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科学は何故無限に他人の金を当てにするのか?

2009年11月25日 19時05分17秒 | 日毎起こること
昔の科学者は個人的なラボで発見なり発明なりしてものである。

いまの科学者たちは直感ではなく、試行錯誤であれもやりこれもやり、様々な実験を行う。そのために何百億円も費用が価格のである。

アインシュタインなどは特許局に勤めながら、特殊相対性理論や光電子効果を発見した。別段、研究のために予算を寄こせなどとは言っていない。

まさに科学は必ずしも金がかかるものではない。金がなければ研究は出来ないという甘えが先にあり、つまり金を掛けて研究したものでないとノーベル賞が貰えないとでも考えているのであろうか?

何かノーベル賞が普遍的なすばらしい賞のように考えているようだが、それも甘えではないだろうか?

トルストイでさえそのような賞の対象にもなっていない。
われわれはそんな賞とは関わらずりっぱな人間を捜すようにしなければならない。
田中耕一も随分汚い顔になってきたが、野依氏なども瓢箪から駒が出てきたような顔をしているが、不斉分子というのもかなり自然を逸脱した研究結果である。それらが自然界にどのようないたずらをするかもしれない。

科学は必ずある確率で人間や自然界に対して猛毒を流す。できな猛毒が元にもどせずに禁錮に保管するようなことになる。原発の使用済み燃料にしても、どこにも捨て場がなく、困惑の途上にある。

学問は科学だけではない。科学といっても多種多様な分野があり、数学も科学のお仲間であろう。ものによってはスパコンで計算する学者もいるが、フェルマーの大定理は筆算で解決したのである。最終段階の原稿を書くくらいにしかパソコンを使っていないのである。

至る所で経費は使い切るために使える機械を廃棄し、新しい機械を購入したりしているが、とにかく予算は貰っておかないと来年度の予算が確保できないという不埒な考えが先行しているのである。

せっかく予算を貰っても捏造論文が増え、先走りする研究結果はどれもこれもゾンビに近いものばかりである。ノーベル賞の対象になった研究結果でさえ、その後何か生み出されているかと言えば、ほとんどそのようなこともなく、後々ノーベル賞の成果は間違いであったということもしばしば起こっているのである。

もちろん先見の明がある学者たちは海外の研究所へ行き、研究をするであろう。

競争というのは常に金メダルを取り続けることは困難である。スパコンや科学の成果が世界一であるということは日本では無理なのである。半導体の製造でさえ日本は世界をリードしてはいないし、コンピュータの基盤を配線のためのソフトはイギリス制だというし、電子回路の設計、薬品の設計などに使うソフトも日本製ではないのである。

アポロやソユーズを飛ばしたときの計算機レベルで宇宙ステーションを作り上げることも出来れば、水爆を作ることもできる。実際そうしてきたのであるし、スペースシャトルも今日のスパコンで開発したのではない。中国でさえ有人宇宙ロケットを飛ばし、人工衛星を迎撃する実験に成功しているが、日本は撃墜すると言っておきながら北朝鮮のミサイルを通過させたばかりではなく、誤報だらけの情報であたふたしていたのである。

世界一のスーパーコンピュータを作らなければならない意味が良く分からない。
つまり日本は肝心要のソフトレベルがマッカーサー元帥がいうところの12歳の子供である。こどもにショットガンを渡した親が子供に射殺された事件があったが、こどもは道具の使い方を良く分かっていないのである。

無限の宇宙を計算するにはどのように速い計算能力もけっして速いとは言えないであろうし、とにかく日本の宇宙飛行士たちも国の税金でアメリカを支援しているからスペースシャトルのも乗せて貰えるのである。そういう資金は表面には出ないが、最低でも2兆円を超えているのである。日本は経済力がアメリカに次いで世界3位になろうとしているが、都会の住処の多くは1kのワンルームが多く、1日600円内の外食か、300円の自炊生活を強いられている。

科学の名の下に金をふんだくるのは詐欺師たちがよく使う論法である。自民党はそういう詐欺師たちを抱き込んで再選を狙っているが、豊かなバブルの時代でさえ自民党は研究費の予算を削ってきたのである。それはアメリカが困るからである。坂村健氏のトロン(現在、組込型コンピューターの基本ソフトとしては、世界最大の市場占有率を保持している。)アメリカの圧力で摩擦されてしまった。マイクロソフトを売り込むためにはあまりに安価で完全性に近い(ソフトは1年あまりで書き上げた)もののため、葬り去られたのである。葬ったのは自民党であった。池田信夫などは経済産業研究所にいる間にもトロンの悪口ばかり書いていた。しかし、トロンは蘇ったのである。トロンを使ってのユビキタス計画が進行中であるが、何でも行き過ぎは危険である。

また、高度医療が実際的な医療現場に複雑な構造を生み出し、経営不振、看護婦たちへの過度な負担、知識や技術不足、医療器械に振り回され、機械の操作ができない医師たちも医療現場からどんどん離れて行く、現実があるのである。つまり日本は旧態然とした教育で真剣に新しい動きに対応していないのである。教える方も知識不足のため教えようがない。

大学でも専門学校でも教師が分からないで教壇に立っているのが現状である。

あらゆる分野であるところまで来ると収縮する方向へ向かう。
経済の現象が収縮しだしていることの現実を見れば分かるが、ターニングポイントについては30年以上前からカプラなどが提唱している。

借金地獄は何をもたらすか?
50兆円の赤字国債の持つ意味は恐ろしい。




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