私はクラシック音楽を聴くのが好きで、今もTVで録画したオムニバス形式の音楽だけの番組を流しています。
今ベートーベンのロマンス第2番がかかっているのですが、この曲を初めて聴いたとき「なんて繊細でロマンチックな曲なんだろう」と
作曲家がベートーベンだっただけに驚いたものでした。
だって、ベートーベンといえば「運命」「第九」。「エリーゼのために」もあったでしょ。といわれれば、あ、そうだね。っていうくらいのものでしたから。
交響曲も通して聴いてみると迫力のある部分だけでなく、やさしい穏やかな旋律があったりと小さな発見や感動があります。
ピアノソナタ、ヴァイオリンソナタ、弦楽四重奏など、室内楽はBGMとしても受け入れやすいと思います。
ヴァイオリンソナタの「クロイツェル」、素晴らしいです。資生堂のCMで初めて知りました。
諏訪内晶子さんもCMに出演していましたね。
「クロイツェル」がクラシックだとわかったのはNHKの「名曲探偵アマデウス」を偶然見たおかげです。
そうでなければ、資生堂のCM曲だと思っていたことでしょう。
さっそく諏訪内さんのCDを購入しヘビロテで聴いていました。
ただ、残念なことにそのCDにはクロイツェルの第1楽章しか入っておらず。。
クロイツェルは第2楽章も素敵です。そして第3楽章で冒頭部分の鮮烈な主題に戻っていく・・というか発展させていき、きっぱりとラストを迎える。
これは生演奏でその醍醐味がわかるかもしれません。
9月にアリーナ・イブラギモヴァさんとセドリク・ティベルギアンさんのコンサートで存分に堪能させていただきました。
聴き終わった後、一緒にコンサートに行った友人に「ロックでしたね」といったら、その人は「いや、デスメタルだ」と・・。
そのくらい迫力、いえ鬼気迫る演奏でした。
ちなみに私は人類最初のロックンローラーはベートーベンだと思っているのですが、その友人はバッハだと言います。
バッハか~。バッハね~。。今の私にはピンと来ませんが、いつか「うん、そうかもしれない!」って瞬間が来たらいいなと思っています。