そ の ひ ぐ ら し

その日1日を良く暮らせればよし。
スカイツリーのふもとでちびと小ちびとオットと4人暮らし。

未来は明るいか!?

2007-09-29 17:38:24 | journal
会社の労働組合主催で2年目社員を対象とした研修があり、面白い(けどあまり明るい気持ちになれない)講演をふたつ聴いた。
自分のための覚え書きをかねて、印象に残った言葉を紹介しよう。

「労働者の労働者による労働者のための経営戦略論があってもいいのではないか」(森田浩之氏:政治学者)

経営戦略とは通常トップダウン方式で個人の目標としてブレークダウンされて「降りてくる」ものだ。さて、企業が存続の危機に陥ったとき、経営者はしばしば、短期的に最も有効なコスト削減である人員削減を行う。しかしそれは経営陣にとって都合のいい戦略であり、首を切られる側はたまらない。ならば、そうさせないために労働者側からのボトムアップ方式で提示される経営戦略があっていいのではないか、ということ。
では労働者側から提示できる効果的な戦略とは何か。それは、

「効果的なコスト削減とは、自らの生産に直接関わらない部分のコストを削減すること」(同上)

至極当たり前のことだが、今の私に与えられた仕事が「自らの生産に直接関わる部分のコスト削減」であり、しかもそれがサービスの事実上のスペックダウンであることを考えたとき、この会社は大丈夫だろうかとうすら寒い気持ちになった。多分あまり大丈夫じゃないんだろう。先のことはいろいろと考えておく必要がありそうだ。

シニカルでユーモラスなトーンで、企業活動と経済の話を面白く聴かせてもらった。

参考:森田浩之のロンドン通信

もうひとかた。

「NTTの2010年問題における方向性は、二つの意見が真っ向から対立している。資本分割か、統合か、である」(鈴木寛氏:民主党参議院議員)

音声市場は縮小傾向、IP収入も頭打ち。情報通信企業は映像配信で稼がないと食っていけない。PCにおける映像配信においては諸事情により完全にチャンスを逸した。ならモバイルでの映像配信に賭けるしかない。上位レイヤ事業(C)とモバイル(D)のミックスで儲ける仕組みをつくろうとするときにこの資本分割の動きが足かせになる。さぁ困った。

「日本が光回線事業において国際的に最も競争力があるのは、ハードウェア、ソフトウェアの技術革新に加えてヒューマンウェア(=技術者たちの職人芸)を持ち合わせていたからである」(同上)

なるほど確かに、光ファイバーという繊細な素材をあまねく日本の地中に敷設する仕事は、手先の器用な日本人のいかにも得意そうなこと。それが競争力の源泉のひとつだというのは誇らしいことだろう。だからこそ、このヒューマンウェアが、いわゆる組織のたこつぼ化によって会社の中の特定の部署に集中してしまっている、もしくは社外に流出している(=現場力の低下)ことが問題視されているのだし、あらゆる業務がそれと同じ問題を抱えているという現状にスポットライトがあたることになったんだろう。

参考:すずきかん

Nグループの将来の展望を「4段階評価で2.8」とやや楽観的に見ている鈴木氏のお話を聞いたあとも、私はどうにも楽観的になれなかったな・・・。
Comments (3)
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ジレンマ

2007-09-28 09:58:00 | journal
企業の姿勢として間違っている、と思う仕事を与えられてやらざるを得ないとき、
どうやって自分の中で消化すりゃいいんだろう。

そんな仕事が少なくない今日この頃。
Comments (2)
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褒められるときに

2007-09-26 20:19:18 | journal
面と向かって言われるよりも、「あの人が褒めていた」と人伝に聞く方が嬉しいのはなんでだろう???
面と向かって言われるとお世辞や励ましに聞こえることも、自分のいない場所で話されていると本音のような気がするのは。

逆もしかりで、自分がいないところで話されている悪口ほど怖いものもないわけだけど
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FUNK FIRE @ Zepp Tokyo

2007-09-25 23:37:42 | journal
マニアックな選曲を派手なアレンジでやる、マニア好みのライブでした。
好みのアレンジになってるのがあったんだよなーでもどの曲だったか思い出せない
90年代のダンスチューンっぽい、ワウワウ言うギターがICEっぽいアレンジのが。
(音楽を語るボキャブラリーを全然持ってないのでこんな表現になってしまう。)

でもいつどのライブで聞いても『黄金の月』と『ストーリー』は名曲だなー。

それにしても、今日のZeppみたいな会場では153センチしかない身長が恨めしい
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題名のない子守唄

2007-09-22 21:17:35 | journal
『題名のない子守唄』を観た。
シネスイッチ銀座ではいつも単館上映系の味のあるいい映画をやってるのでときどきチェックしている。
今回もたまたま思い立ってインターネットで調べてみたら、上映中のふたつの映画どちらも面白そうだったので、とりあえず出かけていって、時間的にちょうどよかったこの映画を選んだ。
最後まで展開が読めなくて、どうなるの?どうなるの?と思わせるのが単館系映画のいいところ。
ところどころに過激な描写も出てくるが、女とはなにか、母とはなにか、ちょっと考えさせられる。

そのあと飲みに行った気に入りのイタリアンバールで、まさにこの映画が紹介されていたのがちょっと驚きの偶然だった
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WOWOW

2007-09-03 23:44:27 | journal
WOWOWに加入してみた
アナログチャンネルは1チャンネルのみで、映画がメインだけど、
ライブ放送などの音楽番組やスポーツが充実してる。
特にテニスはグランドスラム大会4つのうち3つを必ず放送するので、
私にはけっこう嬉しい
実家暮らしのときは、テレビはリビングにしかなく、
ソファにごろんとなってうとうとし「もう寝なさい」と言われながらテニスを観たもんだ。
それが今や自分の家で、誰にも文句言われず観られるんだから快適。
おとなになったもんだ

それにしても・・・ヒンギス負けたなー
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