そ の ひ ぐ ら し

その日1日を良く暮らせればよし。
スカイツリーのふもとでちびと小ちびとオットと4人暮らし。

猫と犬と恋と愛のハナシ

2010-10-15 21:06:49 | book review
あなた、猫派ですか?犬派ですか?

『猫にかまけて』町田康

soleil8756の今読んでる本


このエッセイにでてくる猫のふるまいがそれはもう可愛くてね、
ってこれ書いてる現在まだ冒頭10分の1くらいしか読んでないんですけどね、
もうね、たまらん。

またこのなんとも古風な文体で猫のおもしろおかしさをやたらに長い1文で
書き連ねている感じがね、「くふふー」感を誘うんですよ。

わかったことがあるんですが、犬は忠犬、猫はあまのじゃくなんですよ。
私は、基本スタンスとしてあまのじゃくなんですよ。

たとえば人間界でいうと、
集団の中心にいて、ものすごい引力で人をひきつける人って世の中にはいますけど、
そういう人に、あまり心をひかれないんですよ。男も女も。
どっちかといえば、集団から一歩ひいて、ちょっと斜に構えて、
あ、このひといま心のドアに鍵かけてるなー、みたいな人みると、
ついつい寄っていってその鍵を開けちゃいたくなるわけですよ、男も女も。
つまり猫っぽい人が好きなわけですね。

ん?猫っぽい人?
あぁそういえば顔でいえばどちらかというと目は切れ長な感じのほうが好きです。
水嶋ヒロより大沢たかお。
一重美人にも憧れます。りょう。冨永愛。

なんかよくわからない話になってきました。

んでも、じゃあ猫を家で飼いますかと訊かれると、
んー、犬よりしつけが大変そうだなぁ、とか、
たとえ一軒家に住んでも部屋のなかで飼うことになるなぁ、とか、
壁ひっかいたりして家がぼろぼろになるなぁ、とか、
いろいろ手がかかることばかりが予想されるので、
なので駅前ののらねこたちを毎朝観察してほっこりしてにやにやして
出勤するくらいがちょうどいいんですよ。

それとおなじで、
猫みたいにあまのじゃくで愛情表現がひねくれてて手がかかる人とは
一緒にいて飽きなくて楽しいのかもしれないけど、
じゃあ一生一緒に寝ても覚めても暮らせるかって言われると、それは別問題だったりして、
つまり恋人にするなら猫タイプ、
結婚相手にするなら犬タイプ、
みたいな・・・
ん?犬タイプ?
優しくて愛情表現たっぷりなのはいいけど私の忠犬でいてほしいわけじゃないぞ?

なんかよくわからない話になってきました。

とりあえず、お風呂につかりながら続きを早く読もうっと。

猫でも犬でもいいんだけど、
こういう適当でいい加減でおもしろおかしい感じを共有できる人がいいなぁ、男も女も。

soleil8756さんの読書メーター
Comments (2)
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目下の恋人/辻仁成

2009-03-24 00:44:55 | book review
短編集です。
短編集って、通勤途中に読むのにとっても適しているので、
ついつい買ってしまう。
まして文庫本なんて、1冊500円そこそこ。
どんどん買ってしまう。
これも、会社帰りにふらり立ち寄った丸善で、3分で選んだ1冊です。

それはさておき、この短編集。かなり破滅的な恋愛を綴ったものばかり。
共感できたり、できなかったりするが、それは読み手の自由なので、
ひとつひとつのストーリーについて、あれこれ批評めいたことはしない。

それよりもあとがきの中のあるフレーズが印象的。

『・・・せつなく、悲しいのは「恋=愛」ではなく、
二人の間の「愛」の不在によって、「恋vs.愛」という矛盾した袋から
こぼれだした雫だからである』

「恋vs.愛」!
誰もが人生に一度はぶつかる、「恋と愛の違い」(もしくは「恋愛と結婚の違い」?)が、
こーんなに簡単な二律背反で説明できてしまうことに、
驚き、衝撃を受け、ちょっとだけ、信じたくない気持ちがあったりする。

そうかぁ、みんな簡単に「恋愛」というけど、恋と愛は実は対立するものなのかもしれない。
どちらも欲しいとみんな願うけど、実は同時にはあまり手に入らないものなのかもしれない。
だから、安定が望めない相手と付き合ったり、浮気したり不倫したり、結婚したりするのかもしれない。

そう考えると、みんなが描く理想の恋愛→理想の結婚、なんて存在しない気もしてくる。
そんなもんかもしれない。私だって、そんな理想のカップルや夫婦を見たことがあるわけじゃない。

でも、それでも「ちょうどよい距離」はあると私は思いたいしそれを模索したい。
「恋=愛」になる、絶妙なバランスポイント。
その解答のひとつが、小説の中にはでてくるのだが、それはここでは触れないでおく。
そのかたちが、今の社会に照らして現実的かどうかは「?」だけれど、
バランスを保つのにいったい何が必要なのか、そのヒントは提示されている。


あれー。
結局批評じみてしまったな。


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4TEEN/石田衣良

2009-03-12 23:10:41 | book review
そんなわけで、ようやく完読。
短編の連作なので、間があいても気にならずに、途中からでも読めます。
気分屋の私には、ありがたい。
どうかんがえても、14歳にしちゃ、大人びてるし、経験値高いけど!
でも、すきっとします。
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40/石田衣良

2009-03-11 01:39:06 | book review
テンポがいいから好き。
ストーリーはふつうなんだけどね。

しかし。
『40』歳の出直し物語にすんなり入れちゃう自分にかるくびっくり。
『4TEEN』は読みさしのままもう1年以上たってんだけどなー。
まだ、20代なんだけどなー。


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赤い長靴/江國香織

2008-12-14 23:42:29 | book review
そうなんです。
言葉が通じない相手って、いるんです。
同じ日本語をしゃべってるのに、こっちの言ってることが全然通じない。
返ってくるこたえも、ピントがずれていたり。
もちろん、相手の言っていることもこちらはよく理解できないから、
相手が期待するこたえと違うことを言っちゃって、噛み合わない。

でも、そういうものだ、人間は。
そういう相手と、「恋は盲目」うっかり結婚しちゃったりしたら、こんなふうに、後で大変。
相手選びは、慎重にね・・・。
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菊と刀/ルース・ベネディクト

2008-10-29 23:01:17 | book review
いつか読まなくちゃいけないなぁと思っていた、あまりにも有名な作品。
このまえ丸善で偶然新訳が出ているのを見つけて、うっかり買ってしまった。
ついに本日から着手。
果たして読破できるか?


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「学び」で組織は成長する/吉田新一郎

2008-10-21 01:55:38 | book review
いわゆる方法論モノの本が私は苦手で、たまに買っても読み切ることなくいつしか棚の奥にいることも多いが、これは面白い。
奇をてらわない、シンプルですぐはじめられる方法論なのがよい。
そして、もっとも重要な「何を学ぶか」の探し方、すなわち自分のやりたいことと組織の方向性とが重なる部分を探す、という大前提をきちんと踏まえている。

このブログのこの記事は何を隠そう、本の中に出てきた「読書ノート」を実践したものだ。
頑張って継続的に読んで、書いていこうっと。
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