FF11&14『オス猫日記』

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「がるぐる!(下)」読了~

2006年05月19日 00時02分19秒 | 雑記
 成田良悟氏の最新作。そして越佐大橋シリーズ(一応の)完結編。『がるぐる!(下)』を読み終わりましたー。

(それにしても随分と色々なシリーズを同時進行させとるのぉ)

 デビュー作で代表作の『バッカーノ!』シリーズ。ちょっと異色の吸血鬼物『ヴぁんぷ!』シリーズ。『バウワウ!』を一とする越佐大橋シリーズ。その越佐大橋と時系列的に繋がっているとかの噂もある『デュラララ!』シリーズ。そしてこれからシリーズ化するらしい『世界の中心、針山さん』。

 同時にこれだけのシリーズをやってるっていうのは、確かに結構すごい話ですよねぇ。

(うむ。で、件の「がるぐる!」はどうじゃった)

 いやぁ。金島銀河がまさかあんなところに居たとは。びっくらこきましたよー。

(……いや。まあ感想を語り終えるまでは生かしておいてやるがの)

 いきなり不穏当気味な発言が聞こえたような気がしましたが気にせず行きますよー?

 とにもかくにも葛原さんに痺れましたね。宿敵の存在を前(?)に結構追い詰められていた感じもある葛原さんが、今の自分と信念を再確認して立ち上がる流れ。その復活劇へのケリーの絡み方も含めて、やはり葛原さんは「ヒーロー」なんだなと。

 あとはバウワウ! の事件で島を去った狗木。どうしようもない絶望を抱えて島に帰ってきた彼がどんな選択をするのかも、見所だったと思いますよ。
 そこに絡んでくる「もう一匹の犬」こと戌井の行動も、というかこれまでの行動についてのネタばらしなんかも、中々意外性ありましたね。あと竹さんのラーメン屋での会話が何気に伏線になってたりとかw

 西区画の幹部兄妹たちが実は……だったり、東区画のギータルリンもやはり区画を取り仕切るボスなのだという面を見せたり。

 雨霧八雲のパートは彼の一人称で語られているからこその面白さだなぁとか(というか八雲というキャラを表現したいなら一人称にするしかないというか)。

 「バネ足ジョップリン」ってそういう存在だったのね。とか。

 まあ相変わらずこの人は色んな展開をパズル的な面白さで魅せてくれます。

(あれだけまとまりのないキャラを使ってあそこまで話を収束させるというのも、中々すごい話よなぁ)

 ですよねぇ。

(うむ。……さてと)

 それではさようなら是非また見に来てくださいね!

(おいこら逃げるでな――)

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マンガ喫茶から愛を込めて♪ (名無し)
2006-05-19 00:02:51
ボブイエーイ(∇≦d)(b≧∇) イエーイ

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そう言えば (メル)
2006-05-19 00:11:49
針山さん、まだ読んでないまま「次に読む小説」な位置に置いてあるなぁ。

シリーズ化するんだ~。

1話目が凄い面白くなくて、そのまま読めなくなってるんですけど・・・・実は2話目以降から面白くなって来たりするのかな?w
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針山さんは~ (sobael@管理人)
2006-05-19 00:55:44
 最後に書いてある単行本書き下ろしこそが「成田的真髄」な気がします。連載分で綴られた話全てを練り込んで一本の話を作ってますから。



 連載分の話ですと三本目の「拝啓、光の勇者様」が(個人的には)面白いと思いました。



 この針山さんはバッカーノ! なんかの他の成田作品と比べるとかなり異色に分類される話でしょうからね。長編で緻密に話を編んでいくタイプの人ですし。

 その代わりになるのが、最後の書き下ろしなわけですけども。





>名無しさん

 いぇーい(*・ω・)b



(ていうかボブって誰じゃ)
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