ここ数日、東京は桜が咲きまさにお花見日和が続いています。
写真は「千鳥ヶ淵」の桜。友人が送ってくれました。綺麗ですね~
さて今日は真面目なお話。
大きな地震がおきると注目される住宅やマンションの「耐震偽装問題」
以下は2月に発覚していたニュースらしいのですが昨日の新聞に載っていたものです。
昨年6月に東京都練馬区の建て売り会社「一(はじめ)建設」が分譲した一戸建て住宅681棟に強度不足が見つかった、というニュースはご存知でしょうか?
昨年末にはこの設計に関与した5人の1級建築士が資格取り消し処分を受けています。
処分された5人の設計士はは国交省の聴聞に対し、「過去に設計した、似たような住宅の設計データを使い回し、コピーしてはり付けただけの設計図を提出していた」と説明。
国交省では、実質的に耐震性の検証を省略していた悪質な事案と判断した。
実はこの会社の分譲物件ですでに判明している681棟に加え、新たに588棟で強度不足(筋交い不足)が確認されていたことがわかった、というのです。
この会社はは昨年6月の公表時、過去に分譲した2万7000棟の
「全棟を調査した」と説明していましたが、実際は3割程度の抽出調査しか行っておらず、問い合わせてきた購入者にも虚偽の説明をしていたそうです。
同社は、この際、報道機関の取材に「全棟を調査した」と説明。
電話などで問い合わせてきた681棟以外の購入者にも、「今までに当社から連絡がないのなら問題がないと考えてほしい」と話していた。
実際に当社
おうちの相談屋本舗 にご相談された方も数名いらっしゃり私共も「一建設」のプレス発表を信用
「業者側から何も連絡がないということは大丈夫だったということですね。」なんて答えてしまっていた。
大変申し訳ございませんでした。
もっとも私共が内覧会に同行する際やご相談を受ける際には
「図面に誤りがないこと」
「業者のいうことに嘘がないこと」を前提としています。
そこから疑ってしまったらキリがない。
しかしそこに嘘があったら私共はお手上げです。
最初から「この中に嘘がある」という前提のもとに検査をするとなると倍以上の労力や神経が必要となるからです。
当社にご相談のお客様の中には、昨年この会社がこのような問題を起こした会社と知らずに契約し、後から知って大変悩んだ、という方もいらっしゃいました。
普段から「建築関係」のニュースには神経をとがらせている私共と違い、素人の方はこういったニュースもあまり気にならないようですね。
だからこの会社の名前を聞いてもピンとこない。
当然、この会社が施工販売した全ての物件が耐震偽装の疑いがあるわけではないし、実際に私共で検査した限り悪質な物件は見られなかったですが、隠蔽しようとする体質や平気で嘘をつく会社のやり方は最低です。
知らない方が不安な思いをされることがないように今日はあえてこの業者名を出しました。
なお、戸建の場合はマンションとは違い「耐震不足」と判明しても補強工事が簡単です。
「耐震不足」と診断されたら速やかに耐震補強工事をしてもらって下さい。
今回こそ、すでに問題があるとされた物件の所有者には全て連絡がいっていると思いますが、過去にこの会社の物件を購入され入居されている方は、会社側から何の連絡がなくても一度問い合わせてみるといいかもしれませんね。
「耐震診断」「住宅相談」「内覧会同行」「建築現場検査」「住まいの点検」お受けします。
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