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阿修羅展 九州国立博物館 興福寺友の会の勧め

2009年06月23日 16時37分28秒 | 美術・建築・工芸
阿修羅展が九州で開催されるが、知的レベルと好奇心が九州人にためされる時である。
もちろん中国地方からも押し寄せるであろう。高速道路が1000円の時にどっと押し寄せるであろうとは思うのだが。

私は東京展の最終日の朝早く到着。3時間半並んだが、阿修羅の周りを30回ほど回って外へ出た。ところが、朝と違い、並んでいるひとはほとんどいない。最終日は混むことが予想されたが、午後からは並ばないで入場できたのである。大体表へ出たのが午後2時近くである。腹は減る喉は渇く。朝早くから並んだのは何のためか?

一日一食主義のため、近くのコンビニでアイスクリームを買って食べ、さらに西洋国立館の「ルーブル展」に並ぶ、こちらはかなり混んでいた。当日真夏日カンカンデリの中、またしても3時間も並んで、予想では2時間位であったが、思わぬ横手の方までとぐろを巻いて、予想以上に並ばされた。朝の4時からずうーっと立ちぱなっしでさすが疲れてしまう。朝ご飯は上野駅で立ち食いそばを食べただけである。アイスクリームは腹の足しにはなっていない。

ルーブル展は意外とつまらなかった。パリのルーブルには十数回行っているので敢えて行く必要もなかったが、最近は海外へ出る機会もなく、わざわざパリへ行くこともないので、思わず誘い込まれてしまった。それにしてもお粗末であった。確かに、ラツゥールとフェルメールはすばらしい。だが、フェルメールは海外へ見に出かけている。このお針子の絵は女優の星野智子が詳しく書いた本がある。ラツゥールは西洋美術館で特別展をやったが、あの時は圧巻であった。珍しいものにデカルトの肖像画があった。帰りにデカルトの肖像の絵葉書を買おうと思ったが、人気がないと見えてデカルトの絵はがきは売っていなかった。今後は京都市立美術館に異動する。

最近はTV番組などで阿修羅像の詳細な状態をハイビジョンで映し出すので、実際の像を見るよりは手に取るようにわかるようになっている。
本物を見るに越したことはないが、人に押されてぐるぐる回るとゆっくりと鑑賞できない。そして何より会場の照明が暗い。最近夜盲症になっているから、さらに暗く感じられる。ニンジンを食べていればよいらしいが、ニンジンも高くなった。カレーを作る時もニンジン抜きが多くなったのでそれで暗がりが弱くなったのかもしれない。

しかし、興福寺にお世話になった時には十二神将などとともに阿修羅像をゆっくり見させていただいた。興福寺は宿坊はされていないが、執事長と事務長とともに外で食事をし、お寺内に泊めて頂いた。寝る段になると、暴走族の単車の音がうるさくて静寂を破られたことがあった。その時ピカッと阿修羅の目が光った。眼光千里を見通すような輝きであった。

阿修羅を究めるは興福寺の方たちの執筆になる

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九州国立博物館 阿修羅展
平成21年7月14日より開催(東京展よりは入場料もお安くなっている)


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