そ の ひ ぐ ら し

その日1日を良く暮らせればよし。
スカイツリーのふもとでちびと小ちびとオットと4人暮らし。

妊娠糖尿病だった

2018-08-14 17:30:00 | 高年妊娠・出産の記録

2018.08.13 月曜日
ちび3歳11ヶ月0日/28週と3日(8ヶ月序盤)

8時半、妊婦健診のため病院へ。
昨日の深夜に義理の実家がある札幌から戻ってきたばかりで、まだ荷解きも終わってないけど、今日から出勤日。検診が終わり次第自宅に戻って、在宅勤務で仕事することにしてある。家のことをやる暇なし。
今日は血糖値の検査をすることになっている。35歳以上のいわゆる高年出産のため必須の検査らしい。午前中いっぱいかけて、1時間ごとに計3回採血する。空腹時の血糖値から調べるので昨晩22時以降絶食していて、全3回の採血が終わるまで食事NG。こんな検査、倒れる人続出するんじゃないのか。

いつもの妊婦検診と同じように尿検査を提出したあと、1回目の採血。しかしフライング気味で病院に来たにも関わらず、採血室ではすでに20人近く待っている。そのほとんどがおじいちゃんおばあちゃんだ。今週はお盆なのに、どうなってるんでしょう。

9時10分、やっと1回目の採血に呼ばれた。採血後、何やらビンに入った検査薬と紙コップを渡され飲み切るように言われる。これを空腹状態の体に入れて、血糖値がどこまで上がるか見るということらしい。飲んでみるとほぼ三ツ矢サイダー。こんなの225mlも飲まされて、いかにも数値跳ね上がりそう。

2回目の採血までの間で産婦人科に行き、通常の妊婦健診を受ける。受付にで受診票(区で配布される、妊婦健診費用補助のクーポン)を忘れたことに気付く。悩んだが、採血終了後に待ち時間があるのでその間に取りに帰ることにした。
今日は中国人の先生だった。ちょっと片言だけど、でもコミュニケーションで何か困ることはとくにない(そうじゃないと務まらない仕事だけど)。この先生にあたるといつも、異国の地で、母国語以外の言語で医療に携わるというのは相当大変なはずだが、どういういきさつでこの病院にいるのかなあと思いをめぐらしてしまう。
それはともかく、お腹のぽんは順調な様子。心臓がひょこひょこ動いているのが見える。自分のお腹の中で生き物が育って、ちゃんとヒトのかたちになっているさまは、何度見ても不思議な気持ちがする。前回まではほぼ週数通りの大きさと言われていたが、今回はじめて「少し大きめ」と言われた。私の体重は+6kgで特段増えすぎてはいないのだけど。
助産師には「採血で気持ち悪くなりませんでした?」と聞かれたが、特段変化なし。日頃から、健康診断などで採血されても、貧血を起こしたりすることはあまりない。「具合悪くなる人多いんですよ」と。そりゃそうだよね。後期づわりでもあったらたまったもんじゃない。私は本当にラッキーな妊婦なのだ。

10時20分、2回目の採血。3回目の採血までまた1時間空く。今度は純粋な待ち時間なので、院内で飲食もできるスペースに行ってしばしPCを取り出し仕事。

11時20分、3回目の採血。これの結果が出るまで30分から1時間程度の待ち時間があり、この間に食事をしてよいことになっているのだが、受診票を取りに帰る時間に宛てる。とはいえお腹もすいてるので、ぱっと食べられるものを・・・と思いコンビニに寄るも、イマイチ食指の動くものがない。仕方なくアメリカンドッグを1本買って、病院の飲食スペースでさっと食べ、産婦人科に戻る。

12時40分、産婦人科で検査結果を聞く。先生が開口一番「入院しましょう」。なにい。
検査結果は以下のとおりだった。

 ①空腹時血糖値 82(基準値:92mg/dL)
 ②1時間値   194(基準値:180mg/dL)
 ③2時間値   154(基準値:153mg/dL)

検査薬を飲んだ1時間後と2時間後の値がそれぞれ、少しだけど基準値をオーバーしている。基準値オーバーすると何が問題なんですかと聞くと、「要するに妊娠糖尿病ですね」。えーっと、とりあえずよくないことだってのはわかる。
続いて助産師から、入院についての説明を受ける。2泊3日で入院し、食事を管理された状態で血糖値を検査し、基準値内におさまることを確認するのだという。また検査結果を踏まえて栄養士から栄養指導を受けるんだそうだ。
とりあえず、なるはやで2泊3日入院できる日程を調整することになり、オットに連絡。相談の結果、今週木曜~土曜で調整してもらった。幸いお盆なので、オットも仕事が忙しくなく、ちびの送り迎えがしやすい。
宿題も出された。これから出産まで毎日食事の内容や体重の記録をつけて、検診のつど持参するようにとのこと。め、めんどくさい・・・!

助産師に「これって直近の食生活が反映されてるんでしょうか」と聞いてみる。「そうですね。1~2ヶ月スパンでの推移をみる数値もあるんだけど(HbA1c:血液中で糖と結びついているヘモグロビンの値)、そちらはとくに問題ないので」。ということは、完全に帰省中の食生活のせいだ。やってしまった・・・。昨日、札幌の義理の実家でたらふくジンギスカンを食べさせてもらったことを悔いた。だいたい、帰省から戻った直後に血糖値検査なんかしちゃだめなのだ。

入院の説明を受け、次回の検診の予約をして、帰宅すると2時を回っていた。とりあえずPCを開き、休暇の間にたまったメールに目を通す。お昼をアメリカンドックなんかで済ませてしまったせいでまだ空腹だけど、食事を管理して病院に報告しなければいけなくなったので、うかつなものは食べられない。仕方なく、トマトを切ってオリーブオイルと塩で食べる。悩んだ末に、昨日買ってきたばかりの六花亭のバターサンドも1個だけ。家にあったノートを1冊食事記録用にして、さっそく書き込んだ。

記録するという行為自体はどちらかといえば好きだけど、食については37年間、基本的に好きな時に好きなものを食べて健康に生きてきてしまったので、管理するという発想がない。率直に言って苦痛だ。
だいたい、目的のわからないことはやる気の起きない私。妊娠中の高血糖が具体的にどういうトラブルを引き起こすのか知りたくて、「妊娠」「高血糖」でネットで検索してみた。

妊娠糖尿病はどんなトラブル? 原因は? 気になる治療法は?

さまざまあるようだが、気になったのは

・母体が高血糖になることで胎児にも糖分が多く送られすぎてしまい、巨大児になる=難産になるリスクが高まる
・母体が高血圧になるリスクが高まる=胎盤の異常や分娩時のトラブルリスクが高まる
・出生後の新生児低血糖
・母体がその後通常の糖尿病を発症する確率が高まる(妊娠糖尿病にならなかった人の7倍)

など。なるほど・・・甘く見ないほうがよさそう。ぽんも「大きめ」と言われてしまったし。これはまじめに食事管理をやるしかない。
なお血圧は103/64とかなので今のところは大丈夫。でも高血糖が高血圧を引き起こすわけだから、油断はできない。

ちなみに妊娠中はそもそもホルモンによりインスリンの働きが落ちる(これも胎児にしっかり糖を送るため。妊娠中の母体ってつくづくよくできたシステムだ)らしく、妊娠していないときに比べて高血糖になりやすいとのこと。かつ、基準値は通常の糖尿病判定に比べて厳しく設計されているようだ。それだけ見過ごせないということなんだろう。

17時すぎに終業し、若干の片づけと掃除機かけをして、18時15分、ちび迎え。お盆なのでオットも早く帰ってきた。オットはオットで、先月の健康診断の結果が返ってきたが肝臓系の数値が悪く、受診を勧められたらしい。夕食は楽に作れて野菜もしっかりとれるものということで、チキンと夏野菜のカレーにした。今後はしばらく夫婦そろって節制生活だ・・・。



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