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冥王星の降格問題

2007年06月16日 14時18分37秒 | 美術・建築・工芸
冥王星が太陽系の惑星ではないと言われて1年ほど経つが、冥王星が惑星から降格しなければならない理由は見つからない。「エリス」が発見され、そのことによって降格しなければならない理由はどこにもないはずである。もちろん一般人が天王星・海王星・冥王星を肉眼で見ることはできない。木星と土星は肉眼でもその姿をみることができるし、望遠鏡を使えば土星の輪が見えるほどに土星は近くにある。天王星・海王星・冥王星は発見も新しい。もともと大型望遠鏡が作り出されてからの発見である。詳しいことは知らないが重力による他惑星の軌道が天王星・海王星・冥王星の発見にもつながったようでもある。

冥王星が惑星からはずされる理由はその大きさでは無いと思えてならない。この冥王星は不吉な星、暗い星という意味がある。冥界の王プルートの名前がこの星には付けられている。ポーの小説『黒猫』の名前もプルートであった。

たぶんこれは宗教的な意味合いを持っているのではないかと勘ぐってしまう。科学者だけでは冥王星の降格を決定することは不可能な気がする。新約聖書の黙示録では宗教書にはあり得ない世界が描かれている。チェルノブイリの原発事故のチェルノブイリはロシア語で苦よもぎという草の名前である。これは黙示録に出てくる名前でもある。私の持っている岩波のロシア語辞典1986年版にはチェルノブイリの名前は出ていない。事故があってから多くの辞書はこの地名と草の名前を乗せるようになった。

惑星「降格」の立役者エリス、重さも冥王星超え
2007年06月15日03時08分

 昨夏まで太陽系「第10惑星」と呼ばれていた準惑星「エリス」は、冥王星より3割ほど重いことが、米カリフォルニア工科大のマイケル・ブラウン教授らの解析でわかった。エリスは冥王星よりひとまわり大きく、その発見が、冥王星が惑星から準惑星に「降格」されるきっかけになった。15日発行の米科学誌サイエンスに論文が掲載される。


準惑星「エリス」(左)の想像図=米航空宇宙局(NASA)提供
 ブラウン教授らはハワイのケック天文台や米ハッブル宇宙望遠鏡による観測から、エリスと、その衛星ディスノミアの動きなどを詳しく解析し、重さを割り出した。その結果、誤差を考慮しても「エリスの方が27%以上は重い」と結論づけた。

 エリスは、ブラウン教授らが03年に発見。ハッブル宇宙望遠鏡の観測では、直径は約2400キロで、冥王星(直径約2300キロ)よりひとまわり大きい。

 このため「惑星とは何か」という議論が再燃。国際天文学連合(IAU)は昨夏の総会で、エリスなど3天体を惑星に加える提案をしたが、強い反対で撤回。最終的に、太陽系の惑星を水星~海王星の8個とし、冥王星やエリスなどを「準惑星」とする新定義を決めた。



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