雄大な自然がひろがる北海道・滝川市丸加高原から、難病の子どもの自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」の活動を紹介。
そらぷちブログ
ウィンターキャンプに向け、かまくら完成
屋外管理チームが厳寒の中、2月のウィンターキャンプに向けて、機械と自らの
肉体を駆使して製作を続けてきた巨大かまくらがようやく完成しました。
サイズは以下のとおり。
外寸:直径約6.0m、高さ約3.5m
内寸:直径約4.5m、高さ約2.5m
なかなかの大きさですね!
製作の経過はこんな感じになっております。
1月16日 1段目製作中
コンパネで囲んだ型枠に、投雪機で雪を飛ばします。
ほぼ満杯になったら、ママさんダンプで平らにならした後、ホースで水をかけて
雪を締め(固め)ます。
1月18日 2段目製作開始
コンパネを1段上げて、2段目の製作に取り掛かります。
1段目の高さは1.5mほど。なかなかの高さです。
その上に、さらに雪を積みます。
1月19日 2段目製作中
この日も投雪機でどんどん雪を飛ばします。
雪積み作業もいよいよ佳境。かなりの高さになりましたよー。
この後もホースで水をかけて、雪を締め(固め)ます。
2月1日 成形開始
雪をかけて大きくなった状態から、今度はペイントスプレーでアウトラインを決め、
外側を削って形を整えます。今回めざす最終形は、縦長で背が高く、てっぺん部分
がやや平ら、つりがねのような形が特徴的な秋田県の横手のかまくら。
どこまで美しいフォルムを生み出せるか、屋外管理チームの腕の見せどころです。
「そこはもうちょっと落として」
「なかなかいい感じ。秋田っぽい」
現場監督の指示に従い、スコップ1本で削っていきます。
う~ん、これぞ、かまくら職人!
2月2日 成形作業継続中
きれいな円柱形をめざして、本日もひたすら削ります。
太っちょの下の部分は電動チェーンソーで碁盤目状に切れ目を入れてから、
スコップでブロック状の雪を落とします。
2月3日 掘削作業開始
外見がいい感じになったので、入り口の位置とサイズを決めていよいよ掘削作業
開始。本日も電動チェーンソーとスコップを手にガンガンいっちゃいます。
といいたいところですが、なにせ雪が硬いので、スコップ担当の時には肩を
いたわりつつ、交替しながら中に向かって掘り進みます。
2月6日 掘削作業開始
ずんずんと掘り進め、奥行きは3mを超え、天井も2mほどの高さになりました。
腕と肩に結構きてますが、もうひとがんばり。削っては雪を外に出す、削っては
雪を外に出すをひたすら繰り返します
2月7日 いよいよ完成!
作業も最終段階に入り、この日は床(地面?)の整地作業。なるべく水平に
していきます。作業で踏み固められたせいもあってかなり硬いので、ここも
電動チェーンソーで切れ目を入れてからスコップで削る作戦です。
そして、いよいよ完成! 背の低いイスとテーブルを並べてみました。
なかなかいい感じ、雰囲気出てます。
ふと見ると、屋外管理チームのスタッフの目にはきらりと光るものが…
なーんてことはぜんぜんありませんでしたが、出来映えにみんな満足げです。
今週末のキャンプでは、どんな楽しいことが待っているのかな?