元気の源

猫が大好き、動物が大好きな、パステル画家・山中翔之郎のブログです。

Remember 3・11

2014-08-09 23:49:22 | 日記
本当は昨日投稿しようと思っていたけれど、facebookつながらな~い騒ぎで、タイミングを逸していた。
でも・・・、やっぱり伝えたいので・・・アップ!


暑い! 確かに暑い!
しかし、あんなに冷房を強くする必要があるのかな???
みんな忘れてしまったのだろうか???
2011年・・・3月にあの大震災が起きた年の夏を・・・!

昨日(8日)は久しぶりの外出。
最寄駅まで10分ほど歩いただけで汗びっしょりに・・・。
その状態で電車に飛び乗ったら・・・、「 寒ッ!」
汗が一気に冷えて、慌てて羽織ったジャケットもほとんど役に立たないほど身体中が冷たくなった。
何軒か立ち寄った先でも、その建物内に入った途端に、ヒヤ~~~!
気持ちがいいと思うのは一瞬だけ。 
いくらも経たないうちに身体中が冷えて来る。
冷房が苦手な体質と言ってしまえばそれまでなのだが・・・。

2011年の夏には、決してこんなことはなかった。
あの年の夏も、今年ほどまでにはいかなくても、決して冷夏と言えるような過ごし易い夏ではなかったはず。
原発の問題だけでなく、あらゆる場所で節電・節約が当たり前になっていた。
冷房が抑えられて暑くても・・・、電灯の数が減らされて多少暗くなっても・・・、それをどうこう言う人を見ることはなかった。
むしろ、「これでも十分やっていける」と再確認した方も多かったはず。
あの大震災で犠牲になったたくさんの尊い命が教えてくれた大切なもの。
一人一人の心の中に芽生えたその大切な何かが、あれからたった3年が過ぎただけで、だいぶ薄れてしまったような気がする。

あの時・・・、誰もが、何かをしなければと思った。
そして自分にできることは何なのかと自問した。 
考えるより先に行動した人もいれば、しばし無力感にさいなまれる人もいた。
それでも時が経つにつれ、誰もが気付き始めた。
一人一人の思いと行動がどんなに小さく細やかでも、それが集まれば大きな大きな力になる・・・ということを!

今改めて自分に問いかけてみる。
あの時信じていた“ たとえ小さく細やかでも ”という熱い思いが、いつの間にか、“ 自分一人だけじゃ・・・ ”とか、“ これくらいなら大したことはない ”などと冷めた気持ちになってしまっていないか???
諦めや油断の気持ちはたった一人の心の中ではちっぽけなものかもしれない。 しかしそれがみんなの心に巣食い蔓延れば、そのほんの一瞬の諦めや油断が、やがて大きな大きな取り返しのつかない失望になってしまう。

そうならないうちに、もう一度・・・、もう一度・・・、あの時の気持ちを思い出さなければ・・・。
「 今の自分にできること、やるべきことは何なのか?」
熱く、真剣に考え続けていたあの気持ちを・・・!

そんな事をあれこれと思いながら、効き過ぎの冷房にほんのちょっとだけ感謝しつつ過ごした一日だった。


今日は絵とちょっと離れてしまいました。
皆さんそれぞれが、ほんのちょっとでもあの時のご自身の気持ちを思い出してみるきっかけになれば嬉しいです。
コメント
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