鎌研坂(かまとぎざか)を上ったところに
夏目漱石の句碑
「木瓜咲くや漱石拙を守るべく 漱石」
その右隣に作家半藤一利による句評の碑
碑曰く、
*「拙を守る」とは、漱石がもっとも好んだ言葉であり、終生持ち続けた生き方の基本である。
出所は、陶淵明の詩の「拙を守りて園田に帰る」か、「老子」の「大功は拙のごとし」かである。世渡りの下手なことを自覚しながら、それをよしとして敢て節を曲げない愚直な生き方をいう。*
・・・後は省略します。
漱石来熊百年の平成8年10月に建てられた漱石句碑だそうです。
そうはいうものの、漱石は意に反してというか、大文豪になりましたね!!
ヒットメーカーですよね。
『草枕』に
「世間には拙を守ると云う人がある。
此人が来世に生まれ変わると屹度木瓜になる。
余も木瓜になりたい。」とあります。
而して、掲句となるのかな。
「降りやんで蜜柑まだらに雪の舟」
有明海が見える蜜柑畑に沿った道路(オレンジロード)の端にあります。
さてさて、
このブログをご覧頂いている皆さま
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
毎年思う。
お正月は嫌いだ!
子どもが小さい時ほど大変ではないけれど
年用意が苦になります。
おせちは買ったのは口に合わないから買わないけれど、
結構手抜きしています。
とはいえ、餅搗きは兄のところで一緒にしましたし、
黒豆やら数の子、するめの醤油漬、なますなどは
前もって作りましたがね。
節目だから仕方ないね・・・・