滋賀県高島市社会福祉協議会が地域の風景画を描いた絵屏風を使って、介護保険の機関やふれあいサロンで回想法を進めている。この回想法を使って、さらにふくしのまちづくりを進めることを目指している。これは、日生財団の助成で行っているものである。
このことで、脳学者の茂木健一郎さんに基調講演をお願いし、実践報告とシンポジウムが開催された。このプロジェクトは2年半の事業であり、今回は中間報告であり、最後まで後1年を残している。そこで、日生財団の審査委員でもあることから、本プロジェクトに対する講評を依頼され、参加させていただいた。
茂木さんの講演は、「思い出」について話して頂いたが、脳というのは、里山と同じで、できる限り自然にしておき、時々手入れをすることであるという。この手入れとは、思い出すことであるという。現代人は、インターネットの時代を迎えて、思い出すことの訓練ができにくい環境にいるという。思い出すことを繰り返すことで、脳の活性化ができるという。
このような思い出を高島市のなかで過去に作られてきた絵屏風を使って話し合ったり、あるいは絵屏風を作ることで、回想法を行っている。これが、介護予防や認知症予防ということであれば理解できるが、このような活動からいかにまちづくりを行っていくのであろうか。
これは、シンポジウムと実践報告で分かってきたが、回想法は、高齢者が語り合うことがポイントであり、お互いが理解し合うことになり、個々人が介護予防や認知症予防をできたということを超えて、地域での活動に広がっていくことができるという。この評価については、残りの1年間で一層促進して頂くことであろう。さらに、社会福祉協議会は「思い出ガイド養成講座」を行っていくということである。
個々の地域で高齢者が話し合うことを進めていき、思い出ガイドが、地域の子どもとの交流に活用されることができれば、介護や認知症予防を超えて、ふくしのまちづくりにつながっていくことになろう。今後の活動に期待したい。
このことで、脳学者の茂木健一郎さんに基調講演をお願いし、実践報告とシンポジウムが開催された。このプロジェクトは2年半の事業であり、今回は中間報告であり、最後まで後1年を残している。そこで、日生財団の審査委員でもあることから、本プロジェクトに対する講評を依頼され、参加させていただいた。
茂木さんの講演は、「思い出」について話して頂いたが、脳というのは、里山と同じで、できる限り自然にしておき、時々手入れをすることであるという。この手入れとは、思い出すことであるという。現代人は、インターネットの時代を迎えて、思い出すことの訓練ができにくい環境にいるという。思い出すことを繰り返すことで、脳の活性化ができるという。
このような思い出を高島市のなかで過去に作られてきた絵屏風を使って話し合ったり、あるいは絵屏風を作ることで、回想法を行っている。これが、介護予防や認知症予防ということであれば理解できるが、このような活動からいかにまちづくりを行っていくのであろうか。
これは、シンポジウムと実践報告で分かってきたが、回想法は、高齢者が語り合うことがポイントであり、お互いが理解し合うことになり、個々人が介護予防や認知症予防をできたということを超えて、地域での活動に広がっていくことができるという。この評価については、残りの1年間で一層促進して頂くことであろう。さらに、社会福祉協議会は「思い出ガイド養成講座」を行っていくということである。
個々の地域で高齢者が話し合うことを進めていき、思い出ガイドが、地域の子どもとの交流に活用されることができれば、介護や認知症予防を超えて、ふくしのまちづくりにつながっていくことになろう。今後の活動に期待したい。