正常性バイアス

ご近所の蝋梅（ロウバイ）
この花、本当に「ロウ」のようなんです。
まだ蕾のほうが多いですがとてもいい匂いがします。


さて本題。
昨日は阪神淡路大震災から１２年目。
ということでテレビや新聞ではいろいろとりあげられていました。
もう１２年も経ってしまったんですね。
でも大震災は他人事ではない。
決して風化させてはいけない出来事なので各メディアには大いに取り上げてほしいと思います。

昨日の読売新聞にも 正常性バイアス という言葉が取り上げられていました。
「バイアス」とは先入観や偏り、ゆがみのこと。
　
外界の強烈すぎる刺激に対して、理知的動物がそれを心理で抑制して、慌てないようにしてしまうこと。
パニックの反対と考えていいかもしれません。

当然、日常性を保護するために必要な措置なのですが、度が過ぎると「本当の危険」に対しても、「煙はやがて収まるだろう」とか「今の地震が全てで予震などではなく、もっと大きな地震などやってこない」とか、暴風雨被害や津波、テロ等々あらゆる事態に対して、緩い判断をしてしまいかねない。

以前は、災害が起きたときにパニックになることが一番心配されていました。
ところが、パニックを避け冷静に対処しなければという心理が過度に働くと、今度は人は自動的に危険に対して感度を下げる癖があるというのです

確かに最近私も地震が度々起こると「またか」と何もしないでジっとしていることが多いです。
それではいけない、ということ。

阪神淡路大震災では実に亡くなった方のうち８０％以上が建物や家具などの崩壊によるものだそうです。
早めに行動していればもしや助かった命があるかもしれない。

「パニック」も恐いけど「正常性バイアス」も恐いです。

とにかく日頃からの心がけと、いざというにはすぐに「逃げる」クセをつけましょう。



「耐震診断」「住宅相談」「内覧会同行」「建築現場検査」「住まいの点検」お受けします。
おうちの相談屋本舗　

住宅相談の話題をご覧になりたい方は
住宅相談のカテゴリー　を
保険の基本や裏話をご覧になりたい方は
保険のカテゴリー　を
税金を分かりやすく知りたい方は
税金のカテゴリー　をご参照下さい。
その他、具体的なご相談は
おうちの相談屋本舗 のホームページより無料メール相談をご利用下さい。