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サウンド・オブ・ミュージック 9月11日

2010年09月11日 23時48分00秒 | 観劇

月曜の午前中までは智恵さんのマリアだったのですが、夜には沼尾さんとのダブル。
今日のマチネは解りませんが、9日だけが智恵さんだったみたいです。
本来、3人目のマリアとしてキャスティングされていたので、どのタイミングで出演が決まるかというだけの話ですが、週始めからダブルになると言うのは予想外でした。
開演前までは僅かに期待をしていたものの、キャスボに沼尾さんの名前を確認。
これで、沼尾さんのマリアに集中することに。

「サウンド・オブ・ミュージック」
沼尾さんを見るのは、4月のオペラ座以来。
第一印象は、痩せた?
元々細い方だけど、それでもそんな印象を受けました。
WICKED開幕後しばらくして、かなり痩せてしまい心配をした時の記憶が蘇りました。
歌声は、智恵さんやはるちゃんと比べると、柔らかな感じの歌声です。
笑顔は良い表情をしているのですが、動きが小さめなのかな?
歌い終わった後、転換で見えなくなるまで笑顔で丘を駆け上っていくのが印象的でした。
「修道院にて」
修道院長に「院長様、私なら大丈夫。私の山。私を育ててくれた、山。・・・」のテンションが低いんですね。
「私のお気に入り」
歌い始めた院長に躊躇いを感じながら周囲を見回しているのですが、歌を止めない院長に「は~」とハッキリ聞こえる吐息。
対照的に、歌い終わった時、すっごいハイテンションで笑っています。
トラップ家で9月まで家庭教師をやるように言われた時も、溜め息をついています。
院長に歌う許可を貰ったときに、笑顔なしです。
「自信をもって」
この曲は、マリアの心境の変化が見られて、良かったです。
ちょっとだけ気になったのは、WICKEDのグリンダで聴かせてくれた、様々な声。
シーン毎に様々な表情のある声を聞かせてくれたのですが、ここでもハッキリしたものではないものの、チラホラと出てきます。
好みの問題かも知れませんが・・・。
「トラップ家~ドレミの歌」
大佐と会話を聴いていると、ピッチが早く感じます。
子供達とのファーストコンタクトでは、リーズルの「家庭教師は必要ないわ!」に対して苦し紛れに[良かった!お友達になれるわね。」の「良かった」に戸惑いが感じられず、リーズルが好意的だったかのような「良かった」みたいです。
クルトがルイーザを止めるシーンでは、クルトかマリアかはハッキリしないのですが、立ち位置が大きくズレていて、クルトがマリアを見付けるのに180度以上振返っていました。
ドレミの歌で、子供達が付いてきてくれず落胆した表情で「ウォ、ウォ、ウォ」と歌いますが、グレーテル、マルタ、ブリギッタ、クルトとマリアに答えてくれるに従って、明るく元気な表情になって行きます。
この様子は、他の2人のマリアと比べてもハッキリ解るもので、私はとても好感が持てました。
後半のマーチングは、元気いっぱいの智恵さんマリアに近いイメージです。
この曲は、観ていて楽しくなり、一緒に歌いたくなってきました。
「もうすぐ十七歳」
以前から気になっていた、亀山ロルフの「大人達」の時にする振り。
リーゼントを整えるような仕草から、タバコに火をつける仕草に変わっていました。
誰かから、指摘があったのでしょうか?
「マリアの部屋~ひとりぼっちの羊飼い」
丹さんのシュミットがマリアに対して、大佐が歌を禁じている訳を説明している辺りの口調が重くて、これ以上トーンが落ちるとミステリーというかおどろおどろしいイメージになってしまいそうです。
もう少しトーンを上げるか、ピッチを早めても良いのでは?
「大佐VSマリア」
遊びから戻ったマリアと子供達を見た大佐の怒りが、いつもにも増して迫力を感じました。
でも、子供達に愛情を注いで欲しいという、マリアの想いは伝わってきます。
大佐に対して子供達に愛を注ぐよう説得するシーンは、一気に語っているためか早口で進んでいるかのような印象を受けました。
子供達を抱きしめ、自身の誤りに気付いた大佐がマリアを見つめるシーン、今までよりも優しげに見えたのは、私だけでしょうか?
お菓子のつまみ食いは、「シスターになるんです。」の言葉のみ。
後ろ手にしてお菓子を隠したままで、掌を合わせませんでした。忘れてしまったのかな?
「すべての山に登れ」
先週も書きましたが、今週も秋山さんの素晴らしい歌声が響き渡りました。
「ひとりぼっちの羊飼い~帰ってきたマリア」
とりあえずマリアを子供達の元へ送る大佐ですが、マリアの服を見て「マリア先生、その新しい服は?」の台詞を珍しく噛んでいました。
「まりあ先生、そのあ○○○。新しい服は?」
大佐、沼尾マリアに見とれて、台詞を忘れてしまいましたか?
やはり、沼尾さんがお気に入りかな?(笑)
沼尾さんと芝さんって、この作品以前に共演しているのかな・・・。
私は見ていませんが、李香蘭で共演しているのかな?
「なにか よいこと」
智恵さんやはるちゃんとは一味違う感じですが、良い感じで歌い上げています。
「マリアとリーズル ~もうすぐ十七歳」
抑え気味の声がリーズルを包みこく様に、優しく、心地よく響きます。
このシーン、好きです。
提督が督促に訪れる辺りからの妻として母としてのマリアの姿は、大佐を守り子供達を守ろうとする強い気持ちが伝わってきます。
アルプス越えを決意したとき、修道院長との別れははるちゃんマリアと同じパターンです。
山越えに向かおうとするマリアの手を話さず、引き戻されるかの様に振返ったマリアに、修道院長が別れを惜しんでいます。
智恵さんのマリアだけが、両手を握り修道院長との別れを惜しんでいます。
カテコの沼尾さんの笑顔を見ていると、やはりまだ硬さが取れないのか、沼尾さんの中のマリアがフィックスしきれていないのかなと思えてきます。
既に20回以上も足を運んでしまった人間の感想なので、普通に観ている方々にはご理解いただけない部分や異論もあるかと思いますが、あくまでも私の印象です。

今日の公演で、手持ちのチケットから旧タイプの横長のチケットがなくなりました。
ものには必要な大きさとでも言うようなものがありますが、現行のコンパクトなチケットは小さすぎる気がして・・・。
本来の目的ではチケットレスになるはずなので、やむを得ないのかも知れませんが、ちょっと寂しい気分です。

来週はイベントに合わせてチケットを取ってしまったので、今日とは違う沼尾さんのマリアを期待しています。

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四季劇場[秋]2010年9月11日
マリア沼尾みゆき
トラップ大佐芝 清道
修道院長秋山知子
エルザ西田有希(劇団俳優座)
マックス勅使瓦武志
シュミット丹 靖子
フランツ青山裕次
シスター・ベルテ佐和由梨
シスター・マルガレッタ矢野侑子
シスター・ソフィアあべ ゆき
ロルフ亀山翔大
リーズル五所真理子
フリードリッヒ鳴戸嘉紀
ルイーザ飯塚萌木
クルトラヴェルヌ拓海
ブリギッタ片岡芽衣
マルタ内田花音
グレーテル西山寿奈
男性アンサンブル池田英治
井上隆司
見付祐一
北山雄一郎
高橋基史
奥田直樹
蛭沼建徳
柳 隆幸
女性アンサンブル倉斗絢子
真 優香
山本志織
小島由実子
浅井美波
趙ミンジョン
深見雅子
原 彩子
コンダクター平田英夫