四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

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金に目が眩んで騙される人は何故これほど多いのか

2007年08月02日 11時46分30秒 | 行住坐臥
騙された金を取り戻そうと中坊が活動したのは住専だったか。

うまい話に騙されるのだから、それは騙されたというのとは違うような気がする。
話のうまさに乗せられたということ自体が楽しかったのであろう。

2円のエビの稚魚を養殖して出荷するときに120円になっていれば、

120÷2=60 つまり出資の60倍の値上がりである。

ところが、一匹のエビを育てるのに、人件費・肥料・電気代・地代など考慮しない。病気に掛かれば薬品が必要である。稚魚から翌日に成魚になるわけではない。

すべてのエビが巧く成長するとは限らない。

とんとん拍子に金が入るのは大体全体の2%以下の人たちである。

以前、猪口衆議院議員がアフリカの飢餓や病気に苦しむ子どもたちを救済する運動をやっていて、100円のワクチンで子どもたちの命が救われると声をたからげて訴えていたことがあった。

100円のワクチンで命が助かると次はその日から食べる食料や水が必要になる。水や食糧は100円では買えない。翌日からの生活を支えなければならない。病気も直ぐには治らないから、新しい投薬が必要となる。病院もいるだろう。いっぱい金がかかる、掛かりすぎるくらいに掛かるのである。

自ら訴え出る人間は損をしないという仮説があるように、猪豚元大臣はそれで質素な服装になったわけでも、からだのお肉が少なくなったわけでもない。

一件美談だが、残酷な状況が現地の人たちの身には待っている。

人間はある狂気にいつも見舞われている。それが正しい方法を示唆するソクラテス的デーモンであればよいが、多くの人たちが洗脳されているのは金ぼけである。

投資するということと投機とはその意味がことなるが、一冊の本を読むために投資しなければ物事は始まらないが、一冊の本に投機することはほとんどないのである。



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