先日、あいも変わらず夕陽の撮影をしていた時のこと。
荒川の土手で、富士山が写せる数少ないポイントには、小学校の裏門があります。
日没直前にボールを持って裏門から出てきた小学生が、空を指差し『何だ、アレ!』。
指差す方角を見ると、茜色に染まった空に金色のラインが。
同じ長さの金色のラインが、少しずつ移動をしていると言うもの。
(写真では太陽の上方に明るい線上に写っています)
結局、謎は解けぬまま、暗くなり始めた周囲に気付き、帰って行きました。
せっかく、正体を説明してあげようとカメラを向けたところだったのに・・・。
皆さんもご覧になったことがあるかと思いますが、正体は高い位置を飛行しているジェット機から出ている飛行機雲がその正体なんです。
高度が高いため、周囲が暗くなっても反射率の非常に高い飛行機雲は背景の空よりも遥かに輝いて見えます。
飛行機雲は、気象条件によって長さを変化させます。
時には非常に長い姿を見せたり、時には機体の数倍程度の長さだったりと。
この機体の数倍程度の長さの雲を従えてジェット機が飛ぶとき、子供たちが頭を悩ませた金色のラインが出来上がるのです。
UFOの、正体見たり!というところでしょうか?
帰宅途中に後楽園で下車して、東京ドームシティへ行ってきました。
東京ドームと道路をはさんだ位置にあるLaQuaでも、先週末くらいからイルミネーションがスタートしました。
東京ドームは、ドーム自体がライトアップされて浮かび上がっているうえに、並木のライトアップや観覧車までライトアップされていて、見ていて飽きさせません。のんびりと歩くには、良い感じです。
これに対して、LaQuaは『光マンダラドーム』と名付けられたイルミネーションが印象的です。
こちらは、ベンチに座って見入っている人が多くいます。
夕方の時間帯に出かけて、イルミネーションの奥にあるメリーゴーランドが動いていると、もっと絵になりそうな気がします。
今年で7回目の開催となる東京ミレナリオが、今回で終了となるそうです。
第3回の2002年から毎年見てきたので、ちょっと残念です。
年々増加する見物客と警備を考えると、限界でもあるんでしょうね。
木枯らし1号が吹き荒れた午後、お台場海浜公園のデックス東京ビーチに行ってきました。
昨年に引き続き、高さ20mもの巨木にイルミネーションを飾りつけたツリーが点灯しました。
今日(12日)は点灯式ということで、大黒摩季さんが点灯式のイベントに参加していたようです。
このロケーションは、お隣の台場駅に比べるとレインボーブリッジの正面方向によるため、今ひとつ迫力が欠けるのですが、その分大きなツリーを飾っているようにも思えます。
そんなことを考えながら撮影をしていると、頬に冷たい感触が。
手にも感じたので目を向けると、なんと雪が!
スノーマシンでイベント用に雪を降らせていたのです。
ただでさえ強風で寒いのに・・・。
ロマンチックな気分に浸れるはずの演出も、カメラを持つ手が凍えてしまいました。
台場駅前のアクアシティでもピンクリボンキャンペーンに協賛したピンクのイルミネーションのツリーが点灯式を行っていました。
同じく台場駅前のグランパシフィック メリディアンのホテル前プラザには、ルージュのツリーが。
各地で一斉にクリスマスイルミネーションがスタートしたようです。
下町では酉の市が行われ、年の瀬が近付いてきたのを感じさせてくれたと思ったのもつかの間、六本木ヒルズでは年末に向けてのイルミネーションが点灯しています。
アーテリジェント・クリスマス2005と呼ばれるイベントが、11月7日から始まっています。
ここのイルミネーションは、White & Blueが基本。
六本木ヒルズの66プラザや、けやき坂は淡い光に包まれます。
けやき坂を渡る連絡ブリッジからは、けやき坂のイルミネーションとともに、ライトアップされた東京タワーが浮かび上がります。
これから年末にかけて、さまざまなイルミネーションが街中に彩りを添えてくれます。
今年は、どんなものが見られるのか、楽しみです。
9日は、酉の日。
東京入谷の鷲神社では、午前0時の合図とともに酉の市が行われます。
縁起物の熊手を売る店が、狭い境内に所狭しと並びます。
この熊手、店にあるものは大きく派手なものが大半ですが、元々は『かっこめ』と呼ばれ、開運・商売繁盛のお守りとして、鷲神社から授与されたものだそうです。
今年は酉年ということもあり、特に意味のあるものだそうです。
店によっては、大きなものから『売約』の貼り紙が付けられ、馴染みの名前が書き込まれています。
商談がまとまれば、商売繁盛の掛け声とともに手拍子が響き渡ります。
そんな光景が、深夜0時まで続きます。
今年は、21日が二の酉となり、再び同じ市が立ちます。
年によっては三の酉まであり、こんな年は昔から火事が多いと言われたりもします。
この行事が終わると、下町にも秋が訪れます。
都心は立冬を過ぎても暖かな日が続いていて、秋を感じられるところはまだまだ多くはありません。
同じ都内でも、西部の立川辺りまで行くと、気温も都心部と比べて低いために秋も一足先に感じることができます。
小さな秋を探しに、立川の国営昭和記念公園へ行ってきました。
立川口のゲートから入るとまず目に入ってくるのは、半分以上が黄色く色付いたいちょう並木です。
まだ緑の葉が残ってはいるものの、高さを揃えられた並木には陽射しが差し込み、美しいアーチを作っています。
神宮外苑や東京駅から皇居前のいちょう並木が色付くには、もうしばらく時間がかかりそうです。
公園を奥まで進むと日本庭園があり、こちらでは楓の色付いた葉に目が移ります。
まだ緑が濃いものがあるかと思えば、日没直前の夕陽の赤をたっぷり吸い込んだように真っ赤なものまで。
さすがにこんなに色付いたものを見ていると、秋を時間させられます。
東北の山々のような錦秋と言う言葉が当てはまるような鮮やかさはないものの、色付いた木々の葉に心を奪われます。