立ち止まった時に偶然見つけたのは、
このライチョウ♂。後ろの岩と同じ色なのは
保護色と知っているのか?
こちらが立ち止まってじっとしていると、
草を啄んだり休憩したりと、その場を離れませんでした。
近さは3mくらいだったでしょうか。
私たち家族3人の他には人の姿はなく、
最後に遠慮してその場を離れたのは私たちでした。
大きさはチャボくらいの大きさで何とも綺麗な瞳でした。
帰りに室堂の隣にある立山ビジターセンターで
ライチョウを見たことを伝えると、シールがもらえました。
私たちが出会った周辺はメスとヒナの確認はあっても
オスの目撃はなかった場所だそうです。
ヨーロッパライチョウは狩猟対象となっているため、
人の姿を見ると遠くに逃げていくそうです。
それに比べて日本のライチョウは、山岳信仰の鳥とされ、
大切にされて来ました。これほど近くにいても逃げないのは、
人と野鳥の共生の証でもあります。
ビジターセンターではライチョウの映像を見学できたので
ライチョウの生態のおさらいをしました。
昨年は室堂周辺で出会えなかったライチョウ、
今年は遠くのメスとヒナの姿も見ましたが、
ヒナの多くは、キツネ、オコジョ、カラス、
チョウゲンボウなどに捕食されたりして、
生き延びることができるのは4割くらいだとか。