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水 断水 料金未払いで水道を止めるということ

2009年08月19日 02時48分13秒 | 日毎起こること
料金未払いで水道が止められる場合があるが、水道はある基準量を無料にする必要がある。

空気も無料なら本来土地も無料であったはずで、水も無料であるはずである。
つまりゴミの収集を無料にしておいて、生存にかかわる水を有料にするのはおかしいともいえる。

もちろん工業用や洗濯・風呂などは有料化するとしても、飲料水は無料でなければならない。
飲料の部分まで停止すれば生存にかかわる。

土地でさえすべてが私有財産となった場合には、人々はどこへも出かけられなくなる。
今、空気だけは万人のものであると、保証されている。
もしこれが私有化されると大変なことになる。

しかし、水は世界の趨勢から考えるとこれを独占するという発想が生まれている。

都市の中で水はそのままに利用できない状態である。
川の水をそのまま飲むことができない以上、浄水場を建築しなければならない。

そのためには、資金が必要となる。その資金は税金で賄ってきた。
その税収がどんどん目減りし、税金を投入する度合いはどんどん増えている。

コンピュータで管理するようになってから、あらゆる分野にその恩恵は広がったように見えるが、システム維持が莫大になる一方、コンピュータシステムを応用した分野も拡大している。

気温・地震などの管理のためにも、汚染土壌管理のためにも新しいシステムを組まなければならない。

人口が集中すると、学校や病院を建設しなければならない。老人が増えると老人ホームも必要となる。

浄水場も増やさなければならないが、下水道設備も必要となる。
雨が降れば貯水するための設備も必要となる。
コンクリートの街づくりでは、地面がすべて覆われ尽くされ、水の逃げ場がないのである。

そのため都会では何兆円も掛けて工事をしなければならない。
しかし、年々その貯水量を上回る豪雨が降り続ける。

そしていまや浄水場が老朽化しており、それに税金を投入する余裕がなくなってきている。

守るべきものは何なのか、100年先の災害であるのか、3年先の水不足なのか?

ダムは周辺の山林をかなり破壊する。
貯水効果があるようで、水量が増えると一挙に莫大な水を放出しなければならない。
一定量の水は下流に流れないで貯水のため、つまり電力を作るために備蓄される。

昔は清流が都会まで流れ着いていた。
工業化や産業優先社会が、生活の基盤を破壊しながら、贅沢や便利さが得られたと考えた。
しかし、そういう社会は200年しか持たないのである。

海は枯渇し、陸は汚染され、山林は木も生えない。
それもそのはず、本来の水の循環をおかしくしているのである。

レオナルドは川は大動脈、雨は静脈とたとえている。

自然の成り立ちは我々に恩恵をもたらしてくれていた。
そして、戒めのために災害を起こし、そのつど人々は神をあがなってきた。

日本の山には必ず山の神を祭る場所がある。
そこをとおる度に目礼し、お供えをしたものである。
そうして日本人は謙虚な気持ちで生きて来たのである。
それに理屈はない。強く感じるものがあったからである。



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