最近というかここ1年くらいテレビが面白くない!
不景気の影響は当然ここまできているらしく番組制作費も相当削られているのか、どの番組も似たり寄ったり、過去の映像をつなぎ合わせたものも多くみられます。
ドラマのほうも最近「安売り」を始めたらしいジャニ君たちのドラマもイマイチだったりして・・・
ということで秋の夜長は劇場で見損なった映画や面白かったドラマなどを見ることが多くなりました。
で、今日のオススメはコチラ
地元の☆(?)金井勇太くんも出演。
主演の松田翔太くんよりも出番多かったかも・・・
イキガミとは「逝紙」のこと。
正式名称は「死亡予告証」
舞台は国家繁栄維持法(通称「国繁」)という法律が制定されている日本。
国家繁栄予防接種が義務付けられ小学校入学時にある予防接種が実施されます。
予防接種に使用される全ての注射器の0.1%に「ナノカプセル」が混入しています。
ナノカプセルは接種後、体内を漂い最終的に心臓の肺動脈内でとどまり、生命力がピークに達する18〜24歳までの予め設定された日時・時刻に破裂し、カプセルの保持者は死亡するということ。
つまり国民の1000人に1人は18歳から24歳の間に死ぬという。
この法律の目的としては、平和な社会に暮らす国民に対し、「死」への恐怖感を植え付けることによって「生命の価値」を再認識させること。
人々は「自分は死ぬのでは」という危機感を常に持ちながら成長することになります。
その「危機感」こそが「生命の価値」に対する国民の意識を高め、社会の生産性を向上させる。
絶対にありえない、とは思うのですが、確かに「自分はもしかしたら20歳前後に死ぬかもしれない」と思ったら一生懸命生きる努力をするかもしれない。
無事に25歳まで生きられたら自殺なんてもったいなくてできないかもしれない。
物語はこの「イキガミ」を配達する「松田翔太」くんと、「イキガミ」の配達を受けた3人の若者を中心に進んでいきます。
「金井勇太」くんはミュージシャンの卵。
ようやく決まったテレビ出演の前日にイキガミが届きます。
彼が本当に歌いたかった曲は?本当に一緒に歌いたかった相手は?
「山田孝之」くんはチンピラ。
両親を事故で亡くし妹はその事故で目が見えなくなっています。
その妹に「成海璃子」ちゃん。
兄は自分の死後、自分の角膜を妹に移植をと考えていますが妹が気づきかけ・・・
病院中の皆の善意で妹は手術台へ向かいます。
妹を見送った後、兄は「死にたくない」と言って泣きます。
「風吹ジュン」さんは国会議員。
引きこもりの息子にイキガミが届きますが彼女はそのことまでも自分の選挙に利用しようとする。
彼女に母親としての愛はないのか?
期待以上に見ごたえのある作品でした。
「自分の命を大切にしなくちゃ」と改めて考えさせられました。
お勧めです。