Reunion

仕事で大阪に行く用事があり、日帰り出張。
仕事そのものは展示会を見学してリサーチするだけなので、3,4時間もあればすんでしまう。
珍しくひとりなので、人と行動をともにする必要も、夜のお付き合いもない。
思い立って、高校時代の同級生で、大阪で新聞記者をしている友人に連絡してみたら、運良く夜はあいているという。

5時に合流（お互い会社員なのに、よくこの時間設定で会えたものだ！）して、店に入る。
お互いよく食べよく飲みよくしゃべる。
去年、友人の結婚式で久々に再会したのが数年ぶりのこと。
（脱線するけれど、最近は誰かと久々に会うといえば、もっぱら結婚式なのだ。）
それからさらに1年3ヶ月分＋αのcatch upに4時間近くもかかってしまった。
知り合ったとき16だったムスメふたりも干支が1周して28になり、中庭のテニスコートでぎゃあぎゃあ騒いでテニスに明け暮れていた日々も懐かしく、今はいっぱしの大人の女気取りで、グラスを片手に仕事の話や男の話。
あの頃はばかだったねえ、と笑いながら、12年経ってこうしてまた旧交を温められるなら、年齢を重ねるのも悪くない。

タイムリミットは東京行き最終の新幹線。
夕べは飲みすぎたから、今夜は控えめに・・・なんて思っていたのははじめのうちだけ。
結局ぎりぎりまで飲んで、最終の新幹線のなかで楽しいひとときを振り返る。
いい夜だ。

人は変わるけれど、案外変わらないのだ。