そ の ひ ぐ ら し

その日1日を良く暮らせればよし。
スカイツリーのふもとでちびと小ちびとオットと4人暮らし。

【番外編】諦めの悪い私が、手離したようでやっぱり諦めていないこと

2023-01-15 09:30:00 | 子育て - 発達凸凹
2023.1.15 日曜日、くもり
ちび:8歳4ヶ月2日
小ちび:4歳2ヶ月12日

小ちびの発達課題(主に言語)と直面して1年。幸いにも早々に療育園の支援を受けられることになって、月1回の個別療育に通ってきた。
この1年の小ちびの成長は目覚ましい。なにしろ1年前、3歳になったばかりの頃はまだ8割が喃語だったのだ(それでもよく喋っていたけど)。それが今ではちゃんと言葉で意思表示ができる。なんならちょっと舌足らずな喋りが今超絶可愛いタイミングだ。
頑固にもなったが、本人なりに葛藤する様子も、なんとか自分の中で折り合いをつける様子もずっと見てきた。

この成長は果たして療育の効果なのか?月1回程度のセッションでは正直よく分からない。もしかしたら通わなくても自力で同じだけ成長したかもしれない。
でも我が家の場合、療育に通う意味はそこじゃないと思うのだ。
それよりも私たちの家庭が専門家の支援とつながっていて、定点観測的に今できること・できないことを見てもらい、いいですねこの調子で、と言ってもらい、必要があれば相談できる状況があり、保育園にも有用なアドバイスをしてくれる。何より本人が療育に行くのをとても楽しみにしている(主に、セッション後の自由遊びが楽しいからではあるが)。この環境にこそ意義があると感じるようになった。
療育に通わずに同じ成長をしていたとしても、周囲の子たちとの差が顕著になれば、悠長な私でも焦ったであろう。そして母親の焦りというのは必ずと言っていいほどネガティブな形で家庭に、とりわけ子どもたちに伝播する。

—————

ちょうど小ちびが療育に通い始める前後のタイミングで、私は全く別のある重要な問題を抱えていた。それは私自身の海外勤務の可能性についてだ。
グローバル事業を統括する会社に出向していて、私以外のチームメンバーは本社のあるロンドンに赴任していた。私は育休から復職したばかりだったということもあって赴任はせず、日本にいながらグローバル本社の業務をしているのだが、次のステップについてどうしたいか?こっちに来たいか?とロンドンにいる先輩から繰り返し聞かれていたのだ。

海外勤務はしてみたいとかねてから思っていた。このチャンスを逃せばもう機会はないだろうとも思っていた。
しかし海外勤務に関してはまず私自身が「行けます」「行きたいです」と断言しない限り話が来ない。国内の人事異動とは訳が違う。分かってはいたが断言できずにいた。
いくつかの理由があったが、1番大きいのは小ちびの発達の問題だった。

行くなら家族で行きたい。単身赴任は選択肢になかった。
オットは仕事を辞めて帯同しても良いと言ってくれた。
ちび小1(当時)は行けばきっと貴重な経験ができるだろう。現地校に通って、語学力をつけたりマイノリティ経験をしたりして後々まで人生の糧になる、そういうメリットを存分に受けられる。試しに本人に「もしカカが外国でお仕事することになったらどうする?」って聞いてみたら、家族みんなで行きたいとのこと。
問題は3歳(当時)の小ちびだ。なにしろ母語の発達に課題を抱えているのだから、多言語環境が向いてるわけがない。日本語でしっかりサポートを受けられる環境が必要だ。幼稚園や小学校は日本人学校に行くとしても、支援を受ける環境をどうするのか。
試しに、ロンドンで日本語の療育を受けられる環境があるのか調べてみたところ、「虹の森センター」という小さな療育センターのブログを見つけた。日本人の精神科医・臨床心理士(※1/16訂正)がやっているようだ。あくまでも民間の療育であってイギリスの公的な福祉機関ではないが、ここに通えば一応のサポートは受けられるかなあ、と頭の片隅に入れておく。
いっそ現地校に入れるという荒療治もあるか?と考えてもみたが、大博打だ。うまく行けばラッキーだが、うまくいかなかった時にメチャクチャになる可能性がある。つまり、日本語と英語のいずれも十分に使いこなせず、それゆえ実際の発達レベルの測定もままならないし、本人はどちらの言語でも言いたいことが伝わらないストレスにさらされ続けるリスクだ。そうなったら本人に申し訳ないし、おそらく私も仕事どころではなくなってしまう。
それにたまたま英語に適性があったり現地校でうまく行ったとしても、帰国したらどうなるのか。今度は「日本語をろくに理解しない日本人児童」(日常会話はできても、学習面や集団生活ルールの理解が伴わない可能性がある)としていきなり日本の公教育に放り込まれることになる。現地校に入るよりも100倍ハードルが高そうで、想像しただけでげんなりする。 

—————

療育園での個別療育が実際に始まってみると、思った以上にいい環境だと感じるようになった。月1回のセッションで専門家の知見を得られるのはもちろんだが、その他に、保育園にも心理士を派遣して小ちびの様子を半日きっちり観察してきてくれる。保育園にはその場でフィードバックしてくれ、後日保護者である私にも詳細なレポートをしてくれた。
ちょうど2歳児クラスから3歳児クラスに進級したタイミングで、保育士の割り当て数も少なくなるなかで集団での活動にうまく参加できるのか、心配もあったが、レポートの中で、担任の先生たちがうまく小ちびを促してくれていることや、多少の逸脱を許容してもらって本人なりに楽しく活動に参加できていることなどが窺えた。
また保育園は月1回面談の機会を設けてくれて、こちらからは療育園でのセッションの様子を、園からは日頃の様子をフィードバックして、今どういうことができていて、何が課題かを双方で確認し合えている。

これは、家庭・保育園・療育園の3者で連携して子どもの発達をサポートする理想的な環境ではないか・・・?

療育が進むほど、この環境はなるべく維持してやった方がいい、つまり彼を海外勤務に帯同する選択肢はない、という方向に私の考えが傾いた。同等の環境をロンドンで作ってやれれば良いが、現地の日本人学校が発達支援にどれくらい積極的かも、現地の小さな療育センターにどれだけのリソースがあるかもはっきり言って未知数だ。
そうなれば後はスプリットしかない。つまり私が上のちびを連れて海外に行き、オットは残留して小ちびのサポートに回る。
世帯の収入面ではもちろんオットが仕事を続けられる方がいいが、お互いに課題のある子(上はマイノリティ環境と非母国語環境のストレスにさらされる・下は発達課題)を抱えたワンオペになる。なかなかにキツいだろうと容易に想像できる。
ちび小1も行くならみんなで行きたいと言っているし。
何より、海外勤務は私にとって、家族をスプリットしてまで得たい経験なのか?
答えはノーだった。
タイミングが違えば違う答えになったかもしれない。2−3年後、小ちびの就学の方向性が出ていれば、家族全員で行くという決断もあるかもしれない。でも今じゃない。
上のちびの貴重な機会を結果的に奪うことになるのは悔やまれるが、それだってワンオペではどのみち十分にサポートしてやれない。だいたい、今赴任しているメンバーはみんな男性で、奥さんが仕事を辞めて帯同し子どもたちのサポートをしているのだ。私のキャリアのことを考えて声をかけてもらえることはありがたい。でも彼らと私では、抱えているケア負担の前提があまりにも違いすぎる。オットが専業主夫になったとて、私が今抱えているケア負担を全て委嘱できるわけではないのだ(なぜ…?という問題はまた別途)。

子どもが生まれてからも、はっきり言って好き放題やりたいことをやっている私だが、それはオットという交替要員があってのことだし、逆もまた然り。互いに自分の趣味の時間を確保したり、好きなミュージシャンのライブに行ったり、私に至っては兼業に社会人学生までしている。
夫婦それぞれがワンオペを抱える暮らしになったら今あるゆとり(と言ってもジャグリングのような毎日だが)は失われ、生活へのトータルの満足度は下がる。そしてそれは必ず子どもたちにネガティブな形で影響するのだ。
それなら上のちびには違う形で、日本の公教育だけでは得られない経験をしてもらう方がいいし、小ちびにも、発達の凹を補うだけでなく凸を伸ばせる環境を用意してやりたい。
私は私で、海外勤務せずとも多様性や異文化に触れる機会を自分で探して作ればいいのだ。そもそも今の仕事自体、日本にいながら上司・同僚が外国人という”バーチャル海外勤務”ができている珍しいケースなのだ。この機会をむしろ存分に生かすべきではないのか。
だから療育を始めて半年ほど経ったところで、今は日本で仕事を続けたいという意思表示をした。

海外赴任に帯同する妻たちは、自分のキャリアを分断して夫のキャリアと子どもをサポートしている。私は辞めてこそいないが、家族トータルでの満足度と中長期の子どもたちの環境のために自分の選択肢を手離した。
ワーキングマザーである私が海外勤務をすることで、会社にまだ少ないモデルケースを作れたらいいなと漠然と思っていたけれど、結果的にはワーキングマザーが会社員としてキャリアを積むことの難しさをまた一つ思い知ることになった。
でも私は制約を逆手にとって考えるのがむしろ好きみたいだ。
海外勤務の機会は手離したけど、それとて所詮手段であって目的ではないってこと。
日本にいながらどれだけ多様な経験を積めるか(自分も子どもたちも)、仕事をしながらどれだけ子どもたちのことに質の良い時間を割けるか。思考と試行の旅は続く。
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小ちび、療育スタートから1年

2023-01-14 12:37:00 | 子育て - 発達凸凹
2023.1.13 金曜日、はれ
ちび:8歳4ヶ月0日
小ちび:4歳2ヶ月10日

15:45
仕事を切り上げ、いつもより早く保育園に小ちびを迎えに。今日は今年1回目の療育の日。
迎えに行くと小ちびはテンション高めに保育室から飛び出してきて「マスカットたべた!」と教えてくれた。
(最近、最寄りのミニスーパーでシャインマスカットをしょっちゅう目にしては「ぶどうたべたい」とアピールするんだけど、高いから買ってもらえない
療育園に行くよ、というと「トミカあそぶ!」とるんるん(セッションが終わった後に自由遊びの時間がある)。月に1回の個別療育だけど、楽しく通えているのが何より。

16:00
療育園に到着。検温して手を洗うと、担当の心理士の先生がセッション用の個室に案内してくれる。
今日のメニューは
 ①おはじき落とし
 ②紙芝居
 ③カード
 ④積み木
 ⑤ゆらゆらタワー

①のおはじき落としは、おはじきをまず先生と自分に均等に配り、それから先生と交互に缶の中に落とすというもの。シリコンの蓋に、おはじきがちょうど落ちるくらいの穴があいてる。
小ちびは、先生と交互に落とすという順番は理解しつつもだんだん自分のペースでやりたくなって、先生の順番を飛ばしそうになることもしばしば。が、今日はぐっと我慢して順番を守れた。

②の紙芝居では2種類提示されてどっちがいい?と聞かれ「ごきげんのわるいコックさん」をチョイス。
先生に促されて、紙芝居の中のコックさんに「コックさん、こっちむいてー」などと声をかけたりする。ちょっとモジモジしながらも言われた通りにちゃんと言えてる。
いろんな色のぺろぺろキャンディーが出てくるシーンでは、キャンディーの色から何味かを連想させる。これはまだイマイチ。
 先生「これ何色?」
 小ちび「きいろ!」
 先生「何味だと思う?」
 小ちび「・・・」
 先生「バナナかな?」
 小ちび「バナナ!」
 先生「それともレモンかな?」
 小ちび「レモン!」
ってな調子である。
でも赤のキャンディーだけは「いちご!トマト!」と言えた。どっちも大好きな食べ物だからか。

③のカードでは、動物や乗り物、動作などのカードを1枚ずつ示されて「これなあに?」「なんて鳴く?」などの質問に答えていく。
初めは動物。
 先生「これなあに?」
 小ちび「ねこさん」
 先生「なんて鳴く?」
 小ちび「にゃあにゃあ」
といった具合。
猫、犬、ネズミあたりはいい。猿、あやしい。牛、あやしい。馬はなぜか「おうまさん、ヒヒーン!」と言えた(オットが毎週末競馬を見ているせいか・・・)。
その次は
 先生「これなあに?」
 小ちび「うさぎさん」
 先生「うさぎさん、どこが長い?」
 小ちび「・・・」
このシリーズが毎回できない。ぞうさん(鼻が長い)、きりんさん(首が長い)も動物の名前は言えるけど体の部位が言えない。
次は乗り物シリーズ。これは超得意。
 先生「これなあに?」
 小ちび「しんかんせん!」
 先生「どこ走る?」
 小ちび「・・・」
 先生「道路?線路?」
 小ちび「せんろ!」
その次は動作シリーズ。これも以前に比べたらずいぶん言えるようになってきた。
 先生「これなあに?」
 小ちび「いす」
 先生「いすに・・・?」
 小ちび「すわる!」
といった具合に。

④の積み木は、ただの積み木ではなく、棒に通せるような穴のあいた積み木。これを、パネルに示された色と形の通りに棒に通す。超得意。
前回は5パターンやって全問正解。今日は全部で6パターンやって、最後の1問で1箇所だけ間違えたが、先生が「あれ?」と指摘するとすぐ自分で気づいて直せた。
後半、複雑なお題が出されると「えーーー!すごい!」「むずかしい!」と言いながら楽しそう。

⑤のゆらゆらタワーゲームは、ゆらゆらするタワーに人形をそっと乗せていくもの。先生と交互にサイコロを振って、出た面の色の人形を、同じ色の階に乗せていく。ゲームのルール理解に加えて指先の器用さが問われる。後半、乗せるのが難しくなってきたところで先生が「こうやって持つといいよ」と人形の持ち方をアドバイス。小ちび、見てなんとなく真似してる。
タワーがバランスを失って人形が落ちてしまったら、そこまでに全部で何個乗せられたかを数える。今日は先生と合わせて6個乗せられた。
小ちび、「いち、にい、さん、し、ご、ろく!」と数え上げる。数字は以前から得意なのだ。

ひと通りセッションが終わると、先生と私の面談になる。その間小ちびは部屋にあるおもちゃで遊ばせてもらえる。特にトミカがあるのをいつも楽しみにしていて、今日も先生の棚から勝手に出そうとする。
先生がトミカと、今日はちょっとした運動器具(でこぼこのついたマット、踏切板、大きなクッション)を出してくれたが、運動よりもそこでトミカを並べて遊ぶのが今日は気分だった模様。

先生からの総評としては、

・質問応答はよくできている
・ものの名前は、好きなもの(乗り物など)はよくできてる。動物ができないのは興味がないからかも。興味の差が知識の差になるのはまあ仕方のないこと。日常生活の中で機会を見つけて少しずつ知識を増やしていけばよい
・視覚支援は本人/周囲の両方にとって助けになるはず。カードを作って指差しながらやりとりするなど、できるところからやっていくとよい

といったところ。
それから、療育をスタートしてちょうど1年経ったので、今後の見通しなどの話があった。そうそうそれそれ。
就学相談(主には普通学級に入るか支援学級に入るかの判定を受けるためのもの)が5歳の4月から始まるため、そこでおそらく知能(IQ)検査を受けることになる。その際、1年以上前の検査結果を参考資料として提出することになるので、4歳の4月〜5月までに一度知能検査を受けることを勧められた。
他方、初回相談の時にK式発達検査を受けてからちょうど1年のタイミングでもあるので、成長度合いを見るためK式を受けるというチョイスもある。が、K式と知能検査の両方を立て続けにやるのは本人にとっても負担になりかねない。K式発達検査と知能検査は別物だが、K式の方が簡易的な検査なので、知能検査を受けるならK式は不要でしょうとのこと。
なので4月か5月に知能検査を受ける方向になった。

学区の小学校(上のちびも通っている)には支援級があるので、どちらに転んでも上の子と一緒に学区の学校に行けるので、特に問題はなさそう。
心理士の見立ては、普通級に行くか支援級に行くか、今ちょうどはざまのところ。「普通級+支援教室という選択肢もありますしね」と。
そうなのだ、必ずしも二者択一ではない。

17:00
療育園を出て、自転車でそのまま上のちびを学童に迎えに行こうとすると「まいばすけっと、いきたい」と小ちび。
「じゃあ、にいにを迎えに行ってからまいばすけっとに行こうね。1番・にいに、2番・まいばすけっとだよ」
と言ってみたが、分かっているのかいないのか。途中、電信柱の地番表示(小ちびはなぜかこれが大好き)といっしょに「はいチーズ、カシャ、やって」と言われてスマホで写真を撮り、「のみものかいたい」と言われて自動販売機で飲み物を買い、途中のファミマで「ここがいい」と言われておやつを買う。自分はグミを選び、兄にはラムネをチョイスしたが、これは・・・兄は絶対グミの方がいいって言うぞ・・・と内心思いつつ。

17:30
やっと学童に到着。着くなり兄にラムネを差し出すも、案の定「えーいらない」と言われる。小ちび、全く心折れることなく「じゃあカカね!」とラムネを私にくれた。
金曜日なので小学生も持ち帰りの荷物が多い。2人と2人分の荷物を乗せて途中のまいばすけっとに寄り、結局2人それぞれにおやつを買って(ファミマはなんだったんだ?)18時、やっと帰宅。出かけていたオットが帰りに夕飯を調達してきてくれたので、今日は飯炊きいらずでラッキー。



 
小ちび、療育園で初回面談
2022.01.07 金曜日、はれ、雪残りちび:7歳3ヶ月25日小ちび:3歳2ヶ月4日<言語発達がゆっくりな次男、療育園の面談を受けることに。定型発達で口達者......
 

 

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10連休明け・小ちび3歳のおトイレ

2022-05-13 09:51:00 | 子育て - 発達凸凹
2022.5.9 月曜日、はれ
ちび:7歳7ヶ月26日
小ちび:3歳6ヶ月6日

8:00
ちび小2を登校班の集合場所へ送り出す。
1年生の間はちび本人が全然時間を気にして行動しなかったので、集合時間にも間に合わない日が多く、登校班にはずいぶんとご迷惑をおかけしたのだが、進級して何かの自覚が芽生えたのか、3月までよりも自律的な行動が増えた。私が何か意識して対応を変えたことはない。
もちろん、突然毎日完璧になるわけはなくて 、時間を忘れてのんびりしてしまう日もあるし、忘れ物を学校に届ける日もあるが、確実に進歩してる。
続いて小ちびを保育園へ送る。送り出すところまではオットも協働。

10:00
在宅にて始業。ちびたちは連休谷間にも学校と保育園に行っているが、こっちは10連休明けである。しかも私の勤め先は日本の暦で動いていないので、連休の間にも飛び交い積もり積もったメールを読むだけで今日が終わりそうだ。

11:30
長男の最初の保育園以来のママ友Oさんと近所のレストランでランチ。これ、在宅勤務のいいところ。平日に他業種の友人と会えるのである。
今日はOさんの友人で私と共通項が多いというKさんと引き合わせてもらった。お2人とも個人事業をやっている・いずれやりたいという方たち。兼業だが一足先に個人事業で開業している私としては、仲間が増えるのは嬉しいので激押ししておく。

17:00
ちび、学童より帰宅。1年生の秋ごろから少しずつ、暗くなる前の時間に1人で帰宅させるようにして、ずいぶん楽になった。どんなに近い距離でも、送迎は負担なのだ。

18:15
オットが小ちび迎え。

20:30
夕食を終えてお風呂時間。
私が先に風呂に入って待ち、オットが小ちびを連れてくるいつものオペレーションで、オットが脱衣所で服を脱がせていると「しーでた!」と小ちび。ん?パンツは濡れてないようだ。したいってことかなと、オットがすぐにトイレに連れて行った。なんとトイレでおしっこができたとのこと!3歳半にして初めて、自宅のトイレで排泄ができました(保育園ではできたことがある)。2歳の終わりごろから少しずつトイトレを始めて半年以上、途中あまりにも進展がなくめんどくさくなっていた時期もあったが、その日が突然やってきたのだ。「できたー」と小ちびも嬉しそう。大きな1歩。今後、お風呂に入る前のタイミングでなるべくトイレに誘うことにしよう。
オットが「はじめての瞬間をワタシだけ見てしまってごめん」と言う。いやいや、父親にもそういう経験が必要でしょう。母親だけが「はじめて◯◯できた瞬間」に立ち会う権利を独占していてはいけないと思うんだ。たぶんね。

【その後の経過】
翌10(火)
この日はオットが先に入浴し、私が小ちびをお風呂へ連れて行く係。「おトイレ行く?」と聞いても「いかない」というのでそのままお風呂に入れたところ、風呂場に入った途端にしーっとしてしまった。失敗。

11(水)
この日も私が小ちびをお風呂へ連れて行く係。「おトイレ行く?」と聞くと「いく」と言うので連れて行って、子ども用便座を置いて座らせてみるが、出ない。小ちびが「じゅう、にじゅう、さんじゅう◯×※⭐︎△」と何か言っている。たぶんカウントしろという意味(いつもトイレに座って10数えて出なかったらおしまいねーとやっているので)。「1、2…」と数えていると小ちびが途中で「よんじゅう」「ごじゅう」「ろくじゅう」と延長を要求してくるので最終的に60まで数えたが、結局出ず。

12(木)
夕食後に遊んでいた小ちびが「おといれ、いく」と自ら発言。よーし行こう行こう、とトイレに連れて行き座らせると、出た!
今日は自分からトイレに行くと言えたのでさらなる進歩だ。そのままお風呂に直行。
どうやら本人のやる気も出てきて、お風呂前のおトイレが習慣化できそうな兆しだ。こっちが気を抜かないようにせねば。

(続)
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小ちび、療育園で初回面談

2022-01-07 21:49:00 | 子育て - 発達凸凹
2022.01.07 金曜日、はれ、雪残り
ちび:7歳3ヶ月25日
小ちび:3歳2ヶ月4日

<言語発達がゆっくりな次男、療育園の面談を受けることに。定型発達で口達者な長男に少々疲れ気味なので、次男の宇宙語やカタコトにはむしろ癒されているくらいで私もオットもかなり楽観的。とは言え彼の今後の社会生活のためには、適切なサポートを受けておくのが良いかなと考え、3歳児検診の前から療育園の面談を予約していた>

7:00
ちび起床、続いて小ちびも起床。
こどもたちは昨日からそれぞれ学童・保育園に行っているが、今日は小ちびの用事をまとめて済ませるため保育園は1日休み。
私はちびたちにトーストを焼きつつ、学童に持たせる弁当作り。今朝はほうれん草のソテー、チーズいりちくわにミニトマト、チキンナゲット。フルーツはいちごで奮発。
ほうれん草のソテーがえらくお気に入りのちび、「朝ごはんにも食べたい」と言うので、弁当に詰めきったソテーを少し皿にとって出してやる。

8:30
ちび学童へ。小ちびも玄関先で見送る。雪が残っていて寒いのに、肌着1枚で玄関先まで出てきて「しゃむい!」と言いながらも兄に「いったしゃーい」。

10:00
小ちびを連れて家を出る。最初の目的地は皮膚科。もともと乾燥肌だがこの冬はいよいよひどく、かゆくてかき壊してしまうので、ついに重い腰をあげ、我が家が頼りにしている行列のできる皮膚科へ行くことにしたのだ。
隣駅なので自転車で行けるのだが、昨日の雪が凍っていて危険なので、1駅だが電車に乗る。すっかり子鉄の小ちび、家を出る時は「だっこ」でも駅入り口に着くとすたっと抱っこから降りて歩く。改札口を見ると私のスマホを手に持ってピピッ。
隣駅を降りてすぐの皮膚科で受付をすると、整理番号を渡される。私たちの前に14人待っている。1人10分で2時間半といったところか。こうなることは予想できているので、その間に療育園の面談を終わらせる算段だ。
皮膚科を出ると小ちびはまた「だっこ」。仕方なく抱っこひもに入れて、雪の凍った道を転ばないようにのろのろと歩いて療育園まで。

10:30
ほぼ時間通りに療育園に着いた。皮膚科から10分ほど。
検温と手洗いを済ませると面談用の部屋に通される。担当の方が小ちびを見て「あれっ、女の子ですか???」いえ、男の子ですー。「かわいらしい!」ええそうなんです、世界一可愛いんです。じゃなくって、ヘアカットをサボっているズボラ母です。
前半は小ちびの面談。いわゆるK式発達検査で、積み木を積んだり、鉛筆で紙に描いたり、カードや結果は認知・理解で実年齢-6ヶ月、言語で-1歳くらいの発達状況とのこと。言語の遅れは当然ながら認知・理解の遅れにも影響を及ぼしている。日々の私の体感や保育園から聞いている話に照らしても取り立てて違和感はない結果だった。
後半は親(私)との面談。これまでの発達の状況や療育園に相談に至るまでの経緯などを話す。認知・理解や言語表出に遅れはあるものの、大人からの働きかけにそれなりに応じようとしているし、癇癪も極端ではなく、親や先生の関心を引こうとしての行為でもあるのではとのこと。納得。。。
で、やはり療育を受けることを勧められたが、集団療育は今年度はいっぱいとのこと。まあ集団生活は保育園で日々しているし、人数の規模も療育園と変わりないので問題ない。個別療育を月1回から始めることになった。区への手続きと療育開始までの流れについて説明を受けて、書類を受け取り、おしまい。
「お母さんがよく観察していらっしゃるので」と担当の方が言ってくれた。おほほ、こども観察は趣味なんです。
面談の終盤になって、皮膚科から診察の順番が近くなったことを知らせる電話連絡があった。素晴らしいタイミング。

11:50
療育園を出て再び皮膚科へ。日のあたる場所は雪もだいぶ溶けて歩きやすくなってる。
院内に入ると、15分ほどで呼ばれて診察室に入り、さらに5分ほど待って先生が診察にやってくる。いかにもご近所のおばさんという風情なのだけど、ステロイド使いの名手として有名な先生だ。
小ちびの膝の裏、肘の内側、わきの横などを見て「あぁーこれはアトピー性皮膚炎ですね」という。まずはエアコンの掃除から勧められた。お風呂・シャワーが皮膚の油分を奪ってしまうので、まずオイルで体を洗い、次に石鹸という斬新な入浴法を提案される。これがこの先生の流儀。あまり聞いたことのない方法だけど、説明は理にかなっている。
それからステロイド薬の説明。強いステロイドは、赤く炎症を起こしているところに1日4-5回塗布を3日間という超短期決戦。基剤で伸ばした弱めのステロイドは、炎症の引いた箇所やカサついている箇所に1−2週間。あとは全身に保湿剤。この病院にかかったことのある人にとってはお馴染みの指導を受け、隣の薬局で薬を処方してもらっておしまい。
小ちびは途中ウトウト眠そうにしていたけど結局眠らず。

13:00
すっかりお腹が空いたのですぐ近くにあったサイゼリヤで昼ごはん。ドリアとフォカッチャ、子ども用のフライドポテト。
小ちびはドリンクバーでぶどうジュースを何回もおかわりした。
お腹いっぱいになって抱っこされたら寝るかなと思ったけれどここでも眠らず。

14:00
近くの無印良品に寄って買い物。小ちびの保育園の発表会で必要な白の長袖Tシャツ、ついでに兄にもシャツ、その他小物をいくつか購入。
途中、高齢の男性が「何歳?体重どれくらい?お母さん抱っこ大変だね。でも今は昔と違って抱っこしやすくていいねえ」と話しかけてくれた。私は最初の出産以来、子どもを連れていて嫌な思いをしたことがおよそない。話しかけてくれる人はみんな好意的。それがこの街の下町人情なのかもしれないが、出先や旅先でも同じだ。ラッキーなことなのだろう。

15:00
また1駅電車に乗って帰宅。最近いたくお気に入りのシンカリオン(録画を保存してある)を見るなど。

16:30
ちび、学童より帰宅。しばしゲームタイム。最近は、クリスマスプレゼントにもらったマインクラフトをずっとやってる。

17:30
小ちびがプラレール遊びを始めるも、「レール、レール」とレイアウトを組むようにしきりに要求したり、車両の連結が外れたり線路から脱線したりするたび「こわっちゃったー!」(壊れちゃった)といちいち泣いたり、ご機嫌が悪くなってきた。眠さMAXモードだな。と思っていたらダイニングチェアの上に突っ伏し、文字通りの泣き寝入り。昼寝していないので無理もない。夕食は作るのが面倒くさくなってしまってデリバリーを頼む。ごはんだけ炊いておく。

19:00
雪が残っているせいなのか、デリバリーの到着がいつもよりだいぶ遅い。お腹が空いたと訴えるちびにひとまずごはんと海苔だけ出してやる。ようやく届いて夕食。と、オーダーを間違えてちびのリクエストの品が入っていなかった。罪ほろぼしに冷凍餃子を焼いてやる。
小ちびは途中で一度泣いて抱っこを要求したので、しばらく抱っこしてからソファーベッドに寝かせてやったら程なく寝ついた。本当なら起こして夕食を食べさせるべきかもしれないけど、まあいっか。このへんはズボラ母の本領発揮である。

20:00
ちびがオットとゲームタイム。小ちびが寝ているってだけでものすごく平和。ひとりっ子家庭だったら毎日がこんなに優雅だったのだろうかと妄想する。んなわけないよな。
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小ちびについての巡回心理士からのフィードバック

2021-01-28 22:03:00 | 子育て - 発達凸凹
2021.01.28 木曜日
ちび:6歳4ヶ月15日
小ちび:2歳2ヶ月25日

18:15
保育園迎え。昨日、巡回の臨床心理士が園に来て、保育士から小ちびの発達について相談してもらっている。
本当なら私も同席したかったが、新型コロナ対策のため叶わず、担任の先生経由でフィードバックをもらった。その内容↓

  • 本人はしゃべっている気満々(オール喃語でべらべら話しかける)
  • 保育士たちが常時マスクをしているため口元が見えないのは、発達を促す上ではネックになりうる(うちの子に限らず)。家庭で親が話しかける際に、あえて口を大きく動かして見せると良い
  • 視野が狭い(気になるものなどの方向へ、周囲を見ず一直線に走ってしまう)ので周囲の大人が注意してあげる必要がある
  • 現時点で療育などへの接続は必須ではないが、心配なら遠慮なく相談してほしい
ということ。マスクで口元が見えないことの弊害というのは考えていなかったので、なるほど。
ともあれ、本人に話す意欲があることは重要だし、今すぐ療育へという話でもなく、だいたい予想通りの結果だった。
3歳児検診までの間、できる範囲で発語を促していくことにする。
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小ちびの発達

2021-01-08 22:08:42 | 子育て - 発達凸凹
2021.01.08 金曜日
ちび:6歳3ヶ月26日
小ちび:2歳2ヶ月5日

18:15
保育園に2人を迎えに行くと、玄関で、主任で小ちびの担任でもある先生から呼び止められた。

先生「小ちびくん、その後言葉の発達どうですか?」
私「うーん、あんまり語彙が増えていないですね」
先生「もし良かったら、保育園を巡回してくれる臨床心理士がいるんですけど、ちょっと相談してみてもいいでしょうか」

なるほど、そんなのがあるのか。
小ちびの言語の発達が遅いのは以前から気づいていた。とはいえ1歳半検診では特段指摘されるに至らず、保育園とも度々「まだ様子見ですかねえ」と話してきていたが、2歳を超えて相変わらず語彙の爆発的な伸び(通常は1歳半くらいまでに起きるとされている)がないことを保育園も把握していて、気にかけてくれていたのだ。
ふたつ返事でぜひお願いしますと伝える。
先生曰く、癇癪が少し強く、それも言葉で思うように自分の要求を伝えられないことと関係しているだろうとのこと。確かにそうだろうな。
先生の話の切り出し方からして、こちらの感情に配慮してくれていることがわかった。発達の遅れについて何かアクションを取るというのはセンシティブな話であり、人によっては抵抗を感じるだろう。私だってこれまでの経緯がなければ「えっ」と思ったかもしれない。でも保育園とはこれまでにも発達のことを相談してきていたし、何より、マイペースな小ちびの成長を保育園の先生たちが日頃からポジティブに見守ってくれているという信頼感があった。
発達の課題は3歳児検診での判断が岐路になる。それまでまだ半年以上の期間がある。少しでも引き出しを増やしてやって、この先の彼の社会生活がよりスムーズになれば良いし、その過程で3歳児検診を指摘なくクリアできればそれはそれで素晴らしい。

子どもの個人情報を外部機関に提供することになるので、同意書にサインがいるということだった。書類を受け取って帰る。
これまで静観してきた小ちびの言語発達、さてどうなっていくやら。
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