中々ややこしい話になってるようですね。
(そうかの。煩雑な要素を取り除けば意外と単純な構図とも取れるが)
その辺はどこまで単純化してみるか、でしょうねぇ。
とりあえず、現ドイツが連立政権にあることが問題の最大の要因でしょうね。
(右派と左派の連立っちゅーあたりがややこしいからの)
首相はメルケルさんのはずですが、外相と、演説許諾権を持つ伯林市長はそれと(思想的に)対立する形の左派ってとこがなんとも。
メルケルさんはドイツ初の女性首相と話題になりましたが、何かこうして現状見てると連立政権でややこしいことがおきたときのスケープゴートにも見えてくるから不憫。
しかしこの問題、メルケルさんはオバマさんが演説した場合、それがアメリカの選挙戦に影響を与える=ドイツがアメリカの特定政党に寄与したととられかねないことを危惧してるようですが。
実際オバマさんは選挙戦目的で演説するんですかね?
(そりゃまあ、外遊の目的自体が選挙戦にあるんと違うか)
うーむ。日本の選挙のときも常々思うことだけど、選挙に勝つために、有利に進めるためにって演説するのはちょっと本来の主旨から外れてるような気がするんですよねぇ。
演説って、自分の考えとか意見を表明する場であって、大衆に対して耳障りのいいことを言う場ってわけじゃないと思うんだけどな。
演説が選挙に影響を与えるのはあって然るべきだし、そもそも演説でないにしろ、その人の行動・発言すべてが選挙に影響を与えるのは当たり前の話。政治屋がイメージ戦略に走っちゃうのもわからなくもないんですが……。
でもなぁ、選挙中に過剰なまでにイメージ戦略に走りすぎると、政権とった後の期待のハードルが半端ないことになりそう。
演説とかではその人が忌憚ない自分の考えを表明して、それについての是非を国民が判断するってのがそもそも『選挙』なんじゃあないんけ?
(アメリカはどうか詳しく知らんが、日本じゃと政権とったらあとは好き勝手って感じじゃからなぁ。公約なんぞ平気で無視やら撤回やらするしの)
それってなぁ、選挙の意味ないじゃないかって思わざるを得ないんだよナァ。
最近若者の投票率が悪いだの何だのと愚痴たれてる政治屋見かけるけど、選挙ってものに対する関心と信用がそれだけ失われてるってことに気づけ。
教育でどうこうなる問題じゃないし、そもそも教育で無理やり「選挙へいきましょー」「どっかの政党に投票しましょー」ってやったらそりゃもう民主主義の主旨から外れてるでしょう。
少なくとも、(人間的とか仕事の大変さとかはともあれ)仕事としては政治屋ってのは『公僕』なんだって前提を忘れんでくれ。
民衆の意見を反映させるのがあんたらの仕事であって、あんたらのわがままを民衆に押し付けるのが『政治』じゃないんだってばさ。
こんな誰も見てないようなところで愚痴りたくなるほど、酷いよ最近。目に余るというか。
(ま、日本人の大半がこうして一人で愚痴るだけで意見を表明せんのも政治腐敗の要因なんじゃろうがなぁ)