今日は柳誌の編集会議の日で朝からおでかけ。
車はいつものボートハウスの駐車場を考えたのだが、なにぶん湖面に近く水没の可能性も無きにしもあらず。
用心のため倍近く距離は遠くなるが、下江津のビジターセンターの駐車場に車を止めて歩く。
一般駐車場は万一に備え、駐車禁止となっていた。
空は雲が垂れ込めていたが、幸い雨は降っていなかった。
流石に子供連れや犬の散歩などはいなかったが、傘を手にしてジョギングやウオーキングに励む人達はいた。
ほとんど、運動依存症状態の人達で尊敬に値する。
風がやや強めなので、風下にあたる岸部には水草が押し寄せていた。
ほとんどが外来の駆除対象の水草である。
いつも思うのだが、食用に開発出来ないのだろうか。
食べたらシャキシャキとして、見た目旨そうな水草も多いのだが。
そんな水草に混じって、かろうじて駆除対象から外れている「ホテイアオイ」が薄紫の清楚な花を咲かせていた。
同じ水草なのに、扱いが違うので花まで優しく見える。
増水と強風によって、打ち上げられたのであろう、階段の3段目くらいまで水草が乗っていた。
通常はこの擁壁の下に岸辺の土の部分があって、子供達の魚釣りをよく見かける場所である。
ボートハウスの横の、湖面清掃の作業船の船着場もかなり沈んでいた。
右手の島になっている部分の左手に浅瀬があって、浮き草ではない水草が繁茂している場所があったのだが、完全に水没していた。
残った小さな島ではシラサギが首をすくめていた。
いつもは沢山いるバンのような水鳥たちも、今日は何処かに身を潜めているのか姿が見えない。
シラサギもあきらめ顔で草むらに佇んでいる。
ただ、動物園との境にある小さな小川に架かる橋は、まだ橋桁までの水位には余裕があった。
いつだったか、この橋が水没寸前のことがあり、あの時はさすがに編集会議の席を抜け出して、駐車場の様子を見に行った。
その経験があったので、すこし高い場所に位置するビジターセンターの管理等の駐車場に停めたのだ。
編集会議の途中でも、突然雨音が激しくなることも何度かあったが、過去の例を参考に特に慌てることもなかった。
現在九州北部が線状降水帯になっているが、前線が南下する予報なのでこれから当地も油断出来ない。
今までも十分雨が降り続いているので、今夜以降は要注意である。
「ゆっくりと走りたいのに急かされる」・・・・しろ猫