ひさしぶりに現代俳句の方々7名と吟行に行った。
私は吟行は3年ぶりかもしれない。
本命に行く前にまずひとりで近くの小峰墓地へ
何度か行ってはいるけれど
まだブログUPしていなかったので
海老原喜之助の作品の忠霊塔
ピエタ像を思わせる!?
記念館敷地内に入って最初の花園の
八重咲の十薬の群れ
初めて見ました!
リデル、ライト両女史記念館に着くと
館長さんと顕彰会会員のかたが
出迎えてくださいました。
そして、とても丁寧に説明してくださり
気持ちよく観覧できました。
2階には句集『日時計』の原書の展示があり
また壁面には患者さんの俳句短冊と
当時の隔離生活を伝える写真が展示されていました。
*句集『日時計』を編集された中澤潮花の
本名は近澤豊榮で、
遺族の方が本名でと仰ったようです。
お写真を拝見しましたが
第一次世界大戦に征ってからこの病気になられたようで
とても凛々しいハンサムな若者でいらっしゃいました。
礼拝堂の前の日時計
針は、記念館のほうに展示してあります。
受洗した方々の納骨堂は、
記念館の右手の丘の上にあり
リデルさんとライトさんのお骨もあるということでした。
もう少しここで時間を過ごしたかったのですが
心残りながら
次の五高記念館に行くために熊大へ
(歩いてなら10分くらいか)
雨も降り出しました・・・
綺麗な煉瓦の校舎で明治22年に完成し
丁度熊本は地震に遭ったが
この建物はビクともしなかったという。
天井が高くて
ふいに鳴ったピアノの音
(展示ピアノを誰か観覧者が弾いたようだ)
もよく響いた。
2階廊下の窓からは
高野槙の大木がよく茂っているのが見える。
当時の黒板
黒の漆が剥げている。
夏目漱石なども使用していたのでしょうかね。
広い廊下
何も展示されていない空室が5教室あったとは
句会のときにY子さんの句で知った。
このあと、
学内のレストランに移動し簡単にランチし
ロビーにて句会を
6人で全26句6句選
俄かに句作されたにもかかわらず
皆さんの句は佳い句が多かった。
(このところ私は、『ピノキオ』韓国ドラマにハマっていて、
一句のみ特選で採ってはいただいたが・・・
ここで、『ピノキオ』について言うと
報道被害についての被害者の苦悩と記者の苦悩、
報道の在り方など問いかけていて
十分に観る甲斐あったし
とても面白かった。
今日の更新で全20話観終わった!)
小峰墓地内の、
ラフカディオハーンがよく通って話しかけていたという
鼻欠け地蔵を探す時間がなかったので
再度行こうと思う。