今日は住宅のお話。
新築住宅(マンション)には法律により欠陥は保証しなければならない義務があります。(具体的にはまたの機会に説明します。)
その他に売主(デベロッパー)や施工者(ゼネコン)による
定期点検 があるのが普通。
業者により違いますが、3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月(全て又はこの中で何回か)を目安に無料点検を行い、軽微なことはここで是正してくれます。
建物は生活が始まり、この時期に色々不具合が出て来る事があります。
というのも「建物が生活に馴染んでくる」ので、業者側も軽微に手直し出来る時期に点検を行うようにしているのです。
この点検で不具合が見つかり、大掛かりなことが発見されたとしても後に事故になることを考えれば「不幸中の幸い」と思い、指摘事項によってはお客様の負担になることもあるかもしれませんが、手直しした方が結果的には良い結果となります。
「都合がつかないからいいや」などと思わず受けられる「点検」はこまめに受けてください。
意外と知られていませんが、定期点検(通常は目視による点検)は無料ですが、手直し工事によっては有料になることもありますので全て無料だとは思わない方がいいですね。
業者による定期点検は業者より時期になりますと事前に連絡(電話又は書面など)があります。
当然、新居での生活が始まっているので、基本的にはお客様の都合に合わせて日時の設定をしてくれますが、お客様からの要望並びに連絡がなければ点検の必要なしと言う判断をされることもあります。
点検の方法は
★給排水の漏水チェツク
★電気系統不備のチェック
★建具の調整等
で軽微な項目はその場で手直しする(一般的に職人さんも同行します)こともあります。
但しクロス、床フローリングなどのキズ、ヨゴレなどは生活によりつくことが多いので範囲外となります。(手直しとなれば有償となるでしょう)
また上記チェックで不備が見つかり手直しが必要と判断されても、項目によっては(たとえば配管のつまりなど)有償になります。
次に定期点検をより良く受けるための方法をお話致します。
定期点検とは業者側の決め事で「一方的に検査をします」ということ。
お客様の希望する事、要望を聞く事、解決する事(多少はありますが)ではありません。
よって、お客様の希望を叶える為には別途費用と時間を要することになります。
そこでお客様(買主)の要望を業者へ伝えるためにご自分で下記の準備を行うといいかもしれません。
① 新築戸建、マンションにお住まいの方には引渡し前に内覧会がありその際、内覧シートに手直し事項、質問事項を記入し手直しを行ったと思いますが、その内覧シートを利用し、
定期点検用シート を作ってください。
もしなければ、「パンフレット 平面図」等の部屋の配置、形がわかるもの(手書きでもOKです)をA3用紙を使い 左側(又は右側)に図面(A4サイズ)、反対側に指摘事項を書き込めるようなスペースを作ります。
その用紙にお客様ご自身が気になる指摘事項の場所と内容を書き込み、売主の担当者(内覧時に設定されている不動産業者の担当者)宛てへ郵送してください。
② 事前にデベロッパーの担当者より連絡があるので、キズ、ヨゴレ等ではなく、機能的な不備(ドアーの鍵がかかりずらい、サッシが重い、蛇口より水がたれるなど)を伝える事で 点検当日に職人さんを同行し詳しく調べ、あわよくば手直ししてくれるかもしれません。
③ 事前にお客様の情報を提供することで、業者側も段取り(手配 準備)がとりやすく、お客様に対する対処がとりやすくなります。
④ 業者も同じ人間ですから、嫌味なお客様には対応が悪くなり、本気でお願いされるお客様には丁寧な対応をしてくれます。
上の項目で一番大切なことは①の点検シート作りです。
めんどくさがらずに挑戦して下さいね。
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