読書会のお仲間のお勧めで、
今日は久しぶりにシネモンドで映画を観てきました。
タイトルは「ぼくたちの哲学教室」。
北アイルランドの男子小学校で実施されている
哲学の授業を2年間にわたって記録したドキュメンタリー映画。
北アイルランド紛争によりプロテスタントと
カトリックの対立が繰り返されてきたベルファストの街には、
現在も「平和の壁」と呼ばれる分離壁が存在する。
労働者階級の住宅街に闘争の傷跡が残るこの地区のホーリークロス男子小学校では
「哲学」が主要科目となっており、「どんな意見にも価値がある」と話す
ケビン・マカリービー校長の教えのもと、子どもたちは異なる立場の意見に
耳を傾けながら自らの思考を整理し、言葉にしていく。
宗教的、政治的対立の記憶と分断が残るこの街で、
哲学的思考と対話による問題解決を探るケビン校長の挑戦の日々。
子ども時代から大人の社会に至るまで、
日本の社会にもこのような哲学の授業があったなら
今の日本の社会はもっと成熟していただろうと
思わせてくれる映像であった。対話の大切さをひしひしと感じました。
この映画に出てくるストア派哲学入門の本を読んでみたいと思った。
帰りはチャリで久しぶりに街中を走りました。