモントン大会400mH銅メダリスト
その後よりよい環境を求めて2003年所属していた大阪ガスを退社し、
プロの陸上選手となる。しかしその後は絶不調に陥る。
プロとして世界を転戦するが結果は出せず、
2004年のアテネ五輪では準決勝敗退。
世界のトップランナーの彼が国内のレースでも敗れることがあった。
しかし世界選手権が迫るにつれて調子を上げてきて
前述の通り、本番ではきちんと結果を出した。
しかも準決勝の通過タイムは決勝進出者8選手中最下位の8番目!!
為末もとにかく勝負強いのだ!!


 次に結果を残せなかった選手についても考察しよう。
私が取り上げる選手はスキージャンプの原田雅彦選手と
女子フィギュアスケートの安藤美姫選手。
 戦前からの私の予想は共に「惨敗」でありその予想通りの結果になった。
共に結果を残せないことはわかりきっていた選手である。

 原田選手はご存知の通り、五輪5大会連続出場を果たした偉大な選手。
しかしここ数年間はたいした成績を残していない。
国内でも勝てない試合が続いていたが、
世界の有力選手が出場しない昨年12月27日のサンモリッツで開催された
コンチネンタル杯で2位に入り、何とか五輪の出場権を手に入れた。
近年の日本ジャンプ陣は長野五輪の頃のような有力選手がおらず、
岡部孝信、葛西紀明のベテラン2選手のみがかろうじて“有力選手”
に留まっている状態。
原田の五輪出場の選考は甚だ不透明だが、
他に“いい選手”がいるかといえばさにあらずだし、
世間を納得させるには仕方の無い選考結果かもしれない。
つまり「メダルの獲れない選手を選んだ」というわけではなく、
「原田を選ぶしかなかった」スキージャンプのレベルや環境が問題なのだ。
当然結果を残せなかったし、
体重規定違反で失格というのはお粗末というほか無い。
全く最低のことをしでかしてくれた選手だ。

 安藤選手についても『フィギュアスケートもか?!』で書いたように
私の予想通り。
4回転は飛べない、失敗するという予想もピッタリである。
ただし、僕は「飛べない」、つまり「チャレンジしない」と思っていたが、
チャレンジしたことについては後述するが、評価したいと思う。
 安藤の選考については『フィギュアスケートもか?!』で書いたとおり
異論を唱えるつもりは無い。
安藤は昨年の前半の調子がよかった。五輪出場選考対象となる大会でも
有力選手が出場しなかったり調子を崩したりで安藤に恵まれていた。
12月の全日本選手権前の時点で浅田に次いで2位。
この大会は6位(日本選手のなかだけで!)と惨敗したが
合計ポイントは浅田に次いで2位のまま。
そして当確♪。
 でもね、彼女が4回転ジャンプを出来ないことは練習を見ても
一目瞭然(*練習で7回チャレンジして1回成功するということは
全く“できないこと”ですよ!)だし、
それは以前からわかっていた。
それでも彼女が五輪本番でチャレンジしたのは
チャレンジしないと勝てないからである。
ジャンプ以外では安藤は全ての要素は他の有力選手に劣る。
彼女たちに伍して勝つためには
4回転にチャレンジして成功させるしかなかったのだ!
 ただし、僕はこれからちょっと違う視点からモノを言うが、
彼女は4回転云々の前に「勝てない選手」である。
彼女はスケーターの身体ではない!!
巨乳で太っていて、荒川や村主を比べると一目瞭然。
これはとりもなおさず安藤がストイックにスケートに取り組んでいないことである。
モテてファンやマスコミが群がりその私生活も注目されている。
ちなみに僕は安藤の“カエル顔”は全くタイプではなく、
ミキティーとか可愛いという形容には違和感を覚える。
一方荒川や村主は安藤よりキャリアがあるので当然だろうが
“やるべきこと”がわかっている。
フィギュアスケートのフリー演技は
スピードスケートの1500mと同じくらいの体力を必要とするといわれる。
ストイックに練習していない安藤にその体力は無かった。
加えてトリノ入りしてから緊張やストレスで痩せてさらに体力を失った。
フリー演技で最初の4回転ジャンプを失敗したことが強調され、
下位に沈んだかのような報道がなされているが
あのジャンプはほぼ成功に近い!!
回転はほとんど完璧で、着地の際の微妙なバランスが崩れたのだ。
15位という順位は4回転の失敗ではなく、
「後半のミス」が重なったためである。
その原因はもちろん体力不足
スルツカヤ、コーエンもスタミナ不足だったのだろう。
後半にミスし(*コーエンは最初のジャンプでもミスしたが)、
その結果、ほぼノーミスの荒川に敗れた。
 ちなみに村主もほぼノーミスの演技をしたが、
元々持っている技術点が3人(荒川、コーエン、スルツカヤ)に劣っており
仕方が無かった。
本当に100%の演技をしていれば銅メダルは獲得したかもしれない。
というのもジャンプの回転不足で3回転が2回転半になった箇所があったから。
 安藤はプレッシャーやらに追い込まれた初めての大会だったのではないか。
それを跳ね除けようとチャレンジしたのが4回転であり、
一か八かの“賭け”の側面は大きいが、それに賭けようとしたやる気を
感じたので、僕は高評価である。
今後は荒川やマラソンの高橋尚子のような競技への取り組みができれば
伸びていくかもしれない。
 ともかく来季のフィギュアスケート界は浅田真央が中心になると思うので
他の選手は競技への姿勢や取り組みが問われてくるだろう。
引退する選手も多く出るだろう。

 荒川静香は五輪前に村主、安藤と共に某チョコレートのCMに出演していた。
そのなかで
「プレッシャーだって楽しめれば勝ちなんです」
と言っていたが、まさにその通りのことをやってのけた。

能無しJR東日本!

2006年02月23日 | 雑感【thoughts】
「新橋・有楽町間において線路の点検を行なっております」

 これが20日、通勤途中の山手線高田馬場駅ホームのアナウンスで
聞いた言葉だった。
僕はいつも通り、午前9:10過ぎの
「山手線外回り(池袋・上野方面行き)」の電車に
高田馬場から乗った。山手線に乗り換える前に乗車していた
西武新宿線の車内アナウンスでも「山手線に遅れが生じている」
ことは伝えられていた。
また高田馬場駅ホームでは
「山手線外回りの電車は運転を見合わせております」
というアナウンスもされていた。
しかしまもなくホームには外回りの電車がやってきた。
その際のアナウンスは「目白(池袋の一駅手前)までの運転です」と。
僕の職場は池袋であり、この電車は手前で停車することになっている。
しかし、線路の点検作業なら運転を見合わせているといっても
10分か15分程度の停車だろうと思い、
僕はその電車に乗り込んだ。そして次の駅目白に到着。
アナウンス通りにその駅に停車し、運転を見合わせることになった。

 その間車内や目白駅ホームのアナウンスは繰り返し
「新橋・有楽町間において…」
と言っていた。
内回り(新宿・渋谷方面行き)の電車は運行しており、
僕が停車中の車内で運転再開を待っている間に
反対側のホームから内回りの電車が二本ほどやってきて、発車していった。
しかし10分ほど経つとその内回りの電車も
「運転を見合わせます」
ということで停まってしまった。
ホームには人があふれ始めていた。
このとき時刻はだいたい9:30。

 さらに10分ほど経ち、時刻は9:40くらいになった。
もう20分間ほど停車したままだし、僕もさすがに焦り始めた。
会社に遅れてしまう。

 するとアナウンスのあと内回り電車が運転を再開した。
同時に池袋方面へは内回り電車に乗り換え新宿へ行き、
そこから向かうことを、
東京方面へは、大塚・駒込方面へは…と、それぞれ案内していた。
外回り電車は停車したまま、その間車内では携帯電話で状況を職場や友人へ話す人、
周囲の人へどうしたらよいか聞く人、
ぶつぶつ文句を言いながら電車を降り、反対側の内回りに乗り換えたり、
駅を出て行く人などがおり、小さな混乱は生じていた。

 目白という土地柄だろうか、外国人の乗客も多く、
僕の乗った車両だけでも3人が乗り込んできていた。
そのうちの一人、僕の斜め向かいくらいに座った白人男性は
「東京駅」へ行きたいらしく、隣りの女性へ状況を聞いていた。
「トウキョーエキ、イキマス?」
どうやらかなり日本語は不得手らしい。
女性は「行く行く!乗ったままOK!」
と言うがはたして男性に状況は伝わっているのか?
いつの間にか、日本語が(*この状況を把握するくらいの)わかるらしい
他の外国人二人は電車を降り、いなくなっていた。
内回りの電車に乗り換えたのか、駅を出てバスかタクシーに乗り換えたのか…。
 目の前の外国人へ目を転じると、彼は彼女の自信ありげな応答に
「大丈夫だ」と判断したのか、うなずいて座ったままだ。
僕はお節介かなと思ったが、彼が東京駅へ行きたいことはわかっていたので
それなら反対側の内回りの電車に乗り新宿へ行き
そこで中央線に乗り換えて東京へ行くのがよいと思ったので
(*東京に住む人なら誰でもそういう判断はできる)
すっと立ち上がり彼の前へ行き、

この電車はaccident(事故)でdelay(遅れ)しているので、
opposite(反対側の)ホームの電車で新宿へ行き、
orange(オレンジ色)のCHUO-LINEにchange(乗り換える)すればよい


 という風なことを英語で小声で言ってあげた。
彼は笑顔で「Thank you!」と言い席を立ち、反対側のホームへ向かった。
隣りの彼女にもThank youと言い、笑顔で…。
彼女の立場もあるだろうから
(*僕は外国人に喋るとき周囲の人には聞こえにくいように小声で話したが)
僕も席を立ち、反対側のホームへ向かった。
 ちなみに「乗り換える」は典型的な熟語で
「新宿で東京行き(中央線)に乗り換える」は
「change at Shinjuku for Tokyo(to the CHUO-LINE)」
である。

 そこからはのんきにしていられない。
遅刻しそうな僕は山手線内回り電車で新宿へ行き、つまり一旦戻り、
埼京線に乗り換え、新大久保、高田馬場、目白を通過し、池袋へやってきた。
悔しいことに、目白を通過するとき山手線のホームを見たら
僕が停車していたホームに電車はもうなかった。
つまりあのまま乗車していたらもう池袋に着いていたのだ。
会社へは約5分ほど遅刻した…。
ちなみに普段は9:25には出社している。

 この事故はこの日のニュースでも翌日の新聞でも
大きく取り上げられ、原因はなんと
レースの沈下だという!!
新橋~浜松町間でレールの下の盛り土にトンネルを掘り、
そこに山手線と交差する道路を新設する工事を行なっており、
その結果同区間のレールで幅15m、最大2cm沈み込んでいたらしい。
朝運行していた山手線の運転手が異常な横揺れを感じ、
この事態に気づいたのだ。
 この事故で外回りの電車は約3時間運転を見合わせ、
11万2千人に影響が出た。
全てJR東日本の責任である!


1.アナウンスがおかしい!!
 レールの沈下が原因ということはわかっていたのだから
そのことを述べよ!!
「線路の点検」では生ぬるい!よく聞く内容だ。
これでは「ああ、よくあることだからもうじき運転再開だろう」
と皆思ってしまう。
レールの沈下だとわかれば、
「これは大変だ!早く乗り換えるなりタクシーで行くなり
手段を考えねば!」
という判断がつく。
 またそこまで具体的に言わなくとも
レールの沈下を修正するのはそう容易く短時間でできることではない、
ということはわかっていたはずなので、もっと積極的に
乗り換えや別の手段を使うことを強く乗客に勧めるべきである。
運転再開の目処についても言わないので、
僕のようにのんきに車内で待っている人が大勢いた。

2.英語でアナウンスしろ!!
 通常の車内アナウンスは英語で行なっている。
にもかかわらず、こういう詳しい情報が欲しいときに限って
実の無い情報を日本語で何度も繰り返して伝えても意味がない!!
英語の専門家でも何でもない僕が
きちんと外国人に情報を伝えることができるのだから
JRの各駅にその程度の能力を持った人くらいいるだろう。
ここは世界の大都会TOKYOだぜ!!
英語は共通語だ。それがわかっているから通常アナウンス(機械の声だが)
は英語にしていると思っていたが、
なんとバカなことか、JR東日本はわかっていなかったんだね。

 それよりも何よりも
レールの下を掘ったらレールが沈んだ
っちゅうことがバカだ!!

少雪

2006年02月16日 | 山【mountain&climbing】
*2004年10月、一晩で雪山へ変貌!

 前回のブログで福岡へ行ったことを書いた。
その際羽田から飛行機で行ったのだが、機内から眺める
日本の山々の景色はいつも楽しみである♪

 “調査結果”からまず述べると
例年に比べて北アルプス、八ヶ岳は「多雪」
南アルプス、富士山は「少雪」である。
もっとも北アルプスはちょっと見えただけで全貌は観察できなかった。
しかしインターネットの情報などと合わせて、かなりの積雪であることは
想像・予想できる。
 富士山の雪が少ないことはニュースでも再三採り上げられていた。
今季は九州・四国・西日本でもかなりの積雪があるのに
関東ではほとんど降雪がない。つまり富士山周辺の関東近くの
「太平洋側」に降雪がほとんどないのだ。
南ア・富士山は標高2500mくらいから上でないと雪はない。
以下は真っ黒け!
ちなみに丹沢だって塔ノ岳、蛭ヶ岳山頂辺りはまずまずの積雪があった。
丹沢山系の山頂の標高は1500~1600mくらい。


 なお今日紹介した写真は、1/30に書いた『山の要塞』を撮った二日後の様子。
槍ヶ岳山頂から“要塞”を見下ろしたときはまるで積雪はなかったし
遠く南アルプスや白山まで見えた。
翌日縦走中から天候が崩れ、北穂高小屋へ着いたときは
小雪が舞い始めていた。ちなみに10月上旬のこと。
夜になり本格的な降雪になった。
そして翌朝、天気は快晴♪
でも外へ出てビックリ!!
20cm以上の積雪で、完全な冬山へ変貌を遂げていた。
そして北穂高岳山頂から前日辿ってきた縦走路を振り返り撮った
写真が冒頭のもの。
遠くにちょこんと見えるのが槍ヶ岳。

こりゃあつまらん!

2006年02月15日 | 雑感【thoughts】
 お知らせしたとおり11日に友人の結婚式出席のため
福岡へ日帰りで行ってきました!!

 まあ式はよかったよ♪楽しかったし、僕のスピーチもなんとか
上手く済ませることができたし…。
しかし、羽田発は11:00のはずだったのだが、「使用機の到着の遅れのため」
約20分ほど遅れて出発。当然到着も20分遅れで13:15頃到着

 14:30から始まる式への出席も依頼されていたのですぐにタクシーで会場の
キャナルシティー内の「グランド・ハイアット福岡」というホテルへ。
なお、僕と一緒に出席する長野在住の友人は奥さんと一緒にやってきており、
僕はスカイマークエアラインズで羽田から福岡まで飛んだが、
彼らは僕より約30分速いANAでやはり羽田から飛んでいた。
そして福岡空港内のレストランで待ち合わせて、3人で会場へ。

 式は滞りなく終わり、披露宴は“想定内”の30分押し

結局終わったのは18:20頃。僕の帰りの飛行機は
19:55に福岡発羽田行きのスカイマークエアラインズ!!
またしてもすぐにタクシーに乗り福岡空港へ。
土産物売り場で「博多の女(ひと)」というお菓子を職場のお土産用に買い
飛行機に乗り込んだ。
自宅へ戻ったのは23時頃。

 福岡観光どころか、長浜ラーメンすら食べられずに帰ってきた。
せっかく遠出したのに…。

結婚披露宴に臨むにあたって

2006年02月08日 | 雑感【thoughts】
 今度の土曜日11日に、大学時代からの友人の結婚式出席の為
福岡へ行く。しかも日帰り…。
仕事の都合上どうしても土日の連休は取りにくいからねェ~。
東京から(羽田から)の日帰りはどんなに安い航空会社の
格安チケット、格安プランを使っても
旅行会社のホテル代込みの(つまり一泊の)格安プランに比べて高い
客の“取り込み合戦”のためとはいえ、日帰りよりも一泊するほうが
安くなるのは解せない。

 僕は今回を含めて結婚式(披露宴)に7回出席しており、
そのうち6回でスピーチ、出し物などを行なってきた(ことになる)
実に高確率で新郎・新婦に貢献してきたのだ。
そして今回も友人代表のスピーチを任されてしまった。

 「人の結婚式くらいゆっくりのんびり出席したい」と
思うのだが、なかなか僕にはそれも叶わない。
ただでさえご祝儀やら交通費やらを負担して出席するので
なんとか“楽”をしたいのだが。
でも、大事な友人のためだと思えば、なんとか一肌脱がねばならん!

 僕は“こういうもの”に長けていると思われているようだ。
事実、子供の頃からリーダーに推されたり、人前に出る機会は多かったし、
僕はとあるホテルでの勤務の経験が長く
多くの結婚式、結婚披露宴を見てきた。
そういうことを鑑みると適任なのだろうが
やはりしんどくて、正直に言っていいものではない。
しかし、僕がやってきた登山やテコンドーの試合などと同様で
やるからには何としてもいいものを見せてやる!
という気持ちにもなるのである。

 が、あと三日しかない…。
何をやるか骨子すら出来上がっていない。

僕の相棒

2006年02月03日 | 山【mountain&climbing】
 僕の相棒を紹介します。
こいつらです…。
なお以下の解説を読む際は写真をクリックして
一度拡大してご覧ください。
そうすると解説がわかりやすい♪

1.SALOMON(サロモン) *モデル名は失念
 スリーシーズン縦走用、重さ662g(片足)、定価¥20,000くらい
 写真左端のグレーの靴。
 これは僕の山行のほとんどを共にしてきた靴である。
特徴は何といってもその軽さ!
6年前のモデルなのでカタログはないし、WEBでも見られないので
重さは実測である。靴内には購入後装着した
カスタムインナーソールも入っているし。
したがっておそらくカタログ上はあと20gくらいは軽いと思う。
21世紀の登山靴の典型的なもので
表面はオイルド・ヌバックの合皮とメッシュで通気性抜群♪
さらに内部はGORE-TEXブーティーで、防水性と透湿性を両立。
ソールは幅広タイプのSALOMON contagrip
ビギナーからベテランまで誰でも快適に履ける靴としておすすめである。
特にベテランの登山者には履いて欲しい。
今まで履いていた重くて馴染みにくい革の登山靴なんて捨てたくなるだろう。
もう5年以上履いているが、全く古さを感じさせないし、
山で「最新型の靴ですか?」と言われることも。
メーカーはスキーでおなじみのSALOMON(サロモン)
くどいようだが重ねて言う、こんなに履きやすい靴はない!!

2.GARMONT(ガルモント) ピナクル
 スリーシーズン縦走用(ヘビー仕様)、重さ950g(片足)、定価¥38,000くらい
 写真中奥の黒に黄色の紐とソールがアクセントの靴。
 これは1.に比べるとかなり重い。
用途としては①積雪があるかもしれない山、
あるいは②荷物が20kgを超える山行、にはよい靴だ。
①について、重い靴はキックステップで雪を蹴り込むのに適しており
積雪が少なく、普通の歩き方をしていては転倒したり歩きづらさを
感じるが、アイゼンを着けるほどではないといった山行によい。
またこの靴もそうだが、硬い靴もやはりキックステップには適している。
②について、柔らかい靴は重い荷物を背負ったとき、
足首に負担がかかり(筋力を要する)、長時間歩くと疲労がそこに蓄積する。 
その点硬い靴はその硬さで荷物の重さを受け止めてくれるので多少楽だ。
ただし、僕個人的には1.の靴を大変気に入っており、筋力もあるので
荷物が20kgを超える長期縦走(3泊以上)でも、
積雪がないなら1.を使う。
 これも内部はGORE-TEXブーティー
ソールは“天下”のvibram(ビブラム)
イタリアのGARMONT(ガルモント)製。

3.SALOMON(サロモン) プロアイス
 アイスクライミングおよび冬期縦走用、重さ980g(片足)、定価¥39,900(税込)
 写真右端の黒とオレンジの派手なツートンカラーの靴。
 これは僕が所有している登山靴の中で一番ハードな仕様になっている。
メーカーは「アイスクライミング」の“プロ仕様”と謳っており、
僕には少々手に余る代物だ。
しかしこの靴の魅力はこの類いの仕様の中では抜群の軽さ
そしてSALOMONの靴は比較的そうなので有り難いが、安価であるということ。
この靴が最も得意とする分野はアイスクライミング
今話題のNHKの土曜ドラマ『氷壁』のようなところだ。
しかし、アイスクライミングをする場所までは飛行機でひょいと
連れて行ってくれるわけではない。
その場所までは雪や氷の山を歩いていかねばならない。
それに氷壁を登ってからも稜線上のハードな冬期縦走が待っているかもしれない。
そういうシチュエーションにも対応している。
つま先の辺りに立て掛けた黒いプレートが見えるだろう。
これは足の甲の部分、つまり靴紐を通して交差している部分の下に
装着できるようになっている。
これを装着すると足の甲からつま先にかけて“固まり”、
垂直の氷壁で縦爪のアイゼンを氷に蹴り込みやすくなるのだ。
こういうアイスクライミング用の武器も装備している。
 内部にThinsulate(シンサレート)という薄くて軽い
新素材の保温材が使われている。
ソールはSALOMON contagrip。でも1.とはもちろんパターンは異なる。
メーカーはこれもSALOMON(サロモン)

4.NEPA(ネパ) アント・ベルクロ *WEBサイトなし
 フリークライミング用、重さ210g(片足)、定価¥10,290(税込)
 写真手前の黄色い小さい靴。
 皆さんフリークライミングというスポーツはご存知だろうが
その用具についてはあまり…という方は多いだろう。
靴だけではなくいくつかの用具を必要とする場合もあるのだが、
詳しくない方のために簡単に靴について解説すると
これは履いて歩くと痛いくらい小さい靴がよい。
立てないくらい痛い靴は小さすぎ、片手を添えてスポッと入る靴は大きすぎ、
それがクライミングシューズを選ぶポイントだ。
というのも、岩場でもクライミングジムでも、小さな微妙な
出っ張りを足がかりとして次のホールドへ向かわねばならず
そのためにはその一点に力を集中させられるような作りが靴には要求される。
バレエダンサーのトゥシューズと同じように考えていただければよい。
なお僕の足のサイズは小さくてたいてい25.5cm、たまに25cm、これが
通常の靴(登山靴もそう)のサイズだが
このクライミングシューズは24.5cm!!
つまり2サイズ小さい(0.5cm刻みなので)靴を選んでいるのだ。
そしてそれがクライミングシューズの選び方の標準である。
今回は僕の足と比べた写真を掲載していないが、
この靴は僕の足よりも小さいのだ!!
くどいようだが、それが標準。
そうでないと細かいムーヴはこなせない。
当然つま先はギュッと内側に丸め込む形で靴に納まっており
15分くらい履いていると痛くなる。でもそれが標準!!
ま、僕もフリークライミングは始めたばかりなんだけどね♪
 メーカーはイタリアのNEPA(ネパ)
クライミングをしている人でも知らない人が多い
日本では馴染みの薄いメーカーで、WEBサイトもないようだ…。

 今回は種々の解説を端折ってしまったので
わかりにくい用語がたくさんあったと思います。
ご容赦ください。